コピーコントロールCD
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方
出典検索?: "コピーコントロールCD" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2008年3月)
エイベックスのコピーコントロールCD(CDS-200)の記録面。帯のようなものがあるのが分かる。これが、オーディオトラックとエクストラトラックの境である。

コピーコントロールCD(英語: Copy Control CD, Copy Controlled Compact Disc)は、主にパソコンでのリッピングやデジタルコピーを抑止する目的で導入されていた技術、もしくはその技術を導入した音声記録媒体の総称である。CCCDと略される。コピープロテクトCD(英語: copy-protected CD)[1]、コピーガード機能付きCD[2]ともいう。

名称は通称であり、コンパクトディスク(CD)の規格としては扱われない。
概要

2000年代パーソナルコンピュータ(パソコン)の進歩によってCDの音楽データをパソコンにリッピングしたのち、音楽ファイルを再生して楽しめるようになった。一方で同時期のインターネットの普及に伴い、この音楽データをWinMXWinnyなどのファイル共有ソフトに違法アップロードする著作権侵害行為も増加。そのため、ソニー・ミュージックエンタテインメントでは音楽データの著作権侵害対策として、世界に先駆けて有料音楽配信サービス「bitmusic」を立ち上げ、他社もこれに追随していた。

しかし、当時の有料音楽配信サービス自体が発展途上であったことから、さらなる違法コピー対策が急務となる。当時の音楽業界は「ファイル共有ソフトを使用した違法コピーによって、CDの売上げが減少している」と主張し、オーディオ機器での再生が可能ながらパソコン上へのコピーが不可能な規格として開発が行われた。

主に音楽用CD-DAに含まれている楽曲情報(データ)をパソコン上で複製したり、リッピングできなくすることが目的であるが、実際には特定の環境でしかコピーコントロール機能の目的を達成できず、表面上は問題なく複製に成功してしまう環境や、コピー目的ではない音楽再生時にまで問題が発生してしまう環境が存在する。また、前述の通りCDの規格外であるため、厳密にはCCCDの正常な再生動作を保証した対応音響機器はほぼ存在しない。

2001年に欧米で発売され[3]2002年(平成14年)から日本でも導入された[4]

アメリカ国内で最初に発売されたCCCDは、2001年5月15日に発売されたチャーリー・プライド(英語版)のアルバム『A Tribute to Jim Reeves』である[1][注 1]。また、メジャーレーベルではユニバーサルミュージックが同年に発売した『ワイルド・スピード』のサウンドトラック盤(英語版)で初めて採用された[6]

日本国内においては、エイベックスが2002年3月に採用した[4]ことを皮切りに他社が追随。初めて規格が用いられたのは同年3月13日に発売されたBoAのシングル『Every Heart -ミンナノキモチ-』(レーベルはエイベックス(AVCD-30339))[4][7]。アルバム第1号は同年3月20日に発売されたDo As Infinityベスト・アルバムDo The Best』(レーベルはエイベックス(AVCD-17110))[4]。また、2003年(平成15年)1月22日にはSMEが“レーベルゲートCD”(後述)と呼ばれるものを展開した[8]

なお、日本国内で発売されているCCCDについては、2002年より日本レコード協会(RIAJ)がCCCD技術を使用したことを示すマークを付与するよう定めている[3]。ただし強制力はない[3]ことから、東芝EMI(現:ユニバーサル ミュージック)がCDS-300方式によるセキュアCDに切りかえた際には、CDS-200およびレーベルゲートCDと比べ機器の挙動が異なることを理由に当該マークを付与していない。また、CDS-200方式の中でもビクターエンタテインメントのエンコードK2(ENC K2)とCCCDを合わせた「CCCD K2」は、独自のロゴのみであり当該マークは付与しておらず、RIAJに指定されたCCCDマークを付与している。また一部インディーズ系の作品にもCCCDだった作品があったが、その作品すべてRIAJに指定されたCCCDマークを付与している。
種類

SafeAudio -
Macrovisionが開発。

key2audio - SONY DADCが開発。

CDS(Cactus Data Shield) - Midbar Technologies(2002年平成14年)12月にMacrovisionに買収された)が開発。

CDS-100

CDS-200

エンコードK2(ENC K2) - ビクターエンタテインメントが独自の技術により音質の向上を図ったもの[9]

レーベルゲートCD(LGCD) - ソニー独自の技術により音質の向上を図りながら、ソニー独自のインターネット認証技術を追加。

レーベルゲートCD2(LGCD2) - 基本的な仕様はLGCDと同じだが、転送ソフトが改良された。


CDS-300

セキュアCD



Alpha-Audio - SETTECが開発。

MediaMax CD3(MediaCloQ) - SunnCommが開発。

XCP - First 4 Internetが開発、ソニーBMGが採用。マルウェアに近い技術を採用し大きな問題になった。

構造上の特徴

CD再生時には毎秒数回の読み取りエラーが発生することから、レッドブックの仕様に「誤り検出訂正の目的でリード・ソロモン符号を埋め込む」と定められている。CDプレーヤーは再生時に常にこのデータに沿い読み取りエラーを訂正しているが、CCCDでは意図的に間違ったエラー訂正符号を記録しておくことによって、機能が正常に働かなくなることを狙ったものである。

多くのオーディオ用CDプレーヤーおよびアナログモードで動作中のCD-ROMドライブでは、訂正が不可能な状態であっても補正機能によって不自然ではない程度に予測補完して再生することが可能であるが、デジタルモードで動作中のCD-ROMドライブでは誤り訂正に成功するまで読み取りを一定回数再試行するため、元々の信号から変化してしまったものと誤認し正しく読み出すことができない(CD-ROMドライブを使用している一部のオーディオ用CDプレーヤーで、再生に不具合を生じるのはそのため)。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:82 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef