コッポラの胡蝶の夢
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コッポラの胡蝶の夢
Youth Without Youth
監督
フランシス・フォード・コッポラ
脚本フランシス・フォード・コッポラ
原作ミルチャ・エリアーデ
『若さなき若さ』
製作フランシス・フォード・コッポラ
フレッド・ルース
アナヒド・ナザロアン
出演者ティム・ロス
アレクサンドラ・マリア・ララ
ブルーノ・ガンツ
音楽オスバルド・ゴリホフ
撮影ミハイ・マライメア・Jr
編集ウォルター・マーチ
製作会社アメリカン・ゾエトロープ
配給 CKエンタテインメント
公開 2007年12月14日
2008年8月30日
上映時間124分
製作国 アメリカ合衆国
ドイツ
イタリア
フランス
 ルーマニア
言語英語
興行収入$2,624,759[1]
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『コッポラの胡蝶の夢』(コッポラのこちょうのゆめ、Youth Without Youth)は、2007年アメリカドイツイタリアフランスルーマニア映画である。ミルチャ・エリアーデの小説『若さなき若さ』の映画化作品。フランシス・フォード・コッポラは、10年ぶりに監督を担当した。
ストーリー

1938年、遺言で8千冊の本を高校に寄付したという70歳の言語学者ドミニクは、自身の言語学の研究も未完のまま、「別の世界にあなたは生きている」と言われて別れたラウラを忘れられない孤独な日々を送っていた。彼女は別の男と結婚して子をもうけ1年後に亡くなったという。ある復活祭の日、彼は突然雷に打たれ病院に収容される。復活祭に亡くなった人の魂は天国に直行するといわれるが、奇跡的に一命をとりとめる。しかも驚異的な頭脳と若き肉体に復活していた。その日、自殺しようと思ってストリキニーネを入れた封筒を持ち歩いていたという。気をつけろと言われていた6号室の女性と寝てどの言語の質問にもよどみなく答えたという、その超常的な現象をヒトラーが関心を持ち、ゲシュタポに拉致される前に逃走。

1941年からジュネーブなど戦火のヨーロッパをさまざまな人々に追いかけられる。読む前から本の内容が分かるようになり、特殊な能力を使い、ルーレットで生活する。

1955年.ラウラに生き写しのヴェロニカと出会う。落雷に遭い、サンスクリット語で話し、1400年前インドに住み、洞窟で瞑想していたルピニだという。ローマの東洋研究所の教授とインドの洞窟に向かうが、ケガをしてヴェロニカに戻る。「輪廻」と騒がれ、二人でマルタに逃げる。彼女の言語は古代エジプト語から古い言語に戻って行く。おかげで人類が未踏の言語の起源に迫る研究も、完成するかにみえたが、25歳なのに老女になる。自分のせいと別れることに。

1969年、ブカレストのホテルで鏡に映る分身を殺す。カフェに行き、友人たちに荘子の「胡蝶の夢」を語りながら年老いて行く…翌朝、雪の中で凍死したドミニクが発見される。
キャスト

役名俳優日本語吹替
ドミニク
ティム・ロス内田直哉
ラウラ、ヴェロニカ、ルピニアレクサンドラ・マリア・ララ木下紗華
スタンチェレスク教授ブルーノ・ガンツ辻親八
LIFEマガジンの記者(カメオ出演)マット・デイモン
ルードルフ博士アンドレ・ヘンニッケ谷昌樹
トゥッチ教授マーセル・ユーレス
6号室の女アレクサンドラ・ピリチ
学問僧エイドリアン・ピンティー


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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