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イーストマン・コダック
現地語社名Eastman Kodak Company
種類公開会社
市場情報NYSE KODK
イーストマン・コダック(英: Eastman Kodak Company)は、アメリカ合衆国に本拠を置く、かつて世界最大の写真用品(カメラ、レンズ、写真フィルム、印画紙、処理剤)メーカーであり、現在は商業印刷の大手である[2]。一般的にはコダックの略称で知られている。 世界で初めてロールフィルムおよびカラーフィルムを発売したメーカーである。また、世界で初めてデジタルカメラを開発したメーカーでもある。写真関連製品の分野で高い市場占有率を占めることで知られていたほか、映画用フィルム、デジタル画像機器などの事業も行っていた。EasyShare CX7530 カメラも、小型mmカメラ、中判カメラの設計製造、カメラ用レンズや眼鏡レンズ イーストマン・コダック社が発売したカメラの一部を、例として取り上げる。 35mm小型カメラ コダック・エクトラ.小型の35mmカメラで、レンズ交換以外に、フィルムマガジン 中判の画面を撮影出来る中型カメラには、コダック・エクターレンズが固定された、距離計連動レンジファインダーカメラの、Kodak Medalist Camera イーストマン・コダック社は自社製品のカメラに取り付けるものの他に、他社製品のカメラへのレンズ供給も行っていた。他に、どんな組み合わせでも、好みに合わせられるフィールドカメラ
概要
コダックのカメラ
35mm小型カメラ
中型カメラ
コダックのレンズ
中版カメラのハッセルブラッドカメラ1600F、1000F用にコダック・エクター80mm F2.8、コダック・エクター135mm F3.5レンズが供給してきていた。他にコダック・エクター55mm F5.6、コダック・エクター154mm F6.3が少数ずつ製造され、発売に向けて試験が行われた[注釈 1]が、暗いために中止されていた。シュープリームワイドアングルで、カールツァイスのビオゴンを採用したことでカールツァイスに変更されたために、他の焦点のレンズの供給はなくなる。
中判のフィールドカメラ用のものと、大判のフィールドカメラや、ビューカメラ用にコダック・エクターレンズと、コダック・コマーシャルエクターレンズが製造されていた.中版のテクニカルカメラ、リンホフスーパーテヒニカと、大判のフィールドカメラ、リンホフマスターテヒニカや、ビューカメラのジナーのカメラ等に、他社製品と交換して利用されている。 2000年頃までは世界的な大手企業であり、「写真撮影の決定的瞬間」を意味する「コダック・モーメント(Kodak Moment)」という言葉も出来た。1975年には、世界初のデジタルカメラを開発するなど、アナログ分野だけでなくデジタル分野でも、高い技術力を誇っていた。 写真フィルム事業での大きすぎる成功のため、写真フィルムの業績に悪影響を与えるとの理由から発明品であるデジタルカメラの商業化を見送るなどデジタル化の波に乗り遅れ、2000年代以降のフィルム市場の急激な衰退にともない、2012年に会社が倒産した。 「コダック・モーメント」とは、「市場が急激に変化する決定的瞬間」を意味することになり、旧分野での大きすぎる成功のため、新たなイノベーションに乗り遅れる「イノベーションのジレンマ」、または新興の技術が、旧来の優れた技術を破壊的に駆逐する「破壊的イノベーション」の代表的な犠牲者として知られることになった。 2012年の倒産後は、企業規模を大幅に縮小して再出発。2013年に再上場した。 最盛期6万人を超えた従業員は、現在約10分の1程度となっている。 コダックという社名は、力強くシャープな感じがすると同時に、創業者のお気に入りでもあった「K」を挟んだ単語をいく通りも考えた結果として生まれたものであって、単語そのものに特別な意味はない。 アメリカコダックにて製造されたレンズの製造番号の頭には製造年西暦下二桁を示すアルファベットが2文字ついており、C=1、A=2、M=3、E=4、R=5、O=6、S=7、I=8、T=9、Y=0を表している。例えばESであれば1947年製であることがわかる。 コダック合同会社
フィルムメーカーになった後
沿革
1880年 - 写真乾板の製法を確立したジョージ・イーストマンが、ニューヨーク州ロチェスターにて乾板の商業生産を始める[3]。
1881年 - ジョージ・イーストマンとビジネスマンのヘンリー・A・ストロング
1888年 - ジョージ・イーストマンが商標「コダック」の使用を開始。同時に「あなたはボタンを押すだけ、あとは私たちにお任せを」(You Press the Button. We Do the Rest.)という触れ込みで市場に参入。
1892年 - 社名を現在のものに変更[2][3]。
1900年 - 同社初のカメラ製品「ブローニー」を1ドルで発売し、大衆に写真を一気に普及させた。
1920年 - テネシー・イーストマンとしてフィルム素材の原料を製造する子会社を設立。
1921年 - シネコダックとして、小型映画の規格「16mmフィルム」を発表。
1932年 - シネコダック8として、のちに「ダブル8」と呼ばれる小型映画の規格を発表、同年3月14日、ジョージ・イーストマン死去。
1963年 - 「インスタマチック」規格を発表。
1965年 - 新しい小型映画の規格「スーパー8」を発表。
1971年 - 「ポケットインスタマチック」規格を発表。
1982年 - 「ディスクフィルム」規格を発表。
1993年 - フィルム素材の原料を製造する子会社がイーストマン・ケミカルとして独立。
2001年 - 11月9日、同社の名を冠したコダック・シアターがオープン。
2004年 - 従業員数が5万人に達する。
2007年 - 医療用X線フィルムなどのヘルス事業をカナダのオネックスに売却。コダックの旧ヘルス事業はオネックスが設立した子会社ケアストリームヘルス(英語版)に移管、コダックから引き継いだヘルス関連の製品は引き続きコダックのブランドで販売されている。米イーストマンコダックの映画用カラーフィルムで撮影された作品が、アカデミー賞誕生以来79年連続して最優秀作品賞を受賞している。
2008年 - この年の北京オリンピックを最後に、長年務めたオリンピックのスポンサーから撤退。従業員数が2万6900人へ。
2012年1月3日 - ニューヨーク証券取引所から上場基準についての警告を受けたと公式発表[4]。
2012年1月19日 - 連邦倒産法第11章の適用をニューヨークの裁判所に申請[5]。上場廃止。
2012年2月 - コダックが、アカデミー賞授賞式会場でもある、コダック・シアターからコダックの名を削除する(命名権を契約更新しない)よう求めていると報じられる[6]。
2013年8月20日 - 規模を大幅に縮小したデジタルイメージング企業として連邦倒産法第11章の適用を脱する計画について裁判所から承認を得る[7][8][9]。
2013年9月3日 - 英国コダックの年金運営ファンド「コダック年金プラン」が同社のパーソナライズドイメージング事業およびドキュメントイメージング事業を買収。新会社「コダックアラリス」(Kodak Alaris)を設立[10][11]。
2013年11月1日 - 法人向け商業印刷を柱にして経営再建を果たし、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に再上場した[12]。ティッカーシンボルは「EK」から「KODK」に変更される。
2018年1月9日 - 独自の仮想通貨「コダックコイン」を発行すると発表[12]。
社名の由来
主な製品・規格
アメリカコダックのフィルムカメラ製品一覧
ブローニー - アメリカコダックの製品。
エクトラ - アメリカコダックの製品。
ポケット・コダック - アメリカコダックの製品。
スーパーコダック620 - アメリカコダックの製品。
ヴェスト・ポケット・コダック - アメリカコダックの製品。
ナーゲル (カメラ) - コダックに買収されドイツコダックとなった。
レチナ - ドイツコダックの製品。
コダカラー - カラーネガフィルムのブランド。
コダクローム、エクタクローム - コダックのカラーリバーサルフィルムのブランド。
16mmフィルム - 1921年(大正10年)にコダックがシネコダックとして発表した小型映画の規格。
ダブル8 - 1932年(昭和7年)にコダックがシネコダック8として発表した小型映画の規格。
スーパー8mmフィルム - 1965年(昭和40年)にコダックが発表した小型映画の規格。
ネガフィルム
インスタマチック
ディスクカメラ
フォトCD
フォーサーズシステム オリンパスと供に規格提唱
コダック プロフェッショナル デジタルカメラ製品一覧
レンズの製造番号による製造年確定
日本法人
Kodak Japan, Ltd.種類合同会社
本社所在地 日本
〒140-0002
東京都品川区東品川四丁目10番13号
設立1981年(昭和56年)10月30日
業種その他製品
法人番号7010001109907
事業内容各種印刷システムおよび付随サービスの提供
代表者代表社員 職務執行者 佐々木幸夫
資本金25億1,000万円
従業員数約300名
決算期12月31日
所有者イーストマン・コダック
主要子会社山梨RPBサプライ株式会社
RPBマーケティング株式会社
関係する人物上田竹翁
外部リンクhttps://www.kodak.com/ja/
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