コスモゼロ
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コスモゼロは、アニメ宇宙戦艦ヤマトシリーズ」に登場する架空の宇宙戦闘機である。デザイン担当は松本零士加藤直之宮武一貴[注 1]。以下は劇中設定。

リメイク作品『宇宙戦艦ヤマト2199』から連なる『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』に登場する改修機ブラックバードについても、本記事で記述する。
諸設定.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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機体諸元全長17.4 m[1]
全幅8.2 m[1]
全高5.8 m(『完結編』)[1]
武装パルスレーザー機関砲[注 2]×4門(機首下面)
同×4門(機首上面コクピット両脇に2門ずつ)[注 3]
対艦ミサイル×2発(翼下の計2箇所のハードポイント)[注 4]

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』『ヤマトよ永遠に』『宇宙戦艦ヤマトIII』以外の全作品に登場。

地球防衛軍の宇宙戦闘機で、正式名称は「零式宇宙艦上戦闘機」。大気圏内外で運用できる万能戦闘機である。第1作『宇宙戦艦ヤマト』の設定によれば、零式宇宙艦上戦闘機「52型」というサブタイプ名を持つ。「ブラックタイガー」以降に開発・採用された、対ガミラス帝国戦役時の最新鋭機である。名称は、大日本帝国海軍の主力艦上戦闘機である、「ゼロ戦」こと「零式艦上戦闘機52型」に由来するとされている[2]

本来は第1作におけるヤマトの主力艦載機という設定だったが、作画面の都合からより単純なデザインのブラックタイガーが設定され、コスモゼロは劇中では主に古代専用機として活躍している[注 5]。続編の『さらば』では「コスモタイガーII」が主力戦闘機として新たに設定されたことから登場せず、『さらば』のリブート作品である『宇宙戦艦ヤマト2』で再登場するも、量産機としては登場しない。『永遠に』『ヤマトIII』ではコスモタイガーIIのバリエーション機「新コスモゼロ」が新たな古代機として設定されたことから再び登場しなくなったが、『宇宙戦艦ヤマト 完結編』では若干のデザイン変更のうえで再び再登場する。『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』では、発展型である「コスモゼロ21」が登場する。

主翼と上下の垂直尾翼で構成される十文字翼が特徴的。下部垂直尾翼(安定翼)は可動式で、着陸状態では大部分が胴体に収納される。機首部の両側面と下面の計3か所に、姿勢制御用の噴射ノズルを持つ。通常は単座機として運用されるが、後部座席を設置して複座機にすることができる。後部座席の使用例としては、第1作第19話における宇宙に飛び出した相原義一の収容、『ヤマト2』第25話における真田志郎を乗せての都市帝国への突入、『完結編』における森雪をナビゲーターとして同乗させての偵察などがある。

武装に関する描写は安定せず、第1作第4話では機首中央の穴や機首左右のアンテナ状構造物の先端から、同作第5話や第13話ではアンテナ状構造物の根本にある銃口から、同作第22話では機首上面から発射したりしている。『ヤマト2』の第1話や第25話でも武装の位置は明確に描かれておらず、機首下面の機関砲が劇中で描写されたのは『新たなる旅立ち』だけである。

機体のカラーリングは、胴体は灰白色もしくはシルバー、機首が赤、コクピット前方は眩惑防止用の黒、各翼の前縁部分は黄色である。ただし、『完結編』ではカラーリングに若干の変更があり、胴体部が薄い水色に、機首は赤だが下部の突起が白に、上部垂直尾翼全体が赤でその前縁は白、エアインテークの前縁も白になっている。

『復活篇』のコスモゼロ21は、より細身のデザインとなっている。機首と胴体の下にノズルを持ち、垂直離着陸が可能。主翼は胴体サイドブロックの副機関ごと、その根元から上方に折り畳む形式になっている。

本機の発艦は、ヤマト艦体後部に2基あるカタパルトから行われる。格納庫[注 6]から移動してきたコスモゼロが、エレベーターでカタパルトまでリフトアップされ、カタパルトに固定され、射出される。射出後、コスモゼロの下部垂直尾翼が展開する。

なお、設定ではカタパルトより射出された機体がヤマトに戻る際には、カタパルト下部の着艦口(『さらば』前半で、救命艇が発進する部分)から収容されることになっているが、画面ではそこまで描かれていない。
漫画版

松本零士や聖悠紀の漫画版ではほとんど登場しない。逆にひおあきらの漫画版では頻繁に登場する。

ひおあきら版では「宇宙零戦」と呼称されている[注 7]。古代専用機ではなく加藤も中盤まで愛機としており(対バラン星戦から重戦に乗り換えている。重戦自体このシーンが初出であり、それ以前のヤマト艦載機は宇宙零戦のみだった。)、宇宙零戦隊として複数機(加藤の台詞によると30機)が登場。ガミラスの冥王星基地を爆撃して破壊したり、銃撃で高速空母を撃沈するなどの活躍している。また、宇宙サルガッソーでの探索や、ガミラスの宇宙要塞潜入にもシームレス機に代わって使用されている。対バラン星戦で加藤が重戦に乗り換えてからは単独で登場する機会はなくなり、空戦隊(本作におけるヤマト艦載機隊の名称で、隊長は加藤。重戦の初登場シーンでこの呼称も登場した。)に属する宇宙零戦隊としてのみ登場するため、アニメ版のブラックタイガーとは位置付けが逆転している。

機体その物はコスモゼロと大差ないが、前述のようにアニメ版にはない爆撃能力があり、主翼下のパイロンが増槽の他に内側へ2箇所増設され、尾部にスネークアイ状のダイブブレーキがある大型の自由落下爆弾を1発ずつ懸架可能[6]

発進シークエンスはアニメ版とは異なり、発進口がヤマトの第三主砲の直下(旧戦艦大和の短艇格納庫付近。リメイク版におけるコスモゼロ格納庫もこの場所)にあり、舷側がスライドして横方向へ発進する[7][注 8]。収容は舷側から触手状の着艦マニピュレーターが繰り出され、機体を絡める形で強制着艦させる方式である[8]
PSゲームシリーズでの設定

機体諸元全長17.4 m[9]
全幅8.2 m[9]
全高5.8 m[9]
武装パルスレーザー×4門[9]

PS用ゲーム『宇宙戦艦ヤマト 遥かなる星イスカンダル』制作時に、一部登場メカのリデザインが行われたが、本機も宮武の手によって新しい設定画が描かれている。基本的なデザインは変わらないが、全体的にステルス要素を若干加えた調整がなされている[10]。ディテール面では、コックピット左右前方の上下面に上下方向へのマニューバノズルが追加されているほか、翼端のマニューバノズルや翼端灯、胴体のエアブレーキなどの設定も追加されている[11]。また、機体下部垂直尾翼は引き込み式ではなく、折りたたみ式に変更されている[11]

設定も若干変更され、波動エンジンのノウハウが応用された、2200年に配備される予定の最新鋭機の試作機とされている[11]


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