コスモス楽園記
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このフィクションに関する記事は、ほとんどがあらすじ・登場人物のエピソードといった物語内容の紹介だけで成り立っています。製作過程や社会的影響、専門家による批評や分析など、作品外部の情報の加筆を行い、現実世界の観点を説明してください。(2015年9月) (使い方)

コスモス楽園記
ジャンルファンタジー漫画SF漫画
漫画
作者ますむらひろし
出版社スコラ
メディアファクトリー
ほか
掲載誌コミックバーガー
発表期間1986年 - 1989年
巻数全5巻
話数全72話
テンプレート - ノート

『コスモス楽園記』(コスモスらくえんき)は、1986年から1989年まで隔週誌コミックバーガー(現:コミックバーズ)に連載されたますむらひろしの青年漫画。
概要

名誉のために未開の島へ降り立った新人カメラマンの青年が、その島に生きる進化した猫人たちと出会い、1942年にその島で起きた核実験の真実に迫る。 全5巻構成で主人公の藤田康介の視点から奇妙なロバス島の実態を描く物語であるが、1?2巻までがストーリーを進行させる縦軸となっており、3?5巻は話の主題を掘り下げる横軸となっている。連載当時の日本を連想させる描写が強く、ブラックな労働問題や金銭問題が話の根幹を成すなど、作者の他作品とは一線を画している。作中で登場する新聞の記事からすると、物語内では連載当初から終了まで、3年の月日が経過していることが分かる。

単行本第1巻には、本作と同一の世界観と思われる描き下ろしフルカラー短編「植物ポスター」が収録されている。
サブタイトル一覧

本作では第1話、第2話…ではなく、その1、その2…と表記される。
1巻
描き下ろし短編「植物ポスター」1. 呼吸の夜2. ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード3. ムーンライト・キネマ4. ジプレッション設計師5. 漂流博物館6. I’M THE EGG MAN7. 牛肉を買いに8. 硫黄谷の種9. EGG MANの散歩道10. 胞子
2巻
11. HELP&GET BACK12. 水色網目13. 網目の底14. スネール15. オレンジ16. サイレント・サイダー17. IMAGINE18. 新聞記者19. ねこねこ第4工場20. ブルー・パニック21. ポンペイTOWN22. THE ROLLING TIME
3巻
23. ノドが鳴る24. ボンゴ・マン25. ジョジマアル・ワイン26. 脳にしみる声27. ポーカー28. オレの腹はよく泣く腹だ29. 美食評論クラブ30. 美食の極致を食べる時31. ホルム草が飛んでくる時32. 酒仙猫33. 星ヒゲ祭
4巻
34. 春のオフロ35. コペルニクス・ジュース36. A SONG FOR YOU37. 木靴屋38. サイレンス39. 木打ち通信40. 水色の町41. イナズマ床屋42. 虫はなんでも知っている43. 真昼の心臓44. 静寂(しじま)の響き45. お香クジ46. バロックハウス47. 建築家48. ロバス銀行49. クレーター・カクテル50. 心の言葉51. 恐竜絶滅表現52. マダラ旋律53. CAN YOU HEAR ?54. 地下プール55. 無敵の胃袋56. 腹掘ドリンク
5巻
57. 魚偏調査58. 盆裁狂59. 盆栽返し60. 地図61. 血の流れ62. ポッタ村祭り63. 南洋日本風景64. ブッシル草のドブロク65. FULL MOON66. NINJA67. 冷涼服68. 籠城大会69. サプォム70. サプォム探し71. リズム合戦72. さよならロバス・さよならニッポン
地名・用語
ロバス島
南太平洋に位置する本作の舞台となる島。元は自然環境に恵まれた無人島だったが、1942年に化学者達が戦争兵器を研究する為に入植し始め、その研究者の内の一人が藤田剛介だった事が物語の全ての始まりとなる。物語開始の時点である1986年の段階では、化学者達はスネール化した藤田剛介を除きほぼ全滅していた。島の周囲に霧が立ち込めており、外界との関わりを遮断している。生態系も独特で、現代科学では解明できない動物細胞と植物細胞の混合した植物などが存在している奇妙な島である。南太平洋に位置しているが文化自体は日本に近く、島民の猫人達の名前は一部の身分の高い猫人達やミュウレル一族を除いて日本名である。島には見回り局(警察)が存在しているが、法律という概念が希薄なせいで犯罪は多発して死者は多く出ている。文太の発言によると猫人以外にも様々な珍獣が棲息しており、異常発達した昆虫等も存在が確認されている。
ロバス島の猫人達
元は藤田剛介が飼育していた数匹の猫が起源となっている。作者が得意とする毎回恒例の猫の擬人化だが、本作のものは科学的に生い立ちが説明された珍しいケースである。
スネール
藤田剛介が生み出したアメーバの姿をした最強の生物兵器。生き物の思考を喰らう事で成長し、喰らった対象の記憶と人格を丸々複製する事が出来る。スネールに取り込まれ続けると記憶や意志を全て奪われ、やがては死に至る。「新聞記者編」で登場したスネールは、寄生せずとも間接的に猫人達を洗脳する能力を持っていた。
ねんねこ商会
作中3番目のキーである猫人達の経済を形成する商会。会長のミュウレルを端に発した商業のネットワークは幅広く島の文明開花に貢献しているが、労働環境はあまりよく無くブラック企業に近い。社員はミュウレルに絶対服従。社員は一日の労働を終えた後に給金塔から金貨を貰うが、給金塔から出てくるロボットアームに対して労働者としての服従心を表さないと銅貨は貰えない仕組みになっている。現会長はミュウレルだが商会自体は彼の先代が設立したものであり、元は善良企業だったらしく腐敗はミュウレルが会長に就任した時から始まったらしい。
横ジマ商会
ゴン雷を筆頭とするロバス島の犯罪者集団の集まり。文太の発言によると万引きスリ置き引き等を常習的に行う悪行の絶えない集団だが、間抜けな一面を持っているため不発に終わる事が多い。
登場人物
藤田光介(ふじた・こうすけ)
本作の主人公で人間。男性。
岩手県盛岡市出身。大学卒業後にテレビ番組の製作会社に入社し、二年目で謎の島の単独取材の仕事を貰った。当初の目的はロバス島のレポートだったが、猫人達にボートを奪われて阻止される。以降は脱出をあきらめたフリをして島の秘密を暴こうとするが、次第にロバス島の住人たちや文化に魅了され、「現代日本が失ってしまった日本」があると気づくようになる。当初はカメラマンとしての職務に忠実で中立的な性格だったが、様々な体験を経て、ロバス島の住人として生きていく決意を固める。日本との連絡が途絶えた結果、関係者及び親族からは死亡扱いされている。真弓とは大学時代からの同期。大学時代から絵画や文学に秀でており、卒論ではゴッホの模写などを行っていた。


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