コガシラネズミイルカ
コガシラネズミイルカ Phocoena sinus
保全状況評価[1][2][3]
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書I
分類
コガシラネズミイルカ(Phocoena sinus)は、偶蹄目(鯨偶蹄目とする説もあり)ネズミイルカ科ネズミイルカ属に属する鯨類。目次 メキシコ(カリフォルニア湾北部)[5]。種小名sinusはラテン語で「湾」の意で、分布域であるカリフォルニア湾に由来するとされる[4]。 最大全長148センチメートル[5]。体形は太くて短い[5]。背鰭は鎌状で、丈が高い[5]。胸鰭は三日月形で、先端が尖る[5]。胸びれは幅が狭く小さい。背びれはやや大きく後方に傾いた三角形、尾びれは両端が尖り、中央にはっきりとした切れ込みがある。背面は暗灰色、体側面は淡灰色、腹面は白い[5]。眼の周囲や、上下の唇は黒い[5]。頤から胸鰭にかけて黒い筋模様が入る[5]。幼獣は成獣に模様は似るが、やや色は濃い。また、背びれ前縁に白い斑点がある。[6] 出産直後の幼獣は全長が約70センチメートル[5]。 水深40メートル以下の沿岸部に生息する[3][5]。同科他種と同じく主に1 - 3頭からなる小規模な群れを形成して生活し、10頭以上の群れは形成しない[5]。沿岸の浅い海域を好み、30mより水深が深い海域では見られない[6]。 胃の内容物からは底層にいる17種の魚類や2種がイカが検出された例がある[5]。
1 分布
2 形態
3 生態
4 人間との関係
5 脚注
6 出典
分布
形態 ヒトとの大きさ比較
生態