コウノドリ
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コウノトリ」とは異なります。

コウノドリ
ジャンル医療漫画
漫画
作者鈴ノ木ユウ
出版社講談社
掲載誌モーニング
レーベルモーニングKC
発表号2012年35号 - 2020年23号
発表期間2012年7月26日 - 2020年5月7日
巻数全32巻
話数全328話
漫画:コウノドリ 新型コロナウイルス編
作者鈴ノ木ユウ
出版社講談社
掲載誌モーニング
発表号2022年22・23合併号 - 32号
発表期間2022年4月28日[1] - 2022年7月7日
巻数全1巻
話数全10話
ドラマ
原作鈴ノ木ユウ
脚本第1シリーズ
山本むつみ坪田文
第2シリーズ
坪田文、矢島弘一吉田康弘
演出第1シリーズ
土井裕泰金子文紀、加藤尚樹
第2シリーズ
土井裕泰、山本剛義、韓哲、加藤尚樹
音楽木村秀彬
製作TBSテレビ
放送局TBS系
放送期間第1シリーズ:
2015年10月16日 - 12月18日
第2シリーズ:
2017年10月13日 - 12月22日
話数第1シリーズ:全10話
第2シリーズ:全11話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画テレビドラマ
ポータル漫画テレビドラマ

『コウノドリ』は、鈴ノ木ユウによる日本漫画作品。2012年35号から『モーニング』(講談社)で連載を開始。当初は短期集中連載としての形であったが、2013年春から通常連載となり、2020年23号をもって完結した[2]

2015年、第39回講談社漫画賞・一般部門にノミネート[3]、2016年、第40回講談社漫画賞・一般部門受賞[4]。2022年4月時点で累計部数は940万部を記録している[5]

2015年10月から実写テレビドラマ化され、同年12月まで放送された。2017年10月から同年12月まで第2シリーズが放送された。
概要

医師であり、ジャズピアニストでもある、鴻鳥サクラが主人公の産科医療漫画。医療機関名は「聖ペルソナ総合医療センター」。妊婦とその家族を中心にストーリーが展開していく。「切迫流産」「人工妊娠中絶」などテーマごとに2話から4話で描かれることが多い。

2008年に作者の鈴ノ木が妻の出産に立会って感動し、これを伝える使命を感じ、漫画化を企図したことから始まり、当時大阪大学病院で妻の担当医だった、りんくう総合医療センター泉州広域母子医療センター長兼産婦人科部長(2024年現在)の荻田和秀が主人公のモデルとなっている[6][7]

2020年10月23日発売の第32巻で完結していたが、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) のパンデミック(世界的流行)を受け、2022年4月28日発売の『モーニング』22・23合併号より新シリーズ「新型コロナウイルス編」の集中連載を開始し[8][1]、同年32号にて完結[9]
登場人物
鴻鳥サクラ(こうのとり サクラ)
本作品の主人公。
産婦人科医で、謎のジャズピアニスト「ベイビー」でもある。男性。誕生日は12月8日。温厚で優しく飄々とした性格だが、現実を直視する厳しさもあり、冷静な判断力を持つ。可能である限りは患者の話をよく聞くが、時に患者に対して苦言を呈することもある。同僚や患者からの信頼が厚い産婦人科のチームの中心的な存在。医師である時の容姿は「もじゃもじゃ」と称されることもある長髪と、睫毛が印象的である。「ベイビー」の時はウィッグを着用し、化粧もしている。好物はカップ焼きそば(ポヤング・ソースやきそば)。常備するほどよく食べているが、急なお産の対応をしているうちに、同僚に食べられてしまうことがたびたびある。「ベイビー」の素性として「年齢経歴は不明 わかっているのは児童養護施設で育ったということだけ」とあり、鴻鳥自身も児童養護施設で育っている。事情を知る院長からは,医者が現を抜かしてピアノをしていることがバレると訴訟される恐れがあるため「ベイビー」であることが分からないように、と諭されている。実母は「幸子」という名前でシングルマザーだったが、自身を身籠った際に子宮頸癌を患い、サクラを産んだ後まもなくして亡くなった。このことが後のサクラの医者としての信念を形成する。幼いころには、喘息の持病があった。過去には施設で生活していることを理由にいじめられた挙句、相手に仕返しをしたために謝りに行く羽目になったこともある。
下屋カエ(しもや カエ)
産婦人科医。女医であるがゆえに産婦人科ではオンコールではない日でも諸事情で呼び出しになる場合がある(妊婦が女医を希望することがあるため)。28歳で医師としてはまだ若手。同じ若手であるはずの同期の白川(新生児科医)の生意気ともとれる態度に腹を立てている。長い黒髪で眼鏡をかけており、そばかすがある。「ベイビー」のファンを自称しているが、鴻鳥がステージに立つ場合は下屋が当直になり、ライブに行けたことはない様子。控え目な印象であるが、友人が子宮外妊娠で来院した時は感情的になる姿も見られた。この友人とは高校生時代に下屋が子供を取り上げるという約束を交わしていた。また、せっかちなところもある。好物は焼き肉。独りで行くほど好き。助っ人として働いていた産科医院で知り合い意気投合した妊婦がペルソナで亡くなったことを機に、自ら希望して救急救命科へ異動。
小松ルミ子(こまつ ルミこ)
助産師でTRACK6(2巻)から登場。15年前、鴻鳥が研修医時代に当直のアルバイトをしていた「岡中央病院」で出会う。当時から助産師をしていた。鴻鳥がベイビーであることを知る数少ない人物。高校生時代まで母親が助産院を経営していたが、死亡者を出してしまったため誹謗中傷に晒されて廃業した。小松自身は高校生時代はグレていた。15年前から黒髪のお団子頭で、見た目は変わっていないように見えるが四宮から「老けたね」と言われていた。小柄なようで、それをからかわれることもある。年齢は「40過ぎ」「アラフォー」。愛煙家で、好物は豚足。冷えたビール・煙草・豚足が「恋人」。誕生日は2月3日。なおドラマにおいては1972年10月3日。
四宮ハルキ(しのみや ハルキ)
産婦人科医で、鴻鳥の同期。無表情で冷血漢に見られるが、研修医時代から5年前までは笑顔で患者や同僚に接していた様子。5年前のある出産を契機に患者に好かれるよりも嫌われても患者を救うことに重点を置くようになる。眼鏡をかけており、左目の下に泣きぼくろがある。髪の色は茶色。鴻鳥のことを「サクラ」と下の名前で呼ぶことも多く、鴻鳥も「四宮」と呼んでおり、写真の様子や5年前の件で泣きながら話す姿から旧知の仲ということがうかがえる。TRACK27にて、実家も産婦人科医院であることが鴻鳥の発言により発覚した。好物はジャムパン牛乳。5年前にとある愛煙家の妊婦の主治医をしており、彼女の出産に立ち会った際に女性は長年の喫煙の影響で出産時に死亡し、誕生した女児は重度の障害があり、寝たきり状態[10]となる悲劇を目の当たりにした経験から喫煙に対しては否定的であり、喫煙者である小松にも禁煙をすすめている描写がある。倉崎の娘のユリカや、小児科で入院するつぼみには笑顔で絵本を読んであげているという一面もある。原作、ドラマともに誕生日の公表は無い。
船越(ふなこし)
麻酔科医でTRACK11(3巻)から登場。いつもダジャレを言い、周囲の空気を麻痺させる。ちょっと大きめのマラソン大会のためにトレーニングをしている。前回の大会では1万人中4820番。
加瀬(かせ)
救急救命科医。船越同様TRACK11(3巻)から登場。船越とセットで登場することが多い。双子の娘がいる。患者の命を助けられた時は高めのアイスを食べて自分へのご褒美にしている。
白川(しらかわ)
新生児科医。TRACK16(5巻)から登場。下屋の同期。同期の彼女に対し歯に衣着せぬ発言が多く、下屋からは「生意気」と言われている。
院長
「聖ペルソナ総合医療センター」の院長。鴻鳥が「ベイビー」だと知っていながら、バレなければいいというスタンスで副業を許している。「くみたん」という愛人がいる。
今橋(いまはし)
新生児科医。よく喋る大人と子供が嫌い。TRACK22(7巻)以降度々登場している。ドラマ版とは異なり私生活は不明である。
新井恵美(あらい めぐみ)
新生児科医。TRACK22(7巻)に登場。常に冷静で責任感が強く、患者やベビーに対し真摯に向き合っている。また、加瀬も「どこの美人かと思ったら…」と表現しており、作中でも美人として描かれている様子。パートナーとも順調である。しかし、ある新生児の父親の一言が胸に突き刺さり、一線を離脱する。TRACK54(19巻)で、白川がたまたま前に突っ立っていた 「ひろ小児科クリニック」というクリニックでアルバイトをしている。先輩の在宅医療を手伝っている。ミスをして落ち込んでいる白川に、「私にも同じ経験があるからわかる」と励ました。
赤西ゴロー(あかにし ゴロー)
研修医、25歳。


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