この項目では、針金などを巻いたものを呼ぶ「コイル」について説明しています。その他の用法については「コイル (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ソレノイド
コイル(英語: coil)とは、針金などひも状のものを、螺旋状や渦巻状に巻いたもののことである。電気回路における素子として用いられるほか、ばねとしても利用される。明治末から昭和前期には線輪(せんりん)とも言われた[1]。コイルおよびフェライトコア
回路素子としてのコイルスパイダーコイル詳細は「インダクタ」を参照
コイルに利用する電線を巻線という。コイルの性質を変化させるために、コイルの中に入れられる強磁性体の部品を磁心という[2]。磁心が無いコイルは、空芯コイルという。コイルを利用した変圧器 電磁誘導を利用した例 インダクタの電気用図記号 その他の回路図記号 このばね類の特徴として、荷重と変形に比例関係が得られる、環境耐性がある、安価で大量生産可能といった特徴がある[3]。受ける荷重の種類によって、圧縮コイルばね、引張コイルばね
用途
インダクタ
電磁石・ソレノイド、電動機の主要要素など
変動磁場から電気エネルギーを取り出す - 発電機や誘導コイル、磁気センサ(の実現方法のひとつ)など
変圧器
ループアンテナ
抵抗器(巻線抵抗)
電気用図記号
IECのインダクタ記号
磁心入りのインダクタ (IEEE Std 315)
IECの分岐されたインダクタの図記号
アメリカの継電器記号 SPST, SPDT, DPST, DPDT
トランスの回路図記号
コイルばね「巻きばね」を参照
圧縮コイルばね
引張コイルばね