コア
コア
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類(APG III)
コア (Acacia koa) はハワイ諸島固有[1]のマメ科ネムノキ亜科[2]アカシア属の樹木である。
概要[3]、ウクレレやエレクトリック・ギターといった楽器[4]にしばしば使われている。
「コア」はもともとハワイ語で、「勇気・戦士」の意味である[3][5]。
生育条件によっては、しばしば派手な杢が現われることがある。 ハワイ王国時代には高級木材として、カヌーのほか槍の柄や建築など利用された。イオラニ宮殿の大階段のように、コア材が使われた建築物・作品が一部現存する。標高1000-2000メートル帯に多く生え、窒素固定作用により土壌中で他の動植物の生育を助ける働きもあった。 19世紀以降の、主にアメリカ合衆国民によるハワイへの入植に伴い、コアの生育環境は悪化した。牧草地などへ転用するための原生林伐採、家畜による食害、繁殖力が強い外来植物の流入などが原因である。 現在では保護のためにハワイ州政府によって輸出を制限されており、流通量には限りがある。コアの植樹や家具への利用に取り組む企業もある[6]。
歴史と再生
ギャラリー
花
果実
ニ形を示す葉
コアの材を使ったウクレレ
コアの材を使ったカヌー