ゲームセンターあらし
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出典検索?: "ゲームセンターあらし" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年2月)

ゲームセンターあらし
ジャンル少年漫画
漫画
作者すがやみつる
出版社小学館
掲載誌コロコロコミック
別冊コロコロコミック
小学一年生
小学二年生
小学三年生
レーベルてんとう虫コミックス
発表期間1979年 - 1983年
巻数全17巻
その他1978年・1979年に読み切り掲載
アニメ
原作すがやみつる
監督小華和ためお(チーフディレクター)
メカニックデザイン竹内昭
音楽馬飼野康二
アニメーション制作土田プロダクション(制作協力)
製作日本テレビ、シンエイ動画
放送局日本テレビ
放送期間1982年4月5日 - 9月27日
話数全26話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『ゲームセンターあらし』は、すがやみつるによる日本漫画作品。『(月刊)コロコロコミック』(小学館)にて、1978年1979年に2回読み切りが掲載され、1979年から1983年まで同誌に連載された。また、『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』で連載、もしくは掲載された。1982年には、シンエイ動画制作・日本テレビ系でテレビアニメ化されている。2013年には、ぽこぽこにてWeb漫画として原作をほぼそのまま無料で全話読むことができるサービスが行われた。2017年11月時点で単行本の売上は約500万部を記録している[1]
作品誕生のいきさつ

最初にすがやみつるが『あらし』を描いたのは、1978年の『コロコロコミック』9号 で、TVゲームの『ブロックくずし』を題材にした漫画を編集部が企画した時、アマチュア無線マイコンをやっていたすがやに白羽の矢が立つ。担当編集者から「先生のオリジナル漫画は、どれも主人公がいい子で大人しい。この作品は『仮面ライダー』(すがやが作画を担当したこともある)みたいに描いてほしい。最後は主人公に空中回転してほしい」と言った。すがやは「テレビゲームは座って遊ぶもの」と思い抵抗があったが、「テレビゲームなど所詮一時的ブームで、単発の読み切りなのでムチャでもいいか」と考え、『ライダー』の新作と牛次郎ビッグ錠のコンビによる『包丁人味平』『釘師サブやん』などの職人対決漫画を意識して、読みきり一本目は描かれた。締め切りまで10日もなかったが、新宿歌舞伎町のゲームセンターで編集者から、ゲームをやって使い切るまで帰るな、と百円硬貨1万円分(100枚)を渡され[2]、アシスタントと共に、テレビゲームをやりまくったとのこと。

一本目を発表後『コロコロ』に連載したのは、すがやから企画を出したモータースポーツ漫画『F・1キッド』で、主人公がいい子であったため人気は今一だった。

翌年の1979年春に『ウルトラマン』シリーズを特集した増刊が出た際、『ウルトラマン』以外の漫画を2本載せることになり、このうちの1本を『あらし』にしたいとのことで、当時ブームだった『スペースインベーダー』をメインにして読み切り2本目が描かれた。すると人気投票で全体の8割の票を集めるトップとなり、急遽『コロコロコミック』に当時連載していた『F・1キッド』を終了させ、本誌で『あらし』を連載することになった。てんとう虫コミックスには、この読み切り2本目が第1話として収録されている。これは、読み切りの1本目と2本目ではキャラクター設定などが微妙に異なっている点があり、連載が読み切り2本目の設定を基本にして作られたのと、すがや本人が読み切り1本目の原稿を紛失してしまったためである。

連載後もすがやは「これは『ライダー』だ」と言い聞かせて描いたが、アクションシーンにも違和感がなくなるどころか、大胆で非現実な話をうまく描くことができた。この『あらし』の好調ぶりで、すがやは「やっと漫画家として自らを認めた」と語っている。
概要

テレビゲームの攻略を題材とした、当時としては画期的なテーマの少年漫画であった。現在で言うところの「エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)」に相当するテレビゲームを使った対戦ではあるが、多くのエピソードでは自由意思ではなく、ゲームに負けたら主人公や人質を殺害すると強制された上での決闘に近い物である。

初期はタイトル通り、ゲームセンターで『インベーダーゲーム』の対決をしたりするもので、100円玉をコイン投入口に投げ入れる技をあらしが見せたりしていたが、当時小学生がゲームセンターにたむろして不良化するという現象が問題になっており、それを考慮して漫画でもあらしが行きつけのゲームセンターに出入りできなくなるという展開になってしまう。駄菓子屋の店頭のミニ筐体でのバトルや、ゲーム大会、二枚目でお金持ちのライバルであるさとるの家のパーティーでの巨大『ギャラクシアン』など、初期の数話を除いては結局ゲームセンターで対決する話はなくなり、舞台も徐々に荒唐無稽になってゆき、スケールアップしていった。

とんでもない秘技(必殺技)もこの作品の売りである。最初のうちはゲームに必須な動体視力を鍛える、バランス感や筋力を鍛えるなど現実的なものであったが、次第にエスカレートしていき、

「月面宙返り」

スティックを高速で操作することでプレイヤーのキャラクターが敵からの攻撃を潜り抜けるという「炎のコマ」

静電気でゲーム機の電子回路に干渉して異常動作を発生させて有利に導く「エレクトリック・サンダー」

などが登場。これらは実現可能かどうかはともかく、一応ゲームに役立つ理屈がつけられていたり、「理論上は可能」と書かれていたりしたが、次第に

派手だが「ゲームに役立つ理屈」がよくわからない状態の「レインボーバズーカ」

「一生に一度しか使えない[注 1]」として編み出したが、何度も使っていた「スーパーノヴァ」

など、理由付けもゲームプレイとの関係も無い技が頻出。一般レベルから逸脱し、それに伴い話のスケールも拡大して、核戦争の危機や異次元からの侵入者をゲームによって解決するにまで至った。邪神や異星人、アフリカの原住民などゲームをやったことのない者がやり方を知っている場合も多い。対戦場所の環境、あるいはあらしのコンディションのため秘技が万全な状態で使えない場合もあり、敵キャラクターがあらしと同じ技、もしくは同等の技をあらしよりも高威力で使う場合も多く、その結果あらしが苦戦や敗退するも新秘技で打ち勝つケースも多かった。

また、この作品のもう一つの売りでもあった実在のアーケードビデオゲームでの対戦も、後半は「戦車ゲーム」などかなり適当でよく分からないゲームで戦うことになり、ゲーム内容よりも派手な舞台や敵キャラクター、秘技への依存が高くなってくる。これはすがやによると、新作ゲームに登場するキャラや設定が記号的なものから、どんどんゲーム独自の世界観が加味されたものになってしまい、『あらし』固有の非現実な世界を描きにくくなったためだという。

単行本はてんとう虫コミックスで全17巻が発売。2000年に太田出版より復刻版が刊行。読み切り1本目に関しては、てんとう虫コミックス版には未収録で太田出版版では『コロコロ』掲載時の校正刷りを元に収録(そのため、画質が他の話と比べると荒い。また、連載時のものにも1話校正刷りを使用したエピソードがある)。また、連載時には『別冊コロコロコミック』の長編との並行連載をしていた関係で、コミックスでは執筆・雑誌掲載順に収録されておらず、一部ストーリーに辻褄の合わないところがある。

『月刊コロコロコミック』が、『ドラえもん』などの藤子不二雄まんがを核とした雑誌から、ホビー情報や幅広い少年向け作品にも軸足を移していく道筋を付けた作品の一つである[3]


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