ゲンノショウコ
ゲンノショウコ
(神奈川県相模原市、2006年9月)
分類(APG III)
ゲンノショウコ(現の証拠[8]・現証拠[9]、学名: Geranium thunbergii)は、フウロソウ科フウロソウ属の多年草。日本全土の山野や道端に普通に見られる[10]。別名フウロソウ、ミコシグサ、イシャイラズ。中国植物名は、童氏老鸛草(どうしろうかんそう)[11]、中日老鸛草[1]。夏から秋にかけて、ウメに似た花を咲かせ、花色は紅紫色か白色である。薬草としてもよく知られ、日本三大民間薬のひとつに数えられる。若い葉は食用にすることも出来る。
近い仲間にアメリカフウロ、老鸛草(中国語版)などがある。 和名の由来は、古来より下痢止めや胃腸病に効能がある薬草として有名で、煎じて飲むとその効果がすぐ現れるところからきている[12]。和名ゲンノショウコは「実際に効く証拠」を意味し、「現(験)の証拠」と漢字書きにされる[13][14]。日本では、「現の証拠」のほか、「玄草(げんそう)」という名でも流通している[11]。 別名として、フウロソウ[9]、果実の形をろうそくに見立ててロウソクソウや[14]、種子を飛散させた後の果実の形が、神輿の屋根のように見えることから、ミコシグサ(神輿草)[15][14][16]、フウロソウとミコシグサを合わせてフウロソウミコシグサ(風露草神輿草)[17]とも呼ばれる。
名称