ゲッターロボG
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『ゲッターロボG』(ゲッターロボ ジー)は、永井豪石川賢作・原作の漫画、および1975年(昭和50年)5月15日から1976年(昭和51年)3月25日までフジテレビ系で毎週木曜日19時00分 - 19時30分に全39話が放送された東映動画製作のロボットアニメ。『ゲッターロボ』の直接の続編である。

ゲッターロボ関係の作品は平成に入ってからテレビやOVAでアニメで新作が発表されたが、いずれも本作とのストーリー上の関連性はなく、アニメ版の『ゲッターロボ』から続く物語は本作の最終回で完結する[注 1]

漫画版は続編である『ゲッターロボ號』が発表された。

この項では他のOVAにおける同形態ロボット・ゲッターロボG[注 3]に関する話についても紹介する。

なお『ゲッターロボG』の「G」が何を意味するかは、公式に語られたことがほぼ無いため詳細不明だが[注 4]、一説には“ゲッターロボGの「G」はガッツ(根性・勇気)の頭文字”だという[6][7]。また、石川賢の小学館月刊『小学一年生』における連載では、合体に際し「ガッツ ドラゴン」「ゲッターガッツ!ライガー」とのセリフがある[8][9](ほかに「ドラゴンガッツ」のセリフも見られるが[10]、『ゲッターロボ・ゲッターロボG -GETTER ROBOT JUVENILE-』に再収録される際には「チェンジゲッター」に修正されている[11])。
ストーリー
アニメ版

巴武蔵の犠牲と共に恐竜帝国は滅び、地上に平和が戻ったかに見えた。だが、それから1カ月も経たないうちに新勢力百鬼帝国が行動を開始した。「鬼」の一族で構成された百鬼帝国は30年前に成立した(第2話)軍政国家で、ひそかに世界征服の機会をうかがっていたのだ。一方、早乙女博士は念願だったゲッター線増幅装置[注 5]を完成させ、新早乙女研究所の建造と新ゲッターロボ[注 3]の開発に成功していた。だが、そのゲッター線増幅装置を世界征服に利用しようと百鬼帝国が襲撃してきたことにより、恐竜帝国との戦いに生き残った流竜馬と神隼人に加えて車弁慶を新パイロットに迎えたゲッターチームは、新たなる戦いに身を投じることになる。なお漫画版と異なり、恐竜帝国と百鬼帝国との間に接点は全く存在せず、百鬼帝国は『ゲッターロボ』最終回ラストシーンで唐突に登場している。
漫画版

複数の作家によるコミカライズのほか、原作者である石川賢による漫画版にもいくつかのバージョンが存在する。
「少年サンデー」「冒険王」連載版

原作者の一人である石川賢自身の執筆による長編ストーリー漫画のため、しばしば原作漫画同然に扱われる。

恐竜帝国による早乙女研究所総攻撃の中、巴武蔵が単独で操縦するゲッターロボはゲッター線エネルギータンク暴走させた自爆で、メカザウルスの大半の撃破に成功したものの、ゲッターがいなくなったことで勝利を確信した恐竜帝国の帝王ゴールは、とどめを刺すべく自ら前線に赴き、最後の攻勢をかける。しかし、武蔵の時間稼ぎによってついに完成した新ゲッターロボ[注 3]の反撃に遭い、思わぬ敗走を余儀なくされる。時を同じくして百鬼帝国の百鬼獣による攻撃を受けた恐竜大隊は、全滅を防ぐため、すでにマグマ層に撤退を始めていた。帝国に見捨てられ、ただひとり帰る宛も無く追いつめられた帝王ゴールは脱出艇で新ゲッターロボと刺し違えようとするが、横槍を入れた百鬼獣の手にかかって憤死する。

恐竜帝国にかわり地上侵略を行なうと宣戦布告したブライ大帝に対して、武蔵に代えて新しく車弁慶を加えた新ゲッターチームの新たな戦いの火蓋が切られた。


【出版社(単行本)によっては、『ゲッターロボG』までを含めて『ゲッターロボ』としてひとつにまとめる場合もある(大都社スターコミックス)[14]。また週刊少年サンデー連載時は「魔王鬼の挑戦」の途中までが『ゲッターロボ』のタイトルで、75年22号から『ゲッターロボG』に改題されている[15][16][注 6]。】※なお、石川賢による漫画版『ゲッターロボG』のその後は、漫画版『ゲッターロボ號』を経て、漫画版『真ゲッターロボ』以降の各作品にて描かれている[注 7]。後にそれらは『ゲッターロボサーガ』として1本の流れになるよう再構成された。詳しくは『真ゲッターロボ』『ゲッターロボ號』『ゲッターロボアーク』などの各作品を参照のこと。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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