ゲゲゲの女房
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、武良布枝の著書およびそれを原作とした作品群について説明しています。同書を原作とする映画については「ゲゲゲの女房 (映画)」をご覧ください。
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}連続テレビ小説 > ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房
著者武良布枝
発行日 2008年3月7日
発行元実業之日本社
ジャンル自伝エッセイ
日本
言語日本語
形態四六版上製本
ページ数256
公式サイトwww.j-n.co.jp
コード.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-4-408-10727-1
ISBN 978-4-408-55049-7文庫判

ウィキポータル 人物伝
ウィキポータル 文学
ウィキポータル 漫画

[ ウィキデータ項目を編集 ]

テンプレートを表示

『ゲゲゲの女房』(ゲゲゲのにょうぼう)は、漫画家水木しげるの妻・武良布枝が著した自伝エッセイ実業之日本社より2008年に単行本、2011年文庫版が刊行された。

本書には「人生は……終わりよければ、すべてよし!!」との副題が付けられた。とあるインタビューで実業之日本社の社員と話した際に、武良布枝が口にした「終わりよければすべてよしです」という言葉に対し、それをタイトルに自伝を書かないかと持ちかけられたのが執筆のきっかけであった[1]

2010年にテレビドラマ放送と映画公開が相次いだこともあり、同年10月時点で50万部を突破した[2]。2011年には文庫版が刊行された。

同書を原案に、2010年度上半期にNHK連続テレビ小説の82作品目としてテレビドラマ化され、2010年に映画化、さらに2011年に舞台化された。

2018年には『「その後」のゲゲゲの女房』が刊行された[3]。ドラマ放送時の反響や、水木が死去した際のエピソードなどが書かれている。
書籍情報

ゲゲゲの女房:2008年3月7日、
実業之日本社ISBN 978-4-408-10727-1

ゲゲゲの女房:2011年9月8日、実業之日本社文庫ISBN 978-4-408-55049-7

ゲゲゲの食卓:2011年3月18日、扶桑社ISBN 978-4-594-06386-3[4]“金欠レシピ”から水木しげるの大好物まで水木家のさまざまなレシピを、赤貧時代の苦労話や懐かしいエピソード、水木家の未公開写真や水木しげるによる家族と妖怪のイラストを交えて紹介する。

「その後」のゲゲゲの女房 あるがままに。すべてに感謝!!:2018年9月13日、辰巳出版ISBN 978-4-7778-2159-4

テレビドラマ

ゲゲゲの女房
文化功労者選出に際して
公表された肖像写真
ジャンルテレビドラマ
原案武良布枝『ゲゲゲの女房』
脚本山本むつみ
監督今井裕(音響監督)
演出スタッフを参照
出演者松下奈緒
向井理
野際陽子[注 1]
有森也実
南明奈
うじきつよし
杉浦太陽
梶原善
大杉漣
星野真里
柄本佑
東てる美
窪田正孝
堀内敬子
風間杜夫
古手川祐子
竹下景子
村上弘明
松坂慶子
オープニングいきものがかりありがとう
時代設定1939年(昭和14年) - 1986年(昭和61年)9月
製作
プロデューサー谷口卓敬(制作統括) / 落合将
撮影地東京都調布市ほか
制作NHK
(放送:総合BS2BShi

放送
音声形式解説放送
放送国・地域 日本
連続テレビ小説 ゲゲゲの女房

本放送
放送期間2010年3月29日 - 9月25日
放送時間月曜 - 土曜
7:30 - 7:45(BShi)
7:45 - 8:00(BS2)
8:00 - 8:15(総合)
放送枠連続テレビ小説
放送分すべて15分
回数156

再放送
放送期間同上
放送時間月曜 - 土曜
12:45 - 13:00(総合)
19:30 - 19:45(BS2) /
土曜 9:30 - 11:00(6日分、BS2)
放送分15分 / 90分
回数156

再放送その2
放送期間2012年4月2日 - 9月29日
放送時間月曜 - 土曜
7:15 - 7:30(BSプレミアム
放送分15分
回数156

番組年表
前作ウェルかめ
次作てっぱん
テンプレートを表示

NHK連続テレビ小説の82作品目として2010年3月29日から9月25日まで放送された。全156回。ドラマ撮影期間は2009年11月14日から2010年8月18日までである。

漫画家水木しげるの妻・武良布枝著『ゲゲゲの女房』を原案に、フィクションとして制作された。

連続テレビ小説は、本作から放送時間の変更を行い、後述する社会的反響や、本作以降の作品の視聴率が好調に転じたように分析されることなどから、連続テレビ小説の転換点とも位置付けられる[5][6][7][8]
概要

1939年昭和14年)のヒロイン少女期から始まり、1961年(昭和36年)、29歳の時39歳の貸本漫画家との結婚を転機に、その後の喜びも苦しみも共にする夫婦の軌跡が妻の視点で描かれた(1986年(昭和61年)まで)。さらに、様々なエピソードを通して家族の絆だけではなく周囲との心温まる交際、出会いと別れ、また単なる人情味あふれる話にしない漫画界などの厳しい現実、戦争の爪痕、紙芝居貸本業の衰退など世相が複眼的に描かれた。このようにヒロインの半生記としてホームドラマのほか、サクセス・ストーリー、業界ドラマ(漫画)、昭和ノスタルジアの要素もある。ただし、サクセス・ストーリーは原案にそって窮乏生活が長く描かれており(第5週 - 第15週)、昭和ノスタルジアは「古き良き時代」で終わらせず、漫画への偏見や高度経済成長期の斜陽産業・貧困(取り残された人々)など、負の側面も含む。

物語の舞台は原案者夫妻が生活する東京都調布市がメインで、夫妻の出身地島根県安来市鳥取県境港市がサブである[注 2]。脚本は山本むつみが担当しており、山本が原案のドラマ化を希望した[注 3]。音楽は窪田ミナが担当し、主題歌(テーマソング)は本作品のために書き下ろされたいきものがかりありがとう」が起用された[注 4][注 5]。長身のヒロイン役に本作が連続テレビ小説初出演となる松下奈緒(身長174cm)が、その夫役に向井理(身長182cm)が起用された。ヒロインはオーディションを行わずに決められた[注 6]

オープニングやラストシーンなどで貧乏神片桐仁)と水木作品に登場する妖怪アニメーション)のように存在が実証されていないキャラクターを実写と合成させるなど、連続テレビ小説として表現上の新機軸が打ち出された。そのため、水木プロと東映アニメーションの著作クレジットが記載された[注 7]。また、安来市に現存する原案者の生家について正確に図面を取ったほか、大正時代の帳面まで撮影するなど事前に綿密な調査が行われ、撮影用スタジオで生家がリアルに再現された[注 8]。本作品を放送するにあたって以下の変更があった。なお、NHKの公式ホームページ「連続テレビ小説一覧」が開設されてから初めて、番組ホームページが独立して作られた。

総合で朝の放送時間帯が48年ぶりに変更され、第2作『あしたの風』(1962年度)以来の8時15分開始が15分繰り上げられて8時開始になった[注 9]。その背景として総合の視聴率低迷があった[注 10]。そのため、NHKは新年度(2010年度)事業計画で連続テレビ小説の総合8時スタート[12]、その後に民放各局のワイドショーに対抗する番組を編成する方針を示した[注 11][注 12]

オープニング前に毎回60秒 - 2分強前後のアバンタイトル(導入部)が入るようになった[注 13]

NTSC(地上アナログテレビ放送)が翌年の完全地デジ化を踏まえてレターボックス14:9から、地上デジタルテレビジョン放送と同じレターボックス16:9に変更された[注 14]

あらすじ

島根県安来市大塚町の飯田家の三女・布美枝(ふみえ)は、小さい頃からおとなしく内気な性格で、背の高さにコンプレックスを持つ少女であった。何度かの縁談があったが「背の高さ」から良縁に恵まれず、29歳になった布美枝は、実家の酒屋で家事手伝いの日々を送っていたが、肩身の狭さも感じ始めていた。

ある日、鳥取県境港市の出身で、東京都調布市に住んでいる39歳の貸本漫画家・村井茂(ペンネーム・水木しげる)との縁談が持ち上がった。少し破天荒でマイペースな村井は、戦争で所属した部隊のうち、ただ一人の生還を果たしていたが、戦地で左腕を失っていた。

1961年(昭和36年)、見合いから5日後に結婚式を挙げて新婚生活が始まったものの、暮らしはとても貧しく先の見えない苦しいものであった。それでも貸本漫画を書きつづける茂のひたむきな姿勢に、心を打たれた布美枝は漫画のアシスタントも務めるなど、「何があっても、この人と一緒に生きよう」と決意する。

その後、出産・プロダクション立ち上げなどの数々の試練を乗りこえて、商業誌デビューをした水木は、「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などの妖怪をモチーフにした人気作品を発表し、ついに漫画家として日の目をみた茂。結婚から5年、それらの大ヒットを境にして、2人の生活が激変していくのであった。
登場人物


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:216 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef