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出典検索?: "ゲキカワ・デビル"
ゲキカワ?デビル
ジャンルおしゃれ・ファッション・恋愛・少女漫画
漫画
作者やぶうち優
出版社小学館
掲載誌ちゃお、ちゃおデラックス
レーベルちゃおコミックス
発表号2016年4月号 - 2019年12月号
発表期間2016年3月 - 2019年11月
巻数全9巻
テンプレート - ノート
『ゲキカワ?デビル』は、やぶうち優による日本の少女漫画作品。 『ちゃお』2016年4月号から2018年4月号まで「中学生編」を連載、2018年6月号から2019年12月号まで「高校生編」を連載。『ちゃおデラックス』にも番外編が随時、掲載されている。 オシャレ大好きな女の子藤美マイがオシャレで悩む女の子達にオシャレを教え、やがてファッションデザイナーを目指す物語。作中の所々に、ちゃおの読者に合わせたおしゃれや美容のテクニックが描かれている。 やぶうちの前作である「ドーリィ♪カノン」がやぶうちの押し切りで連載を開始したため、新連載を始めるにあたって、担当や編集長の意見を聞き[1]、この作品へと繋がった。ちゃおチャンネルでのちゃお4月号宣伝で行った電話インタビューでは「スタイルが良くなく、いつもオシャレについて研究しているので、それを読者に教えていけたら」とやぶうちがこの作品を書いたキッカケとして語っている[2]。 『ちゃお』2017年3月号にて、やぶうちの作品である『世界の果ての、真ん中で。 この節は、読者の興味を煽る宣伝のような記述内容になっています。著作権の侵害や独自の解釈とならないよう注意しつつ、作品全体の内容を明らかにするよう、この記事を修正 中学校に入学したばかりのオシャレ大好きな藤美マイは、ファッションや仕草がイマイチな女の子を見るとスペードのスティックを振りかざして「ガチオワ」と言い放ち、ダメ出しをするくせをもった明るく面倒見が良い頑張り屋な女の子。 そんなマイには、有名デザイナーを母に持つ幼なじみで大好きなカイという男の子がいて、小学校の頃は引っ込み思案かつ不格好で「ジミマイ」と呼ばれ、親が離婚したことでクラスメートから陰口を言われ続けたが、あることがきっかけとなって変わる決心をした過去をもつ。 中学校の入学式にマイは、女の子達に容姿をバカにされている莉々夢を見かけ、「ガチオワ」と言って、女の子達と莉々夢に欠点をズバズバと言って助けたことから莉々夢と親友になる。莉々夢はカイに一目ぼれをして、告白をしようとするが、マイは自らの体形に悩む莉々夢にファッションのテクニックを教え、自信がついて告白をしようとするところまで持っていく。その勢いで莉々夢はカイに告白したが、「マイを全力で守りたい」というカイの真意を聞いて諦め、マイの思いに惹かれて深い親友へとなっていった。 その後は、ボーイッシュでサッカーが得意なハル、あることが切っ掛けでオシャレが嫌いとなった真面目な委員長紫苑にファッションのテクニックを教えたことで親友へと発展していく。 2学期を迎えた日、「ジミマイ」と呼ばれていたマイの過去のことを知る漆原比呂記ことロキが転校してきた。ロキはいつもマイの周りを付きまとい、おまけに告白をして、マイを大いに悩ませる。カイと原宿でデートすることになったある日のこと、「ルーシー」という衣料品店にてファッションに文句をつける女性にファッションのコーディネートを教えたことで、マイはロキが「ルーシー」の社長の息子ということを知り、「うちで仕事をしないか」とロキに声をかけられ、さらには「デザイナーの才能があるからファッションコーディネーターにならないか?」と誘われる。ファッションコーディネーターのことを全く知らないマイは「それって何?」とロキに言い返し、その仕事の内容を聞く。マイは「カイの母の敵になる」という理由で一旦は断るものの、冬休みの元日にロキの一言で親友と「ルーシー」で福袋のクレーム対応をし、福袋の服をオシャレに入れ替えてロキの勧めでそれを売ったことから、ネットで評判が瞬く間に伝わり、福袋がどんどん売れていった。その過程で自分のコーディネートで色んな人を喜ばせる楽しさに目覚め、カイの一言も相まって、マイはファッションコーディネーターを目指す決意をする。 中学2年生に進級したマイに恋のライバルが現れる。そのライバルはカイとは小さいころの幼馴染でアミーのモデルの美少女らいむ(後にマイのブランドのイメージモデルとなる)。積極的にカイにアプローチしてマイの恋の邪魔をする。そんななか、プールで水着を着てカイをメロメロにさせようとするらいむに水着が似合わないとガチオワ発言して、おせっかいで似合う水着をセレクトしてしまう。これがカイに告白するチャンスを与えてしまい絶体絶命。ところが、カイが選んだのはマイだった。こうして2人は両想いとなった。 3学期のある日、「ルーシー」の洋服がマイのデザインした服と一致し、盗作疑惑が浮かび上がる。問い詰められたロキは重い口を上げる、「ただの偶然の一致」だと。驚くマイたちにロキは会社のデザインの仕組みを解説しつつ、マイの感性はプロのデザイナーの感性と一致していることが発覚する。そしてロキはその感性を生かして「ルーシー」でブランドを立ち上げないかと提案する。カイの後押しもあり「ジミマイ」を立ち上げる決意をする。 その矢先、カイが母親の仕事の都合でフランスのパリに留学することをマイに伝える。ショックを受けるマイを追い詰めるかのように、カイは「プロのデザイナーになりたいこと」、「その夢に迷いがあったが頑張るマイの姿を見て決心がついたこと」を話す。混乱するマイにカイは「数年後に戻ってくる」と優しいキスをした。翌日、カイはマイにフライングの誕生日プレゼントを用意した。そのプレゼントは自分でデザイン、縫製もしたウェディングドレスを思わせる白いワンピースだった。カイの実力に悔しさもありつつ、自分のことしか精一杯でカイの夢に気付けなかったことが何よりも悲しかった。 カイが旅立つ日。空港では、いろいろ心配するカイをよそに「夢を追いかけるって決めたなら、あたしを忘れるくらい頑張って」とエールを送るマイ。それに安心したカイは笑顔でパリに旅立った。これが2人の永遠の別れとは知らずに・・・。 マイが飛行機を見送った後の夜、カイの乗った飛行機がシベリアで消息を絶ち、墜落。生存は絶望的だった。 若すぎる死にクラスメイト達は葬式で涙を流していたが、マイは無感情のまま呆然と立ち尽くしていた。 それ以来、マイは眼の光がない状況で「ジミマイ」の準備により一層励むようになり、学校も欠席するようになる。りりむたちの心配をよそに「ジミマイ」の洋服の試作品が完成する。マイは期待を膨らせていたが、その結果に愕然する。試作品のレースやリボンが想像と全く違っていたから。そしてマイは自覚した、「あたしが考えた服がゲキカワだったのはカイが作ってたから?」。ついにマイは過労で倒れ、入院した。 マイの見舞いにやってきたのはらいむだった。見違えるように正気を失った彼女の姿にらいむはびっくりする。「あたしがカイを殺したの…―――」と自分を責めるマイにらいむは平手打ちをし、「うぬぼれないでっ!!悲しんで後悔してんのはあんただけじゃないんだからっ!!思う存分後悔したら現在(いま)を受け入れて未来(まえ)を向きなさいよっ!」と一喝する。その言葉をきっかけに今まで胸にしまっていたカイへの想いがこみ上げてくる。マイは事故のあとはじめて感情を爆発させて、大粒の涙を流した。 そのあとマイは夢の中でもういないはずのカイにレースやリボンを付け直してもらっていた。マイは「…でもそれってカイのセンスだったんだね…」とカイに言いかける。カイは「違うよ」と言い「「ルーシー」のレースやリボンがいまいちと感じるのも、オレのレースやリボンがちょうどいいと感じるのはぜんぶマイのセンスだから。自信もって!」カイが消えたと同時にマイは目を覚まし、細かな涙を流す。 その最中、カイの母親が見舞いに現れ、そして遠慮気味に話を切り出した。「あたしといっしょにいっしょにパリに来ない…?」と。カイの留学先だったパリの服飾学校の枠が一つ空いたままであったからだ。マイは「いきたい!」と即決した。マイの瞳に迷いはなかった。カイはあたしの中に生きてる から あたしが夢をかなえるんだ!! カイといっしょに――― こうしてマイはパリへ旅立った。カイの最後の作品だったワンピースを着て、彼の意志と共に・・・・!
概要
あらすじ
中学生編
高校生編