ケートー
Κητ?
海の女神
ポルキュースとケートーを描いたローマ時代のモザイク画。チュニス、バルド国立博物館所蔵。
配偶神ポルキュース
親ポントス(海)、ガイア(大地)
兄弟ネーレウス、タウマース、ポルキュース、エウリュビアー
子供グライアイ、ゴルゴーン
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ケートー(古希: Κητ?, K?t?, 英語: Ceto)は、ギリシア神話の女神である。その名は「海の怪物」という意味である。ケートーは海の危険性や恐怖、海の未知の生物を神格化した女神である。長母音を省略してケトとも表記される。
大地母神ガイアと海神ポントスの子で、ネーレウス、タウマース、ポルキュース、エウリュビアーと兄弟[1][2]。兄であるポルキュスを夫とし、ゴルゴーン3姉妹やグライアイ3姉妹の母となった[3]。一説にはエキドナやスキュラ、セイレーン、ラードーンの母ともいう。
このように、二人の子や孫はすべて怪物となった。
脚注^ ヘーシオドス、233行-239行。
^ アポロドーロス、1巻2・6。
^ ヘーシオドス、270行-276行。
参考文献
アポロドーロス 『ギリシア神話』 高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
ヘシオドス 『神統記』 廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)
高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店(1960年)
関連項目
ケト (小惑星) - 小惑星番号65489番の散乱円盤天体。衛星を持ち、夫にちなんでポルキュス (衛星)と命名されている。
ケートス
表
話
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オリュンポス
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