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ケータイ捜査官7
ジャンル特撮ドラマ
原作WiZ、Production I.G
企画横井昭裕、石川光久
監督三池崇史、渡辺武、辻裕之、麻生学、小中和哉、鶴田法男、押井守、金子修介、丹野雅仁、湯山邦彦、西海謙一郎
監修苫米地英人
出演者窪田正孝
津田寛治
伊藤裕子
松田悟志
三津谷葉子
長澤奈央
田口浩正
渡辺典子
ミッキー・カーチス
高野八誠
勝野洋
五十嵐令子
声の出演河本邦弘
坪井智浩
川島得愛
勝生真沙子
後藤沙緒里
オープニング『WAKE YOU UP』 島谷ひとみ
エンディング『Sands of time』 BACK-ON
『RAIN』 OLIVIA
『Yumemiru..』 相川七瀬
製作
製作総指揮三池崇史
制作テレビ東京
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2008年4月2日?2009年3月18日
放送時間水曜 19:00 - 19:26
放送分26分
⇒特設サイト(公式サイト)
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『ケータイ捜査官7』(ケータイそうさかんセブン)は、テレビ東京系列および岐阜放送で2008年4月2日から2009年3月18日まで放送された特撮テレビドラマ。放送時間は水曜日の19:00 - 19:26。ただし、初回・第23話・最終回は1時間スペシャル。
岐阜放送では独自の特番などの影響で、別枠で代替放送されることもあった。また、奈良テレビでも2008年4月24日より木曜日の19:00 - 19:26に放送。 玩具企画開発企業のWiZとアニメーション制作会社Production I.Gが初めて手掛けた特撮作品[1]。特撮作品がゴールデンタイムで放送されるのは『超人機メタルダー』以来21年ぶりであった[2]。テレビ東京のゴールデンタイムでの連続現代劇(ドラマ)としては、2000年の夏から秋にかけて放送された『ハッピー2 愛と感動の物語』以来、7年半ぶりとなった。 ネットワーク犯罪を捜査する組織アンダーアンカーのエージェントと携帯電話から変形する小型ロボットフォンブレイバーの活躍を描く。見習いエージェントとなった少年とそのパートナーであるフォンブレイバーとの交流を中心に、携帯電話がモチーフであることからコミュニケーションを基本テーマとしている[3]。ストーリーは基本的に一話完結形式となっており、シリアスなものからコメディまで多彩な内容となっている[1]。 シリーズ監督の三池崇史は「子供向け番組だが、子供に媚びることなく、『テレ東をなめるな』の気持ちで自分たちも楽しんで作っていきたい」としている[4]。本格的な一般ドラマへの出演経験を持つベテラン俳優が数多く出演しており、内容もハードなものから人情話、コメディ、ホラーまで実にバラエティーに富んだものとなっている。 キャッチコピーは「これが 明日の リアル。」。また、CGによるVFXを多用し「《明日未来》VFXエンタテインメント」とも称している。作中登場の「フォンブレイバー」を模した携帯電話がソフトバンクモバイル(現・ソフトバンク)、キャラクター玩具がバンダイからそれぞれ発売された他、第4話では同社のCMの「お兄ちゃん」役で知られるダンテ・カーヴァーがゲストとして出演している。 前番組『アイシールド21』と同様に、男性アナウンサーor女性アナウンサーが提供読みを担当していたが、後に各キャラクター(フォンブレイバー)[注 1]が担当するようになった。 本放送の他、テレビ東京では2008年10月から同年12月まで火曜日の25:30 - 26:00に、冒頭に一部レギュラー陣や大久保佳代子(オアシズ)によるミニドラマを加えた『ミッドナイトセレクション』を放送した。また、同時期に同じく日曜日の11:00-11:25にも一部の回を抜粋し、再放送していた。 2008年10月22日「国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2008」で、新設された第1回東京ドラマアウォードのキッズ&ヤング部門賞を受賞。 2009年1月24日-25日にはイベント『Production I.Gシアターフェスティバルatシネマイクスピアリ』で1話がスクリーン上映され、2009年10月18日にはイベント『ケータイ捜査官7 劇場イベントNEXT』が開催された。 2010年2月には『S-1バトル』にエントリーした。 2018年8月25日には放送開始から10周年を記念して阿佐ヶ谷ロフトAで、イベント『ケータイ捜査官7 10周年ファン感謝イベント「キミのココロを受信した!」』が開催された[5]。 2020年1月28日にBlu-ray-BOXが発売された。発売元はバンダイナムコアーツ。 これはそう遠くない未来(=明日未来)の物語。 高校生の網島ケイタは、幼いころから転校を繰り返したことから、学校では友達もいなくて浮いている、無気力な少年。何事にも投げやりで、他人との接触を避ける生活をしていた。 ある日、ケイタは工事作業用の機械が暴走する事件に巻き込まれてしまう。そこには滝本壮介という男と、1体の動く携帯電話がいた。ケイタはその携帯電話・フォンブレイバー7の指示に従い、事件の解決に貢献する。傷ついた滝本は死亡、ケイタは滝本が所属していた機関のエージェントとして活動することとなった。
概要
あらすじ
登場人物
アンダーアンカー
特殊捜査班・エージェント
網島 ケイタ(あみしま ケイタ)
主人公。明陽学園に通う高校1年生。8月6日生まれ(続・つぶやきセブン#3より)。16歳。エージェントの1人で、フォンブレイバー7のバディ(第24話?第44話まではフォンブレイバー01のバディも兼任)。父の健太郎の転勤の影響で転校を繰り返し、友人作りに疲れ、人との接触を面倒がり避けており、周囲に馴染めなかったため「空気くん」と呼ばれていた。親友の大江達郎と富士山への家出を計画していたが、作業ロボットの暴走に巻き込まれ、フォンブレイバーやアンダーアンカーの存在を知る。よく「どっちでもいい」「どうでもいい」「なんでもいい」など投げやりな発言をすることが多かったが、アンダーアンカー参加以降は少なくなった。責任感とその "優しさ" を滝本に見抜かれ、フォンブレイバー7を受け継ぎバディとなる。性格は単純かつ純粋でわかりやすく知力・体力共に褒められたものは持ち合わせていないが、「誰かのために何かしたい」と思った時は周囲が予想出来ないほどの力を見せる。1話から7話まではセブンのことを「ケータイ」と呼んでいたが、8話からは正式に呼ぶようになる。第2?11話では研修生として活動、第12話では正式にエージェントになった。現場への移動などには、第2話のみ篭付き自転車、それ以降は携帯電話の固定ホルダー付きのロードバイクを使用する。私用の原付もあったが、第1話で中破。第19話開始前に中古品を購入したようだが、お七にガソリンタンクに角砂糖のような物を入れられ壊され、修理した直後に再び角砂糖を入れられ壊された。「世界よりもセブンだ」と即答するほどセブンとは硬い絆で結ばれるようになり、さらにはセブンを殺しかけたゼロワンをも、その根底にある寂しさを見抜いて赦した。ゼロワン事件以降、「人間くさい」行動をするようになったセブンに困惑しながらも、それを当たり前のように接する。終盤に滝本の墓参りの話題と、「いつかセブンの力が無くともサーバーを制圧できるようになるかもしれない」と発言し、それ以降セブンとの関係が一時的に険悪になってしまった。「つぶやきセブン」「続つぶやきセブン」ではケイタ役の窪田と思える人物まさたか君という人物が登場し、セブンとゼロワンにメールを送ってきたが、内容はサードの色についてだった。事件の際はパニック状態になる。
桐原 大貴(きりはら だいき)
エージェントの1人で、フォンブレイバー3のバディ。29歳。挑発的な態度を執り、周囲にだけでなく自分にさえ厳しい。仕事は完璧で、アンダーアンカーのエースとも言うべき人物。「顔も分からないような奴は信用できない」という理由からネット社会を嫌っており、また顔が分からないことをいいことにネットを悪用する人間を憎んでいる。現場への移動などには白のHAMMER H3を使用する。大学では社会学を専攻、元はアンカーの社員であり、その前は警官だったが、滝本に誘われてアンダーアンカーに入った。セブンのバディとなった未熟なケイタに対しては冷たく接するが、ケイタの行動には時に滝本を思い出させる部分があるらしく、滝本がセブンをケイタに託した理由を徐々に理解しつつあり、最終的には認めた。20代ギリギリの29歳であることをかなり気にしている。本人は絶対に認めないが、島谷ひとみのファンで、握手をしてもらった後はその手に包帯を巻くほど。ライブに行くときは間明の挑発も聞こえないほど。間明をストレス解消の道具としている。13年前、家族が「アカツキ」と呼ばれるハンドルネームの犯人にネットによる予告殺人の犠牲になったことがあり、13年経った今でもその事件を引き摺っている。犯人を見つけた時には自分の怒りを抑えられずに怒りのままに犯人に暴行をし、「人を殺すためにアンカーに入ったのか」というケイタの説得にも応じなかったが、豹変したサードの一喝により冷静さを取り戻し、その後自らの手で犯人を逮捕に追い込んだ(ゼロワン曰く「かつてのバディと似ている」らしい)。第42?最終話で、間明や本宮から「自身の過去をテレビ番組で話す代わりに、アンダーアンカーへの捜査の手を緩める」という条件を提案されており、それに協力していたが、ジーンの騒動で有耶無耶になり、サードの遺言でケイタを助ける。たこ焼きが好きらしく、第3話、37話で食べていた(一時アンカー給湯室でたこ焼きを作ろうとして危うく火事にしかけたこともある「つぶやきセブンCDより」)。そのほかにも花見の弁当は主食、おかず、デザートすべてたこ焼きにしていた。サードのせいで本部令場三郎と間違われ、間明にからかわれた。滝本、ガンノスケ・ブラックバードを除き、ゼロワンのバディを経験したことがないエージェントである。大学をいい成績で卒業しているにもかかわらず、高校生の問題が分からない。サード曰く「高校生時代が遠い昔なため、記憶が薄れてきている」から。
滝本 壮介(たきもと そうすけ)
ケイタがアンダーアンカーへ入ることとなった原因を作った1人であり、フォンブレイバー7の元バディ。アンダーアンカーの優秀なエージェントだったが、ケイタを庇い重傷を負い、それがもとで死亡してしまう。年齢は35歳だったが、なぜか「自称29歳」と称していた。
美作 千草(みまさか ちぐさ)
アンダーアンカー特捜部部長。フォンブレイバー2のバディ。滝本の恋人。滝本とは付かず離れずと曖昧な関係だったが、彼が死亡してしまったことにより、彼の存在の大きさを知ることとなった。常に冷静沈着に振る舞い、上下からの信頼は厚い。基本的に相手を「?さん」「?くん」と呼ぶ。灰汁の強いエージェントたちを束ねるつわものだが、根っからの堅物というわけではなく、ユーモアも忘れていない。ケイタの性格が滝本を思い出させるような点があるため、無意識のうちに厳しく接してしまうが、徐々にその優しさを認めるようになる。また、瞳子とは仲が良いがその反面、恋愛中の瞳子には(否応無く)頭が上がらなかったりする。セカンドを「私の一部」と言い切るほど執着し、そして自身のバディはセカンドだけと決めているため、セカンドを破壊したゼロワンを憎んでいた(そのほかにも滝本を殺したことも恨んでいる)。しかし、犯罪者・多田の再戦の時、セブンは捕まってしまい、サードはELIZA防衛のためフォンブレイバーが使えない状況に陥ってしまうが、ゼロワンの臨時のバディとなりセブンとケイタを救出した。表向きの肩書きは、会長室直属の第2秘書。
麻野 瞳子(あさの とうこ)
エージェントの1人で、フォンブレイバー4のバディ。24歳。ケイタの世話役でもある。派手な格好を好み、なぜかいつもスカジャン姿。ムードメーカー的存在で、天然の一面を持つ。ポジティブな性格であり、漫画のような運命的な出会いを求めている。容姿も悪くはないが男運が悪く、その上一旦惚れると思い込みが激しく周りが見えずに暴走するため、支倉などから「恋する瞳子に関わった者は不幸になる」・「恋愛中の瞳子には近づくな」などと言われている。追いかけられている瞳子に近づいても、不幸になったり、振り回されたりする。ところが、売れない芸人カズにストーカーに遭い、精神的に追い詰められ、ケイタやセブン、ゼロワンに助けを求めていた(当のゼロワンは拒否)が、最後には付き合うことになった(笑ったら恋人になるという条件のためだが、恋人になった後はカズのメアドとサインが書かれたシャツを着てデートに行くようになる)。笑いのツボがズレている。デビルKの都市伝説でカズを怖がらせよとしたがゼロワンが拒んだためセブンをマジックで黒く塗りたくってしまう。その後セブンが「2度と麻野には関わらない」といったため、これが最後の付き合いだった。アンダーアンカーに入ったきっかけは不明だが、桐原よりも古くから在籍している。プログラミング技術や格闘術などにも目を見張るものがあり最前線でも活躍できるが、基本的には本部でバックアップを務めることが多い。現場への移動などには黒のメルセデス・ベンツ・Vクラスを主に使用する(個人持ちではなく公用で、美作らも場合により使用)。酒癖が悪く、クリスマスの網島家に泥酔して乱入し、好き勝手に暴れた挙句眠ってしまったこともある(原因は男にフラれたため)。「オバさん」は禁句。
ガンノスケ・ブラックバード
ノベライズ「滝本壮介の事件簿」にて登場。本編には未登場。アンダーアンカー海外支部に所属する、唯一の海外エージェント。フォンブレイバー6のバディ。2メートル以上の長身にもかかわらず、常に猫背で見た目(主に服装)はオタクのようで非常に頼りないが、英国陸軍特殊空挺部隊出身の情報戦のエキスパート。欧州方面の捜査を一手に引き受ける。語尾に「?ダス」とつけるのが口癖。日本好きという妙な一面を持つ。名の元は芦屋雁之助。ロクのことを「ロクさん」と呼ぶ。
研究開発部
水戸 幸平(みと こうへい)
60歳。元は特捜部部長だったが、今は捜査の第一線からは退き、今は研究開発部部長。開発部部員からは「ご隠居」と呼ばれている。羊羹好き。アンダーアンカー創設から係わっている最古参メンバーの1人。フォンブレイバーなどのメンテナンスの他、本部が攻撃を受けた際などには豊富な知識で的確なアドバイスをする。ユリという名の女の子(おそらく幼少期の優璃)が携帯にデンジロウと名前を付けて可愛いがっているのを見て、フォンブレイバーのアイデアに気づく。島谷ひとみの熱狂的なファン。
支倉 真由子(はせくら まゆこ)
研究開発部部員のリーダー格で、水戸の右腕的存在。25歳。メカオタクで身なりにはあまり拘らないが、唯一指先の手入れは欠かさない。