ケン・ニイムラ
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.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はニイムラ、第二姓(母方の)はデル・バリオです。

ケン・ニイムラ
2012年のケン・ニイムラ
生誕Jose Maria Ken Niimura del Barrio
(1981-10-19) 1981年10月19日(42歳)
スペイン マドリード
職業漫画家イラストレーター
著名な実績国際漫画賞(2012年)
アイズナー賞(2019年)
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ケン・ニイムラ(1981年10月19日 - )は、スペインマドリード出身の漫画家イラストレーター日系スペイン人

代表作に、2012年に国際漫画賞を受賞し、2018年に映画化された『I Kill Giants』(2009年)や、2019年にアイズナー賞の最優秀デジタルコミック賞を受賞した『Umami』(2018年)などがある。世界の主要なコミック市場(アメリカ、ヨーロッパ、日本)でオリジナル作品を出版しており、作品は最大12ヶ国語に翻訳されている。日本の東京を拠点に活動中。
来歴
生い立ち

1981年、日本人の父とスペイン人の母の間にスペイン・マドリードで生まれる。アーティストのマヌエラ・サンチェス・ゴンサレスのもとで教育を受け、その後、ラ・パルマ美術学校で、ぺぺ・ララス、エステル・ヒリ、カルロス・サルガドなどのアーティストと共に学ぶ。マドリード・コンプルテンセ大学では美術の学位を取得。また、エラスムス奨学金を得て、ブリュッセル王立美術アカデミーのイラストレーション学科でも学んだ。
1997?2008年:キャリアの始まり

H Studios、Arruequen、Epicentro出版社などの創設メンバーとして、自費出版の分野でアーティストとしてのキャリアをスタートさせる。アンソロジー『La senda delSamurai』(Arruequen)に掲載された『Oni』(2001年)など、スペインの雑誌や同人誌で数多くの短編を発表し、スペイン国内で数多くの賞を受賞。20歳のとき、出版社Amaniacoから『Underground love』を出版し、以後この出版社と仕事をする。この時期に発表した作品には『Clockworld』、『OtrasJaulas』、『Historietas』、『Qu4ttrocento』などがある。『Dokan』、『Minami』、『Shirase』などの雑誌にイラストを提供するほか、『Japones en Vinetas』シリーズ(Marc Bernabe)などのプロジェクトや、レプソル、サロン・デル・マンガ・デ・バルセロナ(現マンガバルセロナ)などの広告キャンペーンや、テレビチャンネル「クアトロ」の番組『La nochemanga』に登場するイラストを担当した。また、心理学博士モンセラット・ヒメネスの著書『Los ninos vienen sin manual de instrucciones』の装画とCM用イラストを制作した。2007年には、アジア欧州財団(ASEF)が推進する「LINGUA COMICA」プロジェクトに、Sarnath Banerjee、Gerald Gorridge、小野耕世など、アジアやヨーロッパで活躍する漫画家と共に参加している。
2009?2015年:『I Kill Giants』と『ヘンシン』

フランス・パリに移住。ジョー・ケリーが原作を担当し、イメージ・コミックから米国向けに出版された『I Kill Giants』(2009年)の制作に取り掛かる。この作品は2010年にアイズナー賞の「最優秀ティーンズ作品」部門にノミネートされ、2012年には国際漫画賞を受賞。さらに、2018年には映画化され、『バーバラと心の巨人』として公開された。『I Kill Giants』の成功により、Black(イタリア)、MANDALA(日本)、Popgun(アメリカ)、C'est Bon Anthology(スウェーデン)、Spera(アメリカ)、Fluide Glamour(フランス)などの国際誌とコラボレーションが実現。これらの作品はすべて短編集『Traveling』(Norma Editorial、2014年)に収録されている。

日本に住居を移し、2013年に小学館の漫画雑誌『月刊IKKI』で『ヘンシン』を連載。13話の短編集は、東京での生活を綴った架空の日記のようなものとなっている。カナイセイジのカードゲーム『ラブレター』の特装版や、オンラインマガジン『Slate』のイラストレーターとして活動するほか、『I Kill Giants』の作品から着想を得て、2013年に同名の楽曲を発表した音楽グループThe Naked and Famousとのコラボレーションを行った。同時期に『アメイジング・スパイダーマン』や『ゴッサム・アカデミー』などの読み切り作品も出版している。
2016?2022年:『Umami』、『決して開けてはいけません』、『ペニー・パーカー』

2017年に、Panel Syndicateを通じてウェブコミック『Umami』の連載を開始。ファンタジー世界を旅する二人の料理人の冒険を描いた物語で、2019年にアイズナー賞の最優秀デジタルコミック賞を受賞している。約3年間、日本、ヨーロッパ、アメリカを行き来しながら仕事を行った後、浦島太郎鶴の恩返し一休さんといった日本の昔話を再解釈した物語『決して開けてはいけません』(2021年)を発表。オリジナル版はAstiberriから出版されている。1年後の2022年には、映画『スパイダーマン:スパイダーバース』に登場する人気キャラクター、ペニー・パーカーを主人公にした初の長編作品『ペニー・パーカー:アフタースクール』(マーベル・コミック)を発表。イラストレーターとして、近年では、中国ロレアル、スペインのビール会社マオウ、ジャド・アパトー、日本のロックバンドであるGRAPEVINENHKなどの仕事を手がけた。また、2022年には、KONAMIアクション&シューティングコンテストで優秀賞を受賞したゲーム『ツインビーLOOP! -光と闇の惑星の謎-』でグラフィックを担当した。


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