ケンちゃんシリーズ
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(Microsoftコードページ932はしご高))が含まれています(詳細)。

ケンちゃんシリーズは、1969年から1982年にかけてTBS系列で全国放送された子供向けテレビドラマシリーズ。
概要

1962年から1969年にかけて放送されたチャコちゃんシリーズに続いて放送された。主に幼児から小学生、およびその家族向けに作られた。制作は国際放映。1976年頃まで「ライオンこども劇場」と冠がついていた。

放送時間は基本的に毎週木曜日の19:30から20:00であった。なお、「チャコちゃんシリーズ」開始前の1960年代中ごろに、アメリカの児童向けドラマ「チビッコ大将(英語版)」が放送されるなど、この枠は歴史的にも子供向け番組の看板枠だった。

内容は、東京近郊の自営業者の家庭(「ケンちゃんトコちゃん」のみサラリーマン家庭)の子供の生活をほのぼのと描いたものである。ロケーションは主に国際放映のスタジオのある祖師ヶ谷大蔵駅周辺など、東京都世田谷区内の小田急沿線の住宅地・商業地で主に行われた。ただし、ドラマの中で、設定として「東京」以上の具体的な地名が実在・架空にかかわらず出てくることはなく、このロケーション地自体が、ドラマで設定されている舞台かどうかは不明である。そのため、ドラマの中でミュージックホーンを鳴らす小田急の特急ロマンスカー3100形NSEなどの走行シーンを見かける。

本放送時、TBSの子供向け番組の看板番組的な存在であり、その子役らも人気を博した。

『チャコとケンちゃん』、『おもちゃ屋ケンちゃん』など、一時期は劇場用に映画化されたものもある。

一時は常時20%超を記録していた視聴率も、最終作『チャコとケンちゃん』の時には平均12%台(ビデオリサーチ調べ、関東地方)に下降。これを受けて「長い間色々やって来たが、もうやり尽くした感じがする」としてシリーズの終了を決めたと当時のTBS番組渉外課がコメントしている[1]。この1982年のシリーズ終了まで一貫して16ミリフィルム録画で制作され、VTR収録は用いられなかった。

2010年よりホームドラマチャンネルでケンちゃんシリーズが再放送された。再放送されたのは ジャンケンケンちゃんから おもちゃ屋ケンちゃんまでの5作品で、初代チャコちゃんシリーズとケンにいちゃん以降の作品は再放送されていない。
シリーズ一覧
チャコちゃんシリーズ
パパの育児手帳
1962年10月15日 - 1963年5月24日放送・全30話=5日1話完結四方晴美が演じるチャコちゃんシリーズの第1作。第4作と共に父親役は四方の実父である安井昌二、母親も実母小田切みきが演じた。この作品のみ、平日の13:00 - 13:30(後の『(花王)愛の劇場』の枠)で放送した。明治乳業(現在株式会社明治一社提供
チャコちゃん社長
1964年7月16日 - 10月1日放送・全12話この作品のみ金曜21:00 - 21:30枠で放送。東洋レーヨン(現在東レ)一社提供。
チャコちゃんハーイ!
1965年2月4日 - 1966年1月27日放送・全52話この作品より、木曜19:30 - 20:00枠で放送。また、この作品からライオン(当時ライオン油脂・ライオン歯磨)提供。
チャコちゃん
1966年2月3日 - 1967年3月30日放送・全61話
チャコねえちゃん
1967年4月6日 - 1968年3月28日放送・全52話宮脇康之演じるケンちゃんが初登場。
チャコとケンちゃん
1968年4月4日 - 1969年3月27日放送・全52話

モノクロ作品であるチャコちゃんシリーズのTV版は、これまでに「チャコねえちゃん」のみが株式会社スバックから一部の回のみ収録されたDVD BOXが発売されている(第1話、第5話、第16話、第21話、第23話、第24話、第33話、第38話、第41話、第46話、第49話、最終話の第52話の合計12話分)が、全話分のDVDは発売されていない。過去に「チャコちゃん」もVHSビデオ版が発売されているが、こちらも一部の回のみ収録されたものであり、全話分は発売されていない。これまでにCS放送等やチャコちゃん、チャコねえちゃん以外のシリーズのVHSビデオ、DVDソフト化もされていないため、未収録の回のフィルムや他のチャコちゃんシリーズのフィルムの現存は不明である。

ケンちゃんシリーズ
初代ケンちゃん
ジャンケンケンちゃん
1969年4月3日 - 1970年2月26日放送・全48話ケンちゃん(設定は小学1年生)の単独出演。お母さん役で最多出演をすることになる岸久美子が初登場。お父さん役は前田昌明。ケンイチ - 宮脇康之、お父さん - 前田昌明、お母さん - 岸久美子
ケンちゃんトコちゃん
1970年3月5日 - 1971年3月4日放送・全52話チャコちゃんに変わる兄妹設定でトコちゃん(佐久間まゆみ)が登場して以降3作連続出演。しっかり者の妹役としてケンちゃんと名コンビぶりを披露した。1970年10月1日放送分よりカラー化。ケンイチ - 宮脇康之、トコ - 佐久間まゆみ、お父さん - 塚本信夫、お母さん - 柳川慶子
すし屋のケンちゃん
1971年3月11日 - 1972年3月2日放送・全52話前作同様ケンちゃんとトコちゃん(設定は小学1年生)兄妹が主人公。お父さん役として牟田悌三が初登場。寿司屋「久松寿司」を経営する小林家が舞台で、家が自営業(子供の好きなものを扱う小売・飲食業)という設定が今作で始まった。従業員としてマンガさん(進士晴久、以降合計4作に役名を変えながら出演)らユニークなキャラクターが登場するようになる。他にもおじいさん役で名優笠智衆が出演、ケンちゃんの柔道のコーチの三五郎(石田信之、以降4作連続出演)、小学校の雷先生(工藤堅太郎、以降3作連続出演)も登場するなどセミレギュラー陣が充実した。ケンイチ - 宮脇康之、トコ - 佐久間まゆみ、お父さん - 牟田悌三、お母さん - 吉行和子
ケーキ屋ケンちゃん
1972年3月9日 - 1973年3月1日放送・全52話洋菓子店「カムラ」が舞台。つまり一家の姓は「かむら」。ケンちゃん、トコちゃん、お父さん役の牟田悌三は前作と同じ。お母さん役で岸久美子が再登場、以降最終作まで出演する。牟田と岸は18歳の実年齢差があるが、合計6作で息の合った夫婦役を演じた。主題歌は「ケンちゃん」役で主演の宮脇康之本人が歌唱した。ケンイチ - 宮脇康之、トコ - 佐久間まゆみ、お父さん - 牟田悌三、お母さん - 岸久美子
おもちゃ屋ケンちゃん
1973年3月8日 - 1974年2月28日放送・全52話初めて飲食以外の商店となる玩具店が舞台。ケンちゃんの妹はトコちゃんから前作でお父さんの知人の子として登場したマコちゃん(永春智子)に交代。お父さんは牟田悌三が一旦降板し、前田昌明が再出演した。主題歌は前作に続き宮脇康之本人が歌唱。ケンイチ - 宮脇康之 妹マコ - 永春智子、お父さん - 前田昌明、お母さん - 岸久美子
ケンにいちゃん
1974年3月7日 - 1975年2月27日放送・全52話家はレストラン「あおぞら」を経営。宮脇康之演じるケンイチの弟ケンジとして岡浩也が初登場。劇中での呼称はケンイチが「ケンにいちゃん」、ケンジが「ケンちゃん」となる。以降の3作品ではケンジらが中心となり、ケンイチは彼らを見守ったり助言したりする立場の、実質的には脇役的な存在になる。お父さん役は牟田悌三が復帰し、以降5作連続出演。この作品を以てライオン油脂が撤退、『ライオンこども劇場』の枠名が廃止される。ケンイチ - 宮脇康之、健二 - 岡浩也、お父さん - 牟田悌三、お母さん - 岸久美子
おそば屋ケンちゃん
1975年3月6日 - 1976年2月26日放送・全52話・ネットチェンジのため、近畿広域圏は朝日放送( - 第4話)から毎日放送(第5話 - )へ家は蕎麦屋「おゝもり庵」。長男ケンイチ(宮脇康之)、次男ケンジ(岡浩也、設定は小学1年生)に加えて長女チャコ(斎藤ゆかり:斎藤こず恵の妹)が登場。初めて三人兄弟妹となった。ケンイチは中学生となり、ケンジの小学校の担任・二代目雷先生役で水谷豊が出演。スポンサーはライオン歯磨と明治製菓(現在明治)に変更。ケンイチ - 宮脇康之、ケンジ - 岡浩也、チャコ - 斎藤ゆかり、お父さん - 牟田悌三、お母さん - 岸久美子
フルーツケンちゃん
1976年3月4日 - 1977年2月24日放送・全52話「フルーツパーラー山本」が舞台。三兄弟妹の設定は前回と同様。ケンイチは本作スタート直後の4月に中学2年生となる設定だが、演じる宮脇の実年齢はひとつ上で、本作終了と同時に中学校卒業となり、本作をもって9年間演じたケンイチ役からも卒業となった。ケンイチ - 宮脇康之、ケンジ - 岡浩也、チャコ - 斎藤ゆかり 、お父さん - 牟田悌三、お母さん - 岸久美子
2代目ケンちゃん


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:76 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef