ケロッグ博士
The Road to Wellville
監督アラン・パーカー
脚本アラン・パーカー
原作T・コラゲッサン・ボイル
『ケロッグ博士』(The Road to Wellville)は、1994年に公開されたアメリカ合衆国のブラック・コメディ映画。コーンフレークを考案したジョン・ハーヴェイ・ケロッグ博士の実話を基にしたT・コラゲッサン・ボイル(英語版)の小説を原作とし、ケロッグ博士が経営する療養施設で実践される狂気的な健康法などを描く。アラン・パーカーが脚本と監督を務め、アンソニー・ホプキンスなどが出演した。 この作品記事はあらすじの作成が望まれています。ご協力 ※括弧内は日本語吹替 公開時には、ローリング・ストーン誌でピーター・トラヴァースが同年公開の映画中ワースト5位とする[2]など否定的な反応を多く受け、特にスカトロジーの描写に対しては多くの批判があった。また、Rotten Tomatoesでは39%の低評価を受けてる[3]。一方、すべてのレビューが否定的だったわけではなく、Bright Lights Film Journal
あらすじ
キャスト
ジョン・ハーヴェイ・ケロッグ博士:アンソニー・ホプキンス(山野史人)
エレナー・ライトボディ:ブリジット・フォンダ(平井美美
ウィリアム・ライトボディ:マシュー・ブロデリック(原康義)
チャールズ・オシニング:ジョン・キューザック(田中正彦)
ジョージ・ケロッグ:ダナ・カーヴィ(島田敏)
グッドロー・ベンダー:マイケル・ラーナー(中村雄一)
ライオネル・バジャー博士:コルム・ミーニイ(石波義人)
エンディミオン・ハート=ジョーンズ:ジョン・ネヴィル(水野龍司)
アイダ・ムンツ:ララ・フリン・ボイル(叶木翔子)
看護婦グレーブス:トレイシー・リンド(小林さやか)
ヴァージニア・クレーンヒル:カムリン・マンハイム
ポールトニー・ダブ:ロイ・ブロックスミス
スピッツ・ヴォーゲル博士:ノーバート・ワイザー(田原アルノ)
ティンダーマーシュ夫人:モニカ・パーカー(真山亜子)
スタッフ
監督・脚本:アラン・パーカー
製作総指揮:トム・ローゼンバーグ、マーク・エイブラハム
製作:アラン・パーカー、アーミアン・バーンスタイン、ロバート・F・コールズベリー
原作:T・コラゲッサン・ボイル
撮影:ピーター・ビジウ
衣装:ペニー・ローズ
編集:ジェリー・ハンブリング
音楽:レイチェル・ポートマン
字幕翻訳:石田泰子
日本語版
演出:蕨南勝之
翻訳:芝谷真由美
評価
日本では、淀川長治が公開時に高く評価しており、「アレが目的のゲス映画と思われそうだが、さにあらず、その時代色の美しさ、その登場者の時代衣装の美しさ。ボンネットに自転車にワルツにと、まるで西洋明治大正絵葉書を見るごとく、そのワイセツも江戸好色すごろくを遊ぶがごとく、この映画の時代美術の美しさに陶然となる」「オジサン族全員全裸で電気治療を受けての全裸のお尻のブルンブルン。これをアップ移動キャメラで見せるすさまじさ。その他オトコ、オンナの全裸にヒゲの男のフンドシ姿も続々。ウンコとカンチョウと男のあそこが立つ治療。映画美術の中に見るこのお遊び。見て見て笑いたまえ。ことし一番のケッサクよ!」と述べている[5]。
脚注^ “Planet Hollywood”. Screen International: 14-15. (August 30, 1996).
^ Travers, Peter (1994年12月29日). “The Best and Worst Movies of 1994”. Rolling Stone. 2020年7月20日閲覧。
^ The Road to Wellville - Rotten Tomatoes(英語)
^ Tanfer Emin-Tunc. “ ⇒Black and White Breakfast”. Bright Lights Film Journal. 2008年1月31日閲覧。
^ 淀川長治 (1996年9月17日). ⇒“淀川長治の銀幕旅行 ?ケロッグ博士?”. 産経新聞. ⇒http://www.sankei.co.jp/enak/yodogawa/96/96drkerog.html 2022年4月26日閲覧。
外部リンク
ケロッグ博士 - allcinema
⇒ケロッグ博士 - KINENOTE
The Road to Wellville - IMDb(英語)