ケロシン
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出典検索?: "ケロシン" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2023年2月)
ケロシン系ジェット燃料 Jet A-1 を輸送するトラックケロシン系ロケット燃料RP-1を使うサターンVの打ち上げ

ケロシン(英語: kerosene)とは、石油分留成分の1つである。およそ沸点150 - 280炭素10 - 15密度0.79 - 0.83のものである。ナフサガソリンの原料)より重く、軽油より軽い。

ケロシンを主成分として、灯油ジェット燃料、ケロシン系ロケット燃料などの石油製品が作られる。灯油の成分はケロシンだが、日本では灯油をケロシンと呼ぶことは稀で、ケロシンといえば「ジェット燃料やロケット燃料」を指すことが多い。

英語では kerosene のほか kerosine とも綴り、また coal oil ともいう。中国語では「煤油」や俗に「火水」という。モービル石油コストコガソリンスタンドで、灯油の給油機には、英語の Kerosine が書かれている。また、英国南アフリカでは イギリス英語: paraffin(パラフィン)とも呼ぶ。
概要

ケロシンは、無色で燃えやすい液体炭化水素で、石油の分留で150 - 275の分留区画を占める(炭素数で12 - 15に相当)。かつては灯油ランプに広く使用されていたが、その後は灯油やロケット燃料やジェット燃料として使用される。ケロシンの名称はギリシア語のκηρο’?(keros。ろう、ワックス)に由来する。

原油から直接蒸留された標準的なケロシンは、硫黄の含有とそれに伴う腐食性を減少させるために、いくつかの脱硫処理を必要とする。今日ではケロシンの一部は石油クラッキングによっても生産される。つまりクラッキングにより、原油の中でも重油として燃料にしかならない成分から、価値のある成分へと改質している。

引火点は、37℃から65℃、発火点は、220℃。
用途石油ファンヒーター日本製

ケロシンに、水素添加や他留分、クラッキングの剰余分などがブレンドされ、各種の燃料が作られる。
灯油詳細は「灯油」を参照

灯油は、家庭用の燃料などに使われる。日本では、灯油の品質はJIS K 2203で標準化されている。

灯油の調理用燃料としての使用は、ほぼ発展途上国またはバックパッカーに限られており、そのような用途では精製度が低く、不純物やゴミを含んだものが使用されている。

日本では、家庭用の灯油ストーブで暖房燃料として広く使用されており、ガソリンスタンドや宅配によって容易に入手可能である。
ジェット燃料詳細は「ジェット燃料」を参照

ジェット燃料は、ほぼケロシンからなる「ケロシン系」と、ナフサを混ぜる「ワイドカット系」に分けられる。

民間用の規格としてはケロシン系のJet AとJet A-1、ワイドカット系としてJet Bがある。これらはアメリカの工業規格ASTM D-1655で標準化されており、日本ではJIS K 2209がそれに準拠している。軍用にも各種規格がある。
ロケット燃料

ロケットエンジンでは燃料を大気圏外でも燃焼させるため、液体水素やケロシンなどの燃料のほかに酸化剤を搭載する必要がある。酸化剤として用いられる物質は、第二次世界大戦中のヴァルターロケットでは過酸化水素、同じくV2ロケットでは液体酸素、戦後のミサイルでは赤煙硝酸過塩素酸アンモニウムなどである。ケロシンを燃料とするロケットの場合、酸化剤としては液体酸素が多く用いられる。

ロケット燃料としての性能(比推力)は噴射速度が高いほど、言い換えると燃焼温度が高く燃焼ガスの分子量が軽いほど、最終飛翔体と燃料の重量比(単に質量比と呼ぶ)がよくなる。


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