ケルマデック諸島
所在地ニュージーランド
所在海域南太平洋
面積33,08 km²
海岸線長- km
OpenStreetMap
ケルマデック諸島[1][2]またはケルマデク諸島(ケルマデックしょとう、英: Kermadec Islands[3][4])は、南太平洋のニュージーランド領の火山諸島で、ニュージーランド北島の北北東約1000 km(キロメートル)に位置している。 面積33.5 km2 の岩礁から成る。ケルマデック諸島は火山性の山がちの島々で、周囲の海はサンゴ礁になっている。そして地震が多いところでもある。最大の島は面積18 km2 のラウル島
概要
ラウル島は断崖が多い、肥沃な火山の島である。ケルマデック諸島の最高峰である、516 m(メートル)のラウル山がラウル島にあり、この山は活発なカルデラ型の活火山で、過去に何度か噴火もしている。1937年まで、入植者が定住していた(現在でもその家や墓などがある)。そのほかは、現在では気象観測所のスタッフや科学者などの関係者以外の、一般の定住者は住んでいない。デナムベイは島最大の湾で、北部のフリートウッドブラフという崖に気象観測所や短波ラジオ局、ニュージーランド最北端の前哨基地のラウル島ステーションなどがあり、またボランティアの為のホステルの宿泊施設がある。四輪トラクターや四輪駆動車、四輪バギーは島内の主な交通手段である。
ラウル島以外の他の島はラウル島の付近のマイヤー島とフィッシング・ロック、ネーピア島とニュージェント島とヘラルド島とシャンテ島、マッコーリー島(英語版)(英: Macauley Island)、カーティス島(英語版)(英: Curtis Island)とチーズマン島(英語版)(英: Cheeseman Island)、エス・ペランス・ロック、ヘイヴァー・ロックなどで、いずれも無人島である。
諸島東方にはトンガ海溝に続くケルマデック海溝(最深で9994 m)が南北に連なっている。
歴史のシビア船長とワット中尉により発見された時、無人島であった。1793年にはフランスのエスペランス号のダントルカストー少将が行方不明のフランス人探検家ラ・ペルーズを捜索している時、ラウル島に到着した。ダントルカストー少将の部下である、ジャン=ミシェル・ユオン・ド・ケルマデックの名を諸島に名付けた。
1796年イギリス船ブリタニア号のレイブン船長により、再発見。1810年から1860年はサンデー島(ラウル島)の湾(現デナムベイ)は太平洋に於ける捕鯨の基地として入植もされた。まず最初の入植者は1837年にサモア人妻を持つベーカーとマオリの妻を持つジェームズ・リード船長が入植。野菜やバナナなどの栽培をしたり、魚を捕獲して暮らし、捕鯨船に新鮮な水の提供をしていた。しかし、1853年までに地震や火山噴火で、ベーカー一家やリード一家ら入植者はサンデー島から離れ、無人島と化した。翌年の1854年イギリス戦艦ヘラルド号のヘンリー・M・デナム船長は無人島と化したサンデー島の調査を行った。同行した息子のフリート・ジェームズ・デナムは熱帯性熱病にかかり、同島にて16歳で没している。
1870年にクリスジョンソン一家がサンデー島に入植するが火山噴火で離島。その後トンガ人の妻と共にアメリカ人水兵も島に住み着いたが、1872年にやはり火山噴火で、一家は離島している。
無人島化したサンデー島に1878年トーマス・ベルが妻フレデリカと6人の子供と共に、サンデー島に住み着いた。ベル一家は島でノーフォーク島からノーフォークマツを植えたり、野菜や果物など栽培をし、捕鯨船(ノーフォーク島のバウンティ号の反乱者の子孫の捕鯨船等)と食料交換をし、ニュージーランドのオークランドから羊や牛など導入し家畜の飼育もしながら、1937年まで住み続けた。
1888年にニュージーランドの一部としてのイギリス領となる。1938年ニュージーランド政府は短波ラジオ局や気象観測を設立。1990年には諸島の周囲の海は海洋保護区に指定された。
2012年、NASAの地球観測衛星テラによって、茶色の「浮島」が発見された[5]。観測データによると、この浮島は多数の軽石が集まった集合体で、7月28日に初めて出現し、その後も徐々に面積を拡大しつつあるという[5]。海底火山の噴火が原因と見られ、8月13日には全長約450キロにまで達した[5]。 オエクシ=アンベノ首長国など存在しない仮想国家を宣言をして有名になったブルース・グレンヴィルと言うニュージーランド人のアナキスト(無政府主義者)のアーティスタンプ
その他
脚注[脚注の使い方]^ 二宮書店編集部 編『必携コンパクト地図帳』二宮書店、2005年1月20日、127頁。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 4817602090。
^ 成美堂出版編集部 編『今がわかる時代がわかる 世界地図 2020年版』成美堂出版、2019年11月30日、207頁。ISBN 978-4415113012。
^ ニュージーランド英語発音:[?k?rmad?k ?a?l?ndz] カーマデック・アイランズ