ケルビン川(英語: River Kelvin, スコットランド・ゲール語: Abhainn Cheilbhinn)は、スコットランドの川である。クライド川の支流であり、グラスゴーの北部・北東部を流れる。
グラスゴー大学はこの川沿いにある。この大学の教授で物理学者・工学者のウィリアム・トムソンが1892年に連合王国貴族に序され、この川の名前からとられた新たな爵位「ケルビン男爵」が創設された。温度の単位のケルビンはこの爵位名から取られたものであり、間接的にこの川の名前に由来する。 「ケルビン」という名前は共通ブリソン語(英語版 全長は約35キロメートルである。水源はキルサイス ストラスケルビン沿いには、野生のハイイロリス、 カササギ、アオサギ、カワガラス、カワウ、アオガラ、シジュウカラ、ズアオアトリ、タシギ、アカゲラ、クロウタドリ、ワキアカツグミ、ハシボソガラス、カワセミ、マガモ、カワアイサ、ノロジカ、アカギツネ、カワウソ、ミズハタネズミ、ミンク、ドブネズミなどが生息する。 水質改善が行われた結果、サケが遡上するまでになった。この川にはブラウントラウトも生息しており、許可を取得すれば、どちらの魚種も釣ることができる[4]。
語源
流路
流域の動物
橋トーランス
グラスゴー市内には、ケルビン川に架かるいくつかの橋がある。最も有名なのは、ウェスト・エンドのグレート・ウェスタン・ロードにあるグレート・ウェスタン・ブリッジである。この橋の下にはグラスゴー地下鉄のケルビンブリッジ駅があり、この一帯も「ケルビンブリッジ」と呼ばれている。その他に、バルミュルディ(英語版)のアントニヌスの長城近くの橋、ダンバートン・ロードのパーティック橋、クイーン・マーガレット・ドライブの橋、ハペニー橋、ケルビングローブ公園(英語版)の敷地内の橋などがある。
フォース・アンド・クライド運河がこの川を横切る箇所にはケルビン水道橋(英語版)がある。建設当時はイギリス最大だった。運河からあふれた水はケルビン川に流れるようになっている。 History of Banton; William Gracie, 1995 pub. Stratkelvin district council. (Kilsyth Library, local studies)^ a b c “A Guide to the Place-Name Evidence - Guide to the Elements
脚注
^ Robert Murray. “Source of the Kelvin (C) Robert Murray :: Geograph Britain and Ireland”. 2024年1月12日閲覧。
^ “Map of River Kelvin”. 2017年1月27日閲覧。