ケイ化ウランルテニウム(ケイかウランルテニウム、URu2Si2)は、ウラン、ルテニウム、ケイ素からなる重い電子合金である。URu2Si2は、「122」正方晶系となっているが、現行の凝集系ではこの結晶構造の化合物が多く研究されている。
URu2Si2は、17.5 K以下の温度で「隠れ秩序」(HO)相を持つ超伝導体である [1] [2]。臨界温度以下で磁性があり、約1.5K以下で超伝導になる [3]。ただし、17.5K未満の秩序相の性質については多くの提案がされているが、未だ定説は確立していない。
参考文献^ H.-H. Kung1, R. E. Baumbach, E. D. Bauer, V. K. Thorsmolle, W.-L. Zhang, K. Haule, J. A. Mydosh, G. Blumberg (20 March 2015). “Chirality density wave of the "hidden order" phase in URu2Si2”. Science 347 (6228): 1339?1342. arXiv:1410.6398