グローバル教養学部
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国際教養学部(こくさいきょうようがくぶ)は、日本大学における学部名称。国際学部教養学部の性格を併せ持つと考えられ、特に国際性や異文化に関わる諸分野の横断的な学際的教育と、語学(特に英語)教育に重点が置かれており、その特色としてリベラル・アーツを掲げている大学が多い。また、学内に於ける学部課程での外国人留学生の受け皿としての役割を担う。卒業時には学士 (国際教養学)もしくは類似の名称をもつ学位が授与される。(本稿では、「国際教養学部」を称する学部を有している大学に加え、それに類する学部学科を含めて記述する。)


目次

1 概要

2 歴史

3 英語名称

4 国際教養学部を置く大学

4.1 国立大学

4.2 公立大学

4.3 私立大学


5 国際教養学部を置いていた大学

6 国際教養学科を置く大学

6.1 公立大学

6.2 私立大学

6.3 公立短期大学

6.4 私立短期大学


7 関連項目


概要

教育内容及び方法は大学によって大きく異なる。

まず、専攻分野に関しては、多くの大学においては人文科学社会科学分野の諸学が中心となっており、その中で「学際的」な教育課程を設定している場合が多い。自然科学分野については環境学関係の専攻が置かれている場合がみられるものの、含まれていない場合が多い。例外的には、国際基督教大学(ただし学部名称は教養学部)のように、自然科学を含めた諸分野をカバーしたり、千葉大学のように「文理混合」を掲げている場合もある。

教育課程において用いる言語としては、英語のみで講義を行っている場合(国際教養大学上智大学法政大学宮崎国際大学早稲田大学など)、日英両国語での授業が行われる場合(国際基督教大学など)や、主として日本語で講義を行っている場合(千葉大学など)がある。また獨協大学は「2言語併習」を掲げており、複数言語や日本を含む複数文化の教育・研究を通じてその共存方法を学ぶことを目的としている。英語による講義が行われている学部の中でも、入学時に求められる英語の習熟レベルは大学によって大きく異なっている。従って、実際の教育課程において、語学レベルの向上に重点を置く大学もあれば、既に英語を習得していることを前提として英語圏の大学と同様の教育を行っている大学もある。

しかし、教育目標には多くの共通性がみられ、英語または他言語を身につけた「国際人(国際教養人)」の育成を目標に掲げる大学が多い。また同学部を設置する多くの大学は留学生を積極的に受け入れており、学部在学中に留学する環境が整えられていることが多い。早稲田大学や国際教養大学において日本人学生は原則1年間、宮崎国際大学では16週間の留学が、必修となっている。
歴史

今日の「国際教養学部」に類する教育課程の潮流は、1949年(昭和24年)に設置された上智大学国際部や1953年(昭和28年)開学の国際基督教大学にまでさかのぼることができる。「国際教養学部」の名称は、2004年(平成16年)に公立大学法人国際教養大学が1学部体制で開学した際に初めて用いられたものである。また同年早稲田大学が従来の国際部(留学生別科)を改組、2005年(平成17年)宮崎国際大学比較文化学部を改組、2006年(平成18年)上智大学比較文化学部を改組、2007年(平成19年)獨協大学外国語学部言語文化学科を改組、2008年(平成20年)中京大学教養部を改組する形で、それぞれ国際教養学部を立ち上げていく。また、横浜市立大学2005年(平成17年)に国際文化学部商学部理学部を統合して国際総合科学部を、法政大学2008年(平成20年)にIGISを発展させる形でグローバル教養学部を、広島女学院大学2012年(平成24)に文学部生活科学部を改組して国際教養学部を設立する。以上のように、このような名前を冠する学部組織が設置され始めたのは21世紀に入ってからの事である。
英語名称

早稲田大学中京大学では School of International Liberal Studies、上智大学広島女学院大学では Faculty of Liberal Arts、法政大学では,Global Interdisciplinary Studies,獨協大学創価大学では Faculty of International Liberal Artsというように統一されていない。


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