グローバリゼーション
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国家間の関係を指す「国際化」とは異なります。
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2014年3月)

この記事で示されている出典について、該当する記述が具体的にその文献の何ページあるいはどの章節にあるのか、特定が求められています。ご存知の方は加筆をお願いします。(2014年3月)
現在の自由貿易地域。自由貿易協定が結ばれた地域が表示されている。グローバリゼーションによる多国籍間の物流グローバリゼーションによって労働者の失業問題が起きることがある製造業のコストが安い国では、安価な製品を大量に製造できる

グローバリゼーション・グローバライゼーション(英語: globalization)とは、社会的あるいは経済的な関連が、旧来の国家や地域などの境界を越えて、地球規模に拡大してさまざまな変化を引き起こす現象である[1][2]。グローバル化、世界の一体化ともいう[3][4]国立国語研究所は地球規模化、地球一体化への言い換えを提案している[5]他動詞にする場合にはグローバライズする(英語: globalize)という。

「グローバリゼーション」という言葉は、さまざまな社会的、文化的経済的活動において用いられる。使われる文脈によって、たとえば世界の異なる地域での産業を構成する要素間の関係が増えている事態(産業の地球規模化)など、世界の異なる部分間の緊密なつながり(世界の地球規模化)をする場合もある。
語義
異義語

グローバル」と「インターナショナル」、「グローバリゼーション」と「インターナショナリゼーション(国際化)」という語は、意味する範囲が異なる。「インターナショナリゼーション」は「国家間」で生じる現象であるのに対して、「グローバリゼーション」は「地球規模」で生じるものであり、国境の存在の有無という点で区別される。「内政不干渉の原則」、「主権国家」、および「コングロマリット」も参照

具体的に言えば、世界地図を見て国境を意識しながら国家間の問題を考えれば、「インターナショナル」な問題を考えていることになる。対して、地球儀を見ながら地球全体の問題を考えれば「グローバル」な問題を考えていることになる。すなわち、「グローバリゼーション」の方が「インターナショナリゼーション」よりも範囲は広くなる。
訳語

国立国語研究所「外来語」言い換え提案において、「地球全体の規模に拡大することを意味する『地球規模化』と言い換えるのが、分かりやすい。地球全体が一つになることに着眼して、『地球一体化』と言い換えることもできる。中国語で用いられている『全球化』も、端的で分かりやすい場合がある。」としている[6]
歴史「グローバリゼーションの歴史」および「世界の一体化」も参照
前史

世界史的に見れば、何らかの現象の「グローバリゼーション」は、大航海時代に起源を発する。大航海時代により、ヨーロッパ諸国が植民地を世界各地に作り始め、これによりヨーロッパの政治体制や経済体制の「グローバリゼーション」が始まり、物流の「グローバリゼーション」が起こった。これが本格化し始めた時期は19世紀で、ナポレオン戦争による国民国家の形成や、産業革命による資本主義の勃興が、近代の「グローバリゼーション」を引き起こした。特に19世紀末から20世紀初頭にかけて、帝国主義の最盛期とともに世界経済は高い統合度を示すようになり、これは1914年の第一次世界大戦勃発まで続いた。当時の貿易統合度は非常に高く、1913年の貿易統合度は1980年代になるまで回復しなかった[7]
現代

第二次世界大戦が終わると、アメリカ合衆国を盟主とする冷戦西側諸国多国籍企業が急成長し、現代の「グローバリゼーション」が始まった。1970年代から国際決済が急速にオンライン・グローバル化し、「グローバリゼーション」という語が使われるようになった。東欧革命の翌年である1990年には、「ボーダーレス」(無境界)という語で、「国境が越えて揺さぶる力が物を言う」という論調で東欧革命後の世界が語られる例もあった[8]原田泰大和総研は「グローバル化の進展が喧伝されたのは、1991年のソ連崩壊がきっかけである」と指摘している[9]

特に、ソビエト連邦が消滅したこと(1991年大晦日)により、アメリカ合衆国単独覇権が確立された1992年元日から、「グローバリゼーション」という語は一層の広まりを見せた。ソビエト連邦が消滅すると、社会主義の消滅と資本主義の永続が主張され、「冷戦後の自由貿易圏の拡大によって、文化や思想の枠にとらわれない貿易が促進する事態」「グローバル企業が地球上のどこでもほしいままに振る舞える世界」「経済・政治・社会など、あらゆる体制をアメリカ型に変えること」も指すようになった。そのため、「グローバル化=新自由主義(無規制資本主義)」「グローバル化=アメリカ化」とされることも多くなった。
反グローバリゼーション

グローバリゼーションという言葉は負の現象、たとえば工業や農業といった産業の世界規模での競争(メガコンペティション)、多国籍企業による搾取の強化、国内産業の衰退、プレカリアート非正規雇用労働者)の増大という現象を指す場合もある。

1992年以来、グローバリゼーションの負の現象を憎む人々は、主要国首脳会議の開催地などで反グローバリゼーションを訴えている。こうした動きが初めて世界中に知られるようになったのは、1999年11月30日から12月2日シアトルで開かれた第3回世界貿易機関閣僚会議(WTO総会)における反対デモである。この時、世界中から押し寄せた反対派が会場周辺で大規模な抗議行動を行った結果会議の継続が不可能となり、合意は成立しなかった。これ以後、反グローバリゼーション派は重要国際会議に押しかけては反対行動を繰り返すようになった[10]


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