グレート・スコットランドヤード
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グレート・スコットランドヤードグレート・スコットランドヤード(スコットランド・プレイス通りとの交差点にて)
所在地ロンドン ウェストミンスター セント・ジェームズ
郵便番号SW1
最寄りの鉄道駅 チャリング・クロス駅
チャリング・クロス駅
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯51度30分23秒 西経0度07分32秒 / 北緯51.5064度 西経0.1256度 / 51.5064; -0.1256座標: 北緯51度30分23秒 西経0度07分32秒 / 北緯51.5064度 西経0.1256度 / 51.5064; -0.1256

グレート・スコットランドヤード (: Great Scotland Yard) は、ロンドンウェストミンスターのセント・ジェームズ(英語版)地区にある街路である。ノーサンバーランド・アベニュー(英語版)とホワイトホールに接続する。ロンドン警視庁の初代本部庁舎の裏口前を走る通りとして最もよく知られ、同庁本部の別称であるスコットランドヤードの由来となった。目次

1 歴史

2 映画のロケ地

3 脚注

4 外部リンク

歴史 グレート・スコットランドヤードの街路表示

当街路名の語源は定かではないが、1964年にニューヨーク・タイムズ紙に掲載された記事によれば、スコットランド王国の外交官らとスコットランド国王がイングランド王国を訪問した際に泊まった宿舎に由来していると説明されている[1]。正式なものではなかったが、事実上のスコットランド大使館であった。

17世紀には、政府庁舎と公務員官舎があった。イングランド共和国時代のオリバー・クロムウェルの統治下では、建築家のイニゴー・ジョーンズクリストファー・レン、詩人のジョン・ミルトン(1649年から1651年まで)が当地に居住した。18世紀後半には、当地区は卓越と威信との関わりがあった。たとえば、1690年代にはジョナサン・スウィフトが風刺小説『桶物語』の中で「...ウィルズ・コーヒーハウス(英語版)、グレシャム・カレッジ(英語版)、ワーウィック・レーン(英語版)、ムーアフィールズ(英語版)、スコットランドヤード、ウェストミンスター・ホール、ギルドホール(英語版)の我が立派な同胞と友人たちよ、手短にいえば、法廷、教会、野営、市、国のすべての居住者及び召使その他誰であろうとも...[2]」と著述し、評価を得た。

ロンドン警視庁によると、ホワイトホール・プレイス4番地にある初代警視総監のオフィスには、グレート・スコットランドヤード通りに面する裏口があり、1862年のウェストミンスターの地図にはその所在地が記載されている[3]。時が経ち、スコットランドヤードは一般的にロンドン警視庁本部を指す換喩として使用されるようになった[4] グレート・スコットランドヤード通りとホワイトホール通りの交差点の角にあるパブ「ザ・クラレンス」

リチャード・ホーウッド(英語版)作の1799年のロンドンの地図には、ホワイトホール通りの東側、海軍本部の反対側にグレート・スコットランドヤードが載っている。その下手にはクルドサックになっている通り —現在のホワイトホール・プレイス付近に当たるミドル・スコットランドヤード (Middle Scotland Yard) と、ミドル・スコットランドヤードから入ったところにあるロウアー・スコットランドヤード (Lower Scotland Yard) の2本— が走っている。ロウアー・スコットランドヤードは、1906年に戦争省庁舎が建てられた辺りにあったが[5]、1862年の地図によれば、元はクルドサックだったホワイトホール・プレイスが当初のミドル・スコットランドヤードに代わったときに、ミドル・スコットランドヤードに改称された[3]

クラレンス公に因んだパブ「ザ・クラレンス」 (The Clarence) は1896年に遡る。このパブはグレート・スコットランドヤードの反対側の角まで屋根付き通路で結ばれていた。この屋根付き通路は1908年のグレート・スコットランドヤードの再開発で撤去され、パブの建物もその端が若干異なる色のレンガで修築された。 クラレンス・パブの内部

1953年以来、イギリスの現役及び現役を退いた公務員(英語版)で作る社交クラブである公務員クラブ(英語版)は、オールド・ファイア・ハウス (Old Fire House) に拠点を置いている。
映画のロケ地

キーラ・ナイトレイジェームズ・マカヴォイが主演した2007年の映画『つぐない』の第二次世界大戦のシーン、2010年の映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が、グレート・スコットランドヤード通りをロケ地として製作された。また、ジェームズ・ボンドの映画『007 スカイフォール』のカーチェイスシーンの一部でも、グレート・スコットランドヤード通りが使用された。
脚注^ Farnsworth, Clyde H (15 May 1964), “Move is planned by Scotland Yard”, The New York Times 
^ A Tale of a Tub. Jonathan Swift .
^ a b Stafford ? London & is suburbs (image database), Motco, (1862) .
^ Great Scotland Yard, Metropolitan Police Service .
^ Horwood, Richard (1799), Map of London (image database), Motco .

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、グレート・スコットランドヤードに関連するカテゴリがあります。


更新日時:2018年10月29日(月)14:31
取得日時:2021/10/07 15:59


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