グループRally
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シュコダ・ファビアR5(2017年)

グループRally (Group Rally) は、国際自動車連盟 (FIA) が定める、ラリーに使用する競技車両のカテゴリーの総称である。2019年までの名称は『グループR』で、現在も一部には用いられている。
概要

FIAが発行する国際モータースポーツ競技規則 付則J項(国際競技車両規則)の部門T(量産車両)に属し、「ツーリングカーまたは大規模量産プロダクションカー」と定義される。市販車を改造するという点ではグループAグループNと同じだが、改造範囲により大きく複数のレギュレーションに分かれている点が異なる。その点ではグループGT3/GT4に近い性質を持つ。

グループRallyは大別すると四輪駆動ターボのRally2・Rally2キットカー・Rally3、二輪駆動のRally4・Rally5に分けられる。グループAの公認も取得することが前提条件であるため、ベース車両はシリーズ全体で25,000台、直接のモデルは連続する12ヶ月間で2,500台が生産されている4座席の量産車でなければならない。またそれに加えて「VR」[注釈 1]と呼ばれる、改造についてのグループR独自の公認の取得も求められる。各VR公認を得ている部品は、ベース車両に無いものや他社ブランドのものでも使用が可能である[1]

ちなみに同じRがつくラリーカーのグループR-GTが存在するが、これは部門II(レーシングカー)のGTプロダクションカーを規定したものであり、グループRとは全く異なる規定である。また世界ラリー選手権(WRC)最高クラスのワールドラリーカー(WRカー)のベース車両と改造(WRCキット変型)は部門Tだが、グループRallyではなくグループAの特例として公認を受けていた。2022年からWRカーに代わったグループRally1は部門Uへと移動している。

WRCの下位クラスやFIA管轄の地域選手権ではたちまちメイン規定となり、マニュファクチャラーやプライベーターからグループGT3TCRに匹敵するほどの人気を集めている。

日本では導入が遅れていたが、2015年に全日本ラリー選手権(JRC)にR1 - R3(現R3 - Rally5)車両が「RR車両」の名でJN5クラス(現JN2クラス)に正式に導入され、加えて2019年にはR5(現Rally2)のJN1クラス参戦も認可された。一般的に海外の車両は、ジュネーヴ条約加盟国で登録された車両に限り自動車カルネを用いて一時輸入すれば「締約国登録自動車」として登録国のナンバーのまま日本の公道を走行できる[2][注釈 2]し、またプジョー・208 R2やシトロエン・DS3 R3のように日本の道路運送法に基づく登録番号票(="本ナンバー")を取得した上でJRCに参戦するエントラントも多かったが、2019年にオサムファクトリーが輸入したシュコダ・ファビアR5はカルネ・本ナンバーいずれも認められず、日本自動車連盟(JAF)の選手権であるJRCを諦めるという一幕があった[3]。その後2021年にJRCの規約が改訂され、ラリーを目的に仮ナンバーを取得することでファビアR5の参戦も可能となった。

他の日本のラリーイベントでは、日本スーパーラリーシリーズは初年度から仮ナンバー含め全てのグループRally車両の参戦が可能で、またWRCの日本ラウンドであるラリージャパン、およびこれのリハーサルイベント『セントラルラリー』もまた仮ナンバーでの参戦が可能であった。これについて当初は海外からのエントラントのナンバーの処遇はどうするのかという問題や、仮ナンバーの車両が溢れることが公道規則適合車を用いるというラリーの精神に則っているものなのか、という点に関して疑問の声も上がっていた。
沿革

2000年頃からFIAはグループA/グループNに代わるカテゴリを模索しており、その中でR規定(RはRallyの頭文字。この頃は「グループ」はつけずに単に「R○」と呼んでいた)が誕生した。従来と異なり排気量で改造範囲が変わるこの規定は、1.4LまでのR1は入門レベル[注釈 3]、1.4 - 1.6LまでのR2は国内レベル[注釈 4]、1.6 - 2.0LまでのR3は国際レベル[注釈 5]、そしてR4に相当するのはトップカテゴリのスーパー2000という枠組みで当初は策定され、2000年代後半から順次採用されていくことになる。なおこの頃はいずれも自然吸気エンジンのみを想定していた[4]

2006年からのジュニア世界ラリー選手権(JWRC)で、開発競争が激化してコストの高騰したスーパー1600に対し、グループNに近い改造範囲で低コストで参戦できる規定としてR1 - R3が認可された。

2011年には、2005年頃はすでに構想されていた、グループN4の発展であるグループR4が発足[5]。同年にJWRCがワンメイクしたため、戦場を失ったR1 - R3車両はPWRCへの参戦が認められた。

2013年にスーパー2000の後継カテゴリとしてターボエンジンの『R4T』が起草され、最終的にはこれを改名したグループR5が誕生し、現在のピラミッド構想の原型が出来上がった[6]

2015年にR4はFIA主催の欧州イベントから外されるなど段階的に廃止される一方、その代替として翌2016年にFIAワールドモータースポーツカウンシル (WMSC) にて共通コンポーネントを用いるR4キットカーが承認され、2018年からコンポーネントが発売されるようになった。

その後数字が若い方が戦闘力が低いのは車両クラス名・カテゴリ名と矛盾してわかりづらいということから、2020年にWRカーを頂点とし、R5を『RALLY2』、R4キットカーを『RALLY2キットカー』、R2を『RALLY4』、R1を『RALLY5』というピラミッド構造の下に改名された(この時R3だけは改名されなかった)[7]。 なおグループR時代に作成されたマシンについては、固有の名称は旧称のままになっているが、新型の開発により改名するケースもある。その例としては、ファビアR5はエボリューションモデルで『ファビア Rally2 EVO』と改名されているが、旧型についてはそのままである。

2022年からは『Rally3』と、グループRallyからは独立した規定である『Rally1』が導入され、ラリーピラミッドは一旦の完成を見た。また同年、EV規定のe-Rally5の承認も行われた[8]
現行のクラス区分

車両クラスグループNA排気量過給排気量気筒数燃料最低重量駆動系式主な該当選手権
RC2Rally2N/A1,620 cc4気筒
3気筒ガソリン1,230 kg
四輪駆動.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

WRC2

WRC3

APRC

ERC

JRC (JN1)

Rally2キットカー1,600 cc4気筒
RC3R3R3D2,000 cc以下6気筒以下ディーゼル1,150 kg二輪駆動

JWRC[注釈 6]

APRC3

ERC3

JRC (JN2)

R3T1,620 cc以下4気筒以下ガソリン1,080 kg
R3C1,600 cc超
2,000 cc以下1,067 cc超
1,333 cc以下
RC4Rally4Ra4C
Ra4B1,390 cc超
1,600 cc以下927 cc超
1,067 cc以下1,030 kg
RC5Rally51,600 cc以下1,067 cc以下1,030 kg
N/A1,333 cc以下1,080 kg


車両クラスはプライオリティ(出走順など)に関わる区分。

グループRally2フォード・フィエスタR5(2014年)


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