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やノートページでの議論にご協力ください。グリーンピース宅配便窃盗事件(グリーンピースたくはいびんせっとうじけん)は、環境保護団体グリーンピースの日本支部による窃盗犯罪と反捕鯨活動にまつわる主張などの一連の事件である。「鯨肉窃盗事件」「鯨肉持ち去り事件」などと称されることもある。海外の報道では、鯨肉入りの宅配便を盗取したグリーンピース・ジャパンの佐藤潤一(当時海洋生態系問題担当部長、現事務局長)と鈴木徹の両名を「Tokyo Two」などと称す例がみられる[1][2]。
グリーンピースは、日本の調査捕鯨船の乗組員は、個人的に入手した鯨肉を宅配便を利用した非公式ルートで移送させていることを突き止め(捕鯨側は「#土産」と説明)、これが秘密裏におこなわれている横領・横流し行為だと想定し、独断調査(捜査機関などとはすり合せもせずに行なった捜査活動)として窃盗に踏み切った。その物的証拠として、宅配ルート中に盗み出した鯨肉の宅配パックを記者会見上で公開し、東京地検に対し告発を行った(不起訴)。一方、鯨肉入りの宅配便を窃盗したグリーンピース・ジャパン(GPJ)の当事者2名は、窃盗と建造物侵入の罪で起訴され、2011年に有罪が確定した。 グリーンピース・ジャパン(事件当時は特定非営利活動法人; 2010年に一般社団法人)は、調査捕鯨船「日新丸」の乗組員が、その漁で得た鯨肉を相当量、一般入札とはまた別枠として個人で入手できていることを内部告発情報としてキャッチし、この鯨肉は、入港後、これを求めた各乗組員らが自宅や他の住所宛に宅配させるのがお決まりの手順であることを知る。 ホイッスルブローワーとなった人物は、共同船舶 グリーンピースの告発レポートに掲載されている元搭乗員告発者インタビューのかぎりでは、相当量の鯨肉を私的に持ち去ること(グリーンピースが業務上横領と指摘する行為)は長年にかけて慣習としておこなわれたことが、告発者の口から率直に述べられている。[4][5] また、このグリーンピース協力者が告発に踏み切るきっかけになった一大要因が、多量の鯨肉が海上投棄されていることであり[4][6][7]、これは鯨は大事に余さず利用するという、捕鯨に携わる者としての倫理観念にもとるものだと非難している。この投棄分は、水揚げトン数に計上されないという虚偽申告の側面もある[4]。 告発者の従事していた当時の話だと、日新丸の乗組員の8割方(推定)が鯨肉の持去り(原文だと「勝手に..持ち帰り」という表現)をおこなっており、一人 200~300kg ほど[5](「#土産」では説明つかない量)であり、ベーコン原料である畝須の塩漬けがほとんどだが、脂のある上質赤身やオノミなども抜かれている。また、絶滅危惧種で市場価値も高いナガスクジラの着服に関しては、もっぱら上役が入手してしまっていた、としている[4]。(細かい部分は#グリーンピースの告発内容に記述)。
概要・沿革
内部告発
横領疑惑
港監視から宅配追跡