グリーンビル
Greenville, Illinois
市
The City of Greenville, Illinois
セカンドストリートの街並み
標語: "Arms Wide Open"
イリノイ州におけるグリーンビルの位置
アメリカ合衆国におけるイリノイ州の位置
座標:.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯38度53分 西経89度24分 / 北緯38.883度 西経89.400度 / 38.883; -89.400
グリーンビル(Grennville)は、アメリカ合衆国イリノイ州ボンド郡の都市。セントルイスから東へ約80kmほど進んだ位置にある。 2010年の国勢調査時点での人口は7,000人[3]。ボンド郡の郡庁所在地[4]。セントルイス大都市圏に含まれる[5]。
グリーンビルは2015年に創設200周年を迎えたイリノイ州最古の都市の一つである[6]。グリーンビル大学やアメリカ農業遺産博物館などがある。また、ネヴコ・スコアボードという世界最大のスコアボード製造業者やデムーリン・ブラザーズという世界最大かつ最古のバンド・ユニフォーム製造業者が位置している[7][8]。 1815年、ジョージ・ダビットソンが小さな川を見下ろせる崖の上の土地160エーカーを取得したのがグリーンビルの始まりである。当時、この土地はまだイリノイ準州マディソン郡に属していた。ダビットソンはこの地に酒屋を開き、翌年には土地の区画販売を開始した[9]。また、1819年には連邦政府がこの地に郵便局を設置。当初は村として発足したが、1855年に町(Town)、1872年には市(City)に昇格した。名前の由来を示すものはほとんど残されていないが、一説ではノースカロライナ州グリーンビルと同じようにアメリカ独立戦争の将軍ナサニエル・グリーンから取られたのではないかと考えられている[10]。また、初期の入植者トーマス・ホワイトが「ここは非常に緑豊かで良い土地だ。」と言ったからという説や、この町の最初の承認であるグリーン・P・ライスから取ったという説も存在する[11]。 1821年、従来の郡庁所在地ペリービルがファイエット郡に合併するのに伴い、グリーンビルがボンド郡の新たな郡庁所在地となった。その際ダビットソンは郡庁に土地を提供し、その地に郡庁舎が設置され現在に至る[9]。 1840年代にはボンド郡の住民が秘密結社地下鉄道に参加し、奴隷開放のために活動しており、ミズーリ州から逃れてきた奴隷が辿り着いていた。中でもジョン・リーパーは自らの製粉業の影に隠して地下鉄道の活動を行なっていた[12]。 1855年、グリーンビル大学の前身となる女子大学、アルマリア・カレッジがこの地に設立された。同大学の歴史に詳しいドナルド・ジョーダール教授はアルマリア・カレッジを「西部に拡大した最初期の女性教育機関であり、女性参政権やウーマンリブ運動の背景になった。」と評している。実際、ボンド郡で女性参政権が認められたのは1914年であった[11]。 1858年には上院議員選挙の際にエイブラハム・リンカーンとスティーブン・ダグラスがグリーンビルを訪れ、演説を行った[11]。 1915年11月21日には自由の鐘がサンフランシスコで開催されたサンフランシスコ万博からペンシルベニア州に戻る途上でグリーンビルを通過した[13] [14]。 グリーンビル公共図書館はカーネギー図書館の一つとして設立され、 全米国家歴史登録財にも登録されている。また、グリーンビル・カレッジのホーグホールも国家登録簿に掲載されていたが、2008年に解体された[13]。 1934年4月18日、世界恐慌により500人の抗議者がイリノイ州緊急救援委員会に行進し、州政府および連邦政府からの緊急物資の配達についての陳情を提出した[13]。 イリノイ州出身の大統領ロナルド・レーガンは1980年の大統領選挙の際にグリーンビルを訪れ、郡庁舎前で演説を行った[15]。また、バラク・オバマも2004年にグリーンビルにあるボンド郡議会の民主党議員を訪問している。
歴史
19世紀
20世紀
地理
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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