「グリーングリーン」のその他の用法については「グリーングリーン (曖昧さ回避)」をご覧ください。
「グリーン・グリーン」
ニュー・クリスティ・ミンストレルズ の シングル
初出アルバム『Ramblin’』
B面The Banjo
リリース1963年6月4日[1]
ジャンルフォーク
時間2分07秒
レーベルコロムビア・レコード
作詞・作曲バリー・マクガイア
ランディ・スパークス
プロデュースJim Harbert
ゴールドディスク
ゴールドディスク
チャート最高順位
3位 (Adult Contemporary
試聴
グリーン・グリーン - YouTube(Columbia/Legacy提供YouTubeアートトラック)
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音楽・音声外部リンク
全曲を試聴(2種の日本語詞版)
グリーン・グリーン - YouTube(『みんなのうた』版、歌:杉並児童合唱団、キングレコード提供YouTubeアートトラック)
グリーン・グリーン - YouTube(歌:デューク・エイセス、ユニバーサル ミュージック グループ提供YouTubeアートトラック)
「グリーングリーン」 (Green, Green) は、アメリカ合衆国のフォークグループ、ニュー・クリスティ・ミンストレルズ(英語版)が1963年に歌った歌である。なお、ニュー・クリスティ・ミンストレルズの日本盤シングルのジャケットでは中黒を入れて「グリーン・グリーン」と表記されている。
メンバーだったバリー・マクガイアとランディ・スパークス (Randy Sparks) が作曲し、このグループの最初のヒット曲となった。その後も多くの歌手にカバーされている。
マクガイアはこの曲のヒット後にソロ転向し、「Eve of Destruction(明日なき世界)」がヒット、ママス&パパスを発掘しスカウトしている。 フランス語版は、Les Super-Jetsが英語版と同じ「Green, Green」の曲題で歌ったものや、ダリダが歌った「Ding ding」がある。 ドイツ語版は、ニュー・クリスティ・ミンストレルズが自ら歌った「Grun, grun ist Tennessee」のほか、これとは別の歌詞のクリフ・リチャードが歌った「Du, du gefallst mir so」、ブルース・ロウ (Bruce Low
シングル収録曲(日本盤)
ニュー・クリスティ・ミンストレルズ版
CBSコロムビア LL 476
グリーン・グリーン (Green, Green)
リング・オブ・ファイア (Ring of Fire) - 歌:ジョニー・キャッシュ
CBSソニー SONG 80112
グリーン・グリーン (Green, Green)
コットン・フィールズ (Cotton Fields)
CBSソニー SDOPB 231、06SP 387
グリーン・グリーン (Green, Green)
トゥデイ (Today)
ヴィレッジ・ストンパーズ版(EPICソニー LL-6016)
グリーン・グリーン (Green Green)
風に吹かれて (Blowin' In The Wind)
英語以外の歌詞
その他、アン・ルイーズ・ハンソン (Ann-Louise Hanson) が歌ったスウェーデン語版「Ding-Ding」、Rangersが歌ったチェコ語版「Vim, vim」、Bjorn Tidmandが歌ったデンマーク語版「Bla, bla」、Georg Dolivoが歌ったフィンランド語版「Maantie」がある。 日本では片岡輝の作詞により父と子の対話と別れを描いた作品として知られており、これは原詞の翻訳ではなく独自に作詞したものである。片岡の詞には「パパ」が頻繁に出てくるが、原詞にはパパは一切登場せず、出てくるのはママのみである。歌詞中にある“二度とかえって来ない遠い旅路”に出かけた「パパ」の身上に何が起こったかに関しては下記の通り様々な解釈が存在するが、作詞した片岡自身は読み手がどう解釈するかは自由[2]であるとの発言をしている。 片岡による日本語詞は1974年以後、何度か日本の音楽教科書に掲載されている[3]。 通常、小学生の唱歌としては3番までの比較的明るい(軽い)歌詞内容の部分までしか紹介されないが、全部で7番まで歌詞があり、4番目以降から歌詞内容が急に重くなる。NHK『みんなのうた』の版(編曲:小森昭宏)では歌詞番号が進むにつれ半音ずつ高く転調(移調)してゆき、歌詞内容と裏腹に前向きな雰囲気をかもし出す。遅かれ早かれどうにもならない「死」が不可避であるという現実にめげず精一杯生きて行こうという応援歌であるとの解釈が一般的である。 また、同じくNHKの『歌のメリーゴーラウンド』『おかあさんといっしょ』『真剣10代しゃべり場』『ドレミノテレビ』でも使用された。 キャンディーズが1974年に発売したアルバム『なみだの季節』にも、キャンディーズと日本大学理工系アメリカ民謡研究会との共演で一部を片岡の日本語詞・一部を英語詞で歌う同曲が収録されている。 1964年にデューク・エイセスがアルバム『花はどこへいった』で片岡輝の詞とは異なる日本語詞で歌っている。2012年発売のアルバム『プレミアム・ツイン・ベスト デューク・エイセス、世界のスタンダードを歌う』にも収録されている。 1971年にはザ・ドリフターズもアルバム『ドリフターズ再び全員集合』で取り上げているが、片岡輝の詞でも原曲に忠実な訳詞でもなく、この曲のメインヴォーカルである加藤茶のキャラクターに沿った新たな詞(作詞:なかにし礼)がつけられていた。 みんなのうた 先述の通りNHKの『みんなのうた』で放送されたが、放送されたのは1967年の4月から5月までだった。訳詞は片岡輝、編曲は小森昭宏で、歌は杉並児童合唱団が担当した[4]。放送では7番まである内、1・2・3・7番を歌い、7番は後半のサビの部分を繰り返して、コーダ部分は縮小された。1・2・3・5・6・7番の部分は『あおぞらには』だが、4番だけは『まぶたには涙あふれ』の部分となった。 当時は主にキングレコードから発売された『みんなのうた』LP(1968年5月発売『NHKみんなのうた Vol.4』(規格品番:KR-1037)など)に収録、その後もキング発売のCDに収録(いずれもフルコーラス)されたものの、再放送はされていなかったが、2011年からの「みんなのうた発掘プロジェクト」で音声が発掘され、2016年6月 - 7月にラジオのみで49年ぶりの再放送となる。
日本語詞
片岡輝の詞
反戦歌(作詞時期は世界的にベトナム戦争への反戦ブームであり、片岡も戦争経験者であり反戦支持だった)。
なんらかの理由(病気や老衰など)で死亡。
原詞の再解釈(南北戦争に徴兵された)。
(黒人に対する)人種差別により無実の罪で処刑された。
パパとママが離婚しパパが出ていった。
その他の日本語詞
みんなのうた
グリーングリーン
歌手杉並児童合唱団
作詞者片岡輝
作曲者バリー・マクガイア
ランディ・スパークス
編曲者小森昭宏
映像実写
初放送月1967年4月 - 5月
再放送月2016年6月 - 7月(ラジオのみ)
2021年5月(ラジオのみ)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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