グリース
Grease
監督ランダル・クレイザー
脚本ブロント・ウッダード
『グリース』(Grease) は、ジム・ジェイコブスとウォーレン・ケイシーの同名ミュージカル『グリース』を原作とした1978年の学園ミュージカル映画。
1979年に行われた第51回アカデミー賞で、ジョン・ファーラー作の「愛すれど悲し」(Hopelessly Devoted to You) が歌曲賞にノミネートされた。 夏休みの避暑地で知り合った高校生のダニー(ジョン・トラボルタ)とサンディ(オリビア・ニュートン=ジョン)。ひと夏の恋をした二人はサンディがオーストラリアに帰国することで再会を信じ終わりを告げる。夏が去り新学期を迎えダニーはライデル高校の3年生に進級する。不良グループのリーダー「T・バーズ」のリーダーである彼は仲間たちにサンディとの事を話をふくらませ報告する。一方サンディは父の転勤でダニーと同じ高校に転校してくる。登校早々サンディは女子グループ「ピンク・レディース」の面々と知り合う。彼女たちはサンディの夏の恋の相手がダニーと聞いて笑いをこらえる。 ダニーとサンディは校内で再会、思いがけない再会にサンディは喜ぶが、ダニーは仲間の手前つれない素振りをする。傷ついたサンディを慰めるために「ピンク・レディース」はパジャマ・パーティーを催しタバコの喫い方や酒の飲み方を手ほどき。サンディは募る想いを振り切ってアメフト部のトムと付き合い始める。焦ったダニーは自分も体育会系になろうと野球やレスリングにチャレンジするが完敗。サンディはダニーの努力を認め、二人は再び仲良くなる。 そんな折にTV中継されることになった高校のダンス・コンテストにダニーとサンディはペアで出場することに。ところが当日「T・バーズ」の宿敵グループ「スコーピオンズ」のリーダーであるレオのガールフレンド、チャチャは強引にサンディからダニーを奪ってしまい、優勝してしまう。怒ったサンディにダニーはドライブインシアターに誘い指輪をプレゼント。ところが強引に迫るダニーにサンディはまたもや激怒、二人の関係はよりギクシャクしたものになってしまう。 レオに挑まれたカーレースにメンバーの代わりにハンドルを握ったダニーの姿を遠くから見つめていたサンディは新しい自分に生まれ変わろうと決意する。卒業式の日、ダニーはサンディに好かれようとアイビー・ルックに身を包み仲間の失笑を買う。だが、そこに現れたサンディは清純ムードを捨てセクシーなスタイルに変貌を遂げていた。賑やかなカーニバル・パーティーが始まり、若者たちは楽しかった高校生活の最後を飾りいつまでも歌い踊った。 本作はサウンドトラック・アルバムもヒットし、同じくジョン・トラボルタ主演の『サタデー・ナイト・フィーバー』に次いで、1978年のアメリカ合衆国で2番目に売れたアルバムとなった。 2010年10月13日にはオリビア・ニュートン=ジョンのデビュー40周年記念企画として、2枚組のデラックス・エディションCDがユニバーサルミュージックから発売された。なおデラックス・エディションではリミックス音源の他、未発表のインストゥルメンタル楽曲『ライデル高校ファイト・ソング』(Rydell Fight Song)も収録されている。
ストーリー
サウンドトラック
収録曲
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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