グリーシャン・グレイハウンド
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グリーシャン・グレイハウンド(英:Grecian Greyhound)は、ギリシャ原産のサイトハウンド犬種である。現在は絶滅してしまったとみられている。

犬種名がよく似ているが、グリーク・グレイハウンドとも呼ばれる、グリーク・サルーキは別の犬種である。
目次

1 歴史

2 特徴

3 参考文献

4 関連項目

5 外部リンク

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歴史

はっきりしたことは分かっていないが、紀元前にサルーキや長毛のサイトハウンド犬種(アフガン・ハウンド原種と思われるもの)の影響を受けた古いケルト系のグレイハウンドであるといわれている。

主に猟犬としてウサギなどを狩るのに使われた。優れた視力で獲物を発見し、自慢の脚力で追い掛け回し、疲れ果てたところを仕留めていた。この他、貴族のペットとしても飼育されていて、首輪をはめられて大切に飼育されていた。

もとより希少な犬種で、理由ははっきりと分かっていないが18世紀に絶滅が確認された。ただし、この調査は徹底調査ではなく概算的なものであり、その後数十年の間はまだグリーシャンが生存していたのではないかともいわれている。生い立ちも来歴も不明な点が多い犬種であるため、今も多くの点が謎に包まれている。現在も末裔が生存しているのではないかと考える専門家もいるが、大半の専門家は本種が19世紀ごろに完全に絶滅してしまったと考えている。
特徴

残されたイラストと資料をもとにその姿を描写すると、グレイハウンドタイプの犬種だが、よく知られたイングリシュ・グレイハウンドよりもサイズが小さめで更に細身で、コートの長さも違っていたといわれる。マズル・脚・首・胴・尾が長く、体は細身で引き締まっている。耳は垂れ耳、尾はサーベル形の垂れ尾で耳と尾には飾り毛がある。コートはショートコートだがほんの少し長く、ウエーブがかっていてなめらかでやわらかい。毛色はホワイト・アンド・ブラックやホワイト・アンド・グレーなど。体高ははっきりと分かっていないが、イングリッシュ・グレイハウンドよりも体が小さかったとの記述も見られ、それが正しいのであればグリーシャンの体高は68cm以下ということになる。性格は温和で従順、商況判断力がよく、運動量は多めであった。
参考文献

『デズモンド・モリスの犬種事典』デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年
関連項目

グレイハウンド (犬種)

イングリッシュ・グレイハウンド

グリーク・サルーキ

犬の品種一覧

外部リンク

グリーシャン・グレイハウンドのスケッチ画 ⇒[1] カテゴリ: 犬の品種絶滅犬種

更新日時:2010年6月7日(月)05:53(日時は
取得日時:2010/10/18 01:12


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