グラン・カナリア島
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グラン・カナリア島
Gran Canaria

(上)グラン・カナリア島の衛星写真
(下)ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア
所在地 スペイン
所在海域大西洋
所属諸島カナリア諸島
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯27度58分 西経15度36分 / 北緯27.967度 西経15.600度 / 27.967; -15.600座標: 北緯27度58分 西経15度36分 / 北緯27.967度 西経15.600度 / 27.967; -15.600
面積1,560 km²
海岸線長236 km
最高標高1,949 m
最高峰ピコ・デ・ラス・ニエベス
最大都市ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア
グラン・カナリア島の位置.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}グラン・カナリア島 (スペイン)スペインの地図を表示グラン・カナリア島 (カナリア諸島)カナリア諸島の地図を表示
OpenStreetMap
プロジェクト 地形
テンプレートを表示

グラン・カナリア島(西: Gran Canaria)は、北大西洋カナリア諸島を構成する。行政的にはスペインカナリア諸島州に含まれる。島名は「犬の島」を意味する。
歴史

15世紀にスペイン人によって攻め落とされる前には、グアンチ人スペイン語: Guanches)が住んでいた。どのような状況の下でグアンチ人が入植し、島を開拓して住んできたのかは完全に解明されていない。グアンチ人とはもともとテネリフェ島の原住民のみを指していたため、グラン・カナリア島の原住民はむしろ元カナリア人と呼ばれることが多い。洞窟内に石を用いて建てた円形の住宅に住んでいた。

島には数多くの犬が居たため、ラテン語の「インスラ・カナリア」(ラテン語: Insula Canaria、犬の島)が島名の由来であるとする説がある。しかし、アフリカの北東部に住むベルベル人の一民族であった「カナリイ」から派生したとする説のほうが有力である。

カスティーリャ地方の知事ペドロ・デ・ベラ(英語版)は、1483年4月には原住民との戦闘を正式に終結した。島はそれ以来、スペインの支配下にある。
地理

最高峰は1949mのピコ・デ・ラス・ニエベスである。島内にはカナリア・ビエラ・イ・クラビホ植物園があり、渓谷および海岸砂浜など多様な地形がある[1]生物多様性は非常に高く、カナリアマツ(英語版)が生える沿岸部の乾燥性の低木林照葉樹林常緑樹林亜高山帯などの植生があり、固有種無脊椎動物鳥類爬虫類が生息している[1]

何世紀にもわたって人間による森林破壊が行われたが[2]、20世紀以後には植林も行われている[3]。主に亜熱帯気候である。

中央部および南西部の陸域および周辺の海域は2005年にユネスコ生物圏保護区に指定された[1]。また、島中央部のリスコ・カイド(スペイン語版)一帯の山地の文化的景観は2019年にユネスコの世界遺産に登録された[4]
行政区分行政区分グラン・カナリア島の旗

スペインに17ある自治州のひとつとしてカナリア諸島州が設けられており、スペインに50あるのひとつとしてラス・パルマス県が設けられている。グラン・カナリア島はカナリア諸島州ラス・パルマス県の一部である。また、カナリア諸島の主要7島にはそれぞれ島庁(英語版)が設置されており、グラン・カナリア島にはグラン・カナリア島庁がある。島は21のムニシピオ(基礎自治体)に分かれている。
自治体

最大都市はラス・パルマス・デ・グラン・カナリアであり、ラス・パルマスはテネリフェ島サンタ・クルス・デ・テネリフェと共同でカナリア諸島州の州都を務めている。
アガエーテ

アグイーメス(英語版)

アルテナーラ(英語版)

アルーカス(英語版)

フィルガス(英語版)

ガルダル(英語版)

インヘニオ(英語版)

ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア

モガーン(英語版)

モジャ(英語版)

サン・バルトロメ・デ・ティラハーナ(英語版)[5]

サン・ニコラス・デ・トレンティーノ

サンタ・ブリヒダ(英語版)

サンタ・ルシーア・デ・ティラハーナ(英語版)

サンタ・マリーア・デ・ギア(英語版)

テヘーダ(英語版)

テルデ(英語版)

テロール(英語版)

バジェセコ(英語版)

バルセキージョ(英語版)

ベガ・デ・サン・マテーオ(英語版)

交通

島の東部にグラン・カナリア空港がある。カナリア諸島の各島に向かう便、スペイン本土に向かう便、ヨーロッパ各地に向かう便が運航されている。島内の主要な交通機関としてバスが運行されている。
世界遺産

(リスコ・カイドと)グラン・カナリア島の聖なる山々の文化的景観[6][7]
スペイン

リスコ・カイド(スペイン語版)
英名Risco Caido and the Sacred Mountains of Gran Canaria Cultural Landscape
仏名Paysage culturel de Risco Caido et montagnes sacrees de Grande Canarie
面積9,425 ha
(緩衝地域 8,557 ha)
登録区分文化遺産
登録基準(3), (5)
登録年2019年
公式サイト世界遺産センター(英語)
地図
スペインの地図を表示カナリア諸島の地図を表示
使用方法表示


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