グランド・セフト・オート・サンアンドレアスの登場人物
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本項ではロックスター・ゲームズのテレビゲーム『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』(GTA:SA)の登場人物について解説する。

日本語名は日本語版に準拠する。また、声優は日本語版に記事がないものは原則として英語版へリンク。
主人公とその家族
カール・ジョンソン(Carl "CJ" Johnson) / シージェイ
声 -
ヤング・メイレイ本作の主人公。通称:CJ(シージェイ)。ロスサントスの黒人貧民地区にあるグローブストリート出身の黒人青年。兄スウィート率いる、地元ストリートギャング「グローブストリート・ファミリーズ」に所属するギャングスターであったが、5年前にギャング間抗争による弟ブライアンの死を受けてリバティーシティに移住していた。同地ではマフィアのジョーイ・レオーネ[注釈 1]の下で働いていたが、母の死を聞いて地元に帰ってきたところから物語は始まる。詳細は「カール・ジョンソン (グランド・セフト・オート)」を参照
スウィート(Sean "Sweet" Johnson)
声 - Faizon LoveCJの兄(ジョンソン一家の長)。グローブストリート・ファミリーズのリーダー。本名ショーン・ジョンソン。地元と家族を第一に考える黒人男性。地元ギャング「グローブストリート・ファミリーズ」のリーダーとして街と仲間のことを思いやり、敵対組織との抗争を厭わない。弟CJの能力を評価しているものの、地元と家族を捨てた臆病者や裏切り者と見なしており、軽んじることが多い。悪く言えば損得勘定に疎く、CJの慎重意見も軽視するがゆえに敵の謀略に乗りやすい。また排他的であり、妹ケンドルの恋人シーザーを黒人でないという理由で嫌っている。CJ不在の5年間でドラッグが蔓延して衰退したグローブストリート・ファミリーズを立て直すべく、戻ってきたCJと奮闘する。再興の展望が見えてきた矢先、悪徳警官テンペニーの差し金による幹部のスモークやライダーの裏切りで刑務所に入れられる。以降、テンペニーがCJを操作するための人質として扱われる。物語終盤ではトレノの働きかけで釈放される。この時点でかなりの成功を収めていたCJから、地元を捨てて一緒に働くことを打診されるが、一顧だにせず拒絶し、さらに荒廃した地元に帰る。結局、兄を見捨てられないCJの手助けを得ることで、グローブストリート・ファミリーズを再始動させ、敵のシマを奪って勢力を拡大し、再興させる。
ケンドル・ジョンソン(Kendl Johnson)
声 - Yo-YoCJの妹。シーザーの恋人。ギャングファミリー生まれだが聡明さを見せる若い黒人女性。家業としてのアウトローな生活に嫌気が差しており、長兄スウィートと対象的に、兄CJの成功を肯定する。シーザーとは深く愛し合っているもののスウィートから反対されており、これも仲を認めたCJの方を慕う理由になっている。物語序盤においてCJに恋人シーザーを引き合わせ、2人が親友となるきっかけを作る。以降、テンペニーの策謀でCJらが危機に陥る中にあってはシーザーに匿われ、共に過ごす。舞台がサンフィエロに移ると不動産経営に興味を示し、ガレージ経営に関わる。
ビバリー・ジョンソン(Beverly Johnson)
CJの母親。故人。物語開始の少し前、バラスがジョンソン家を襲撃した際に銃撃に巻き込まれて死亡する。この件をきっかけにCJは再びロスサントスに戻ることを決意する。
ブライアン・ジョンソン(Brian Johnson)
CJの弟。故人。詳細は不明だが5年前にCJに関係する形でギャング抗争に巻き込まれて死亡した。この件をきっかけにCJは故郷を飛び出し、リバティーシティに移住した。
CJの協力者
シーザー・ビアルパンド(Cesar Vialpando)
声 - Clifton Collins
クリフトン・コリンズ・Jrヒスパニック系ギャング「バリオス・ロス・アステカ」のリーダー。ケンドルの彼氏。後にCJの親友となる。ヒスパニックの青年。車の改造やストリートレースを趣味とし、それらが特徴の「バリオス・ロス・アステカ」のリーダーに上り詰める。彼女の兄であるスウィートやCJから肌の色の違いで付き合いに公然と難色を示されても誠実に対応し、後にはCJと意気投合して親友の間柄となる。ドラッグを嫌うという点でもグローブストリート・ファミリーズの方針と一致しており、その友好組織として振る舞う。物語序盤において中立組織バリオス・ロス・アステカのリーダーかつ、ケンドルの彼氏として劇中に登場する。上記の通りCJとはすぐに打ち解け、以降、義兄のために協力を惜しまず、結果としてテンペニーらの陰謀にCJが早期に気がつくことに貢献する。グローブストリート・ファミリーズが壊滅するとCJの依頼でケンドルを匿い、また協力者として従姉妹のカタリーナを紹介する。しかし、バリオスもまたバゴスの策謀で内部分裂やシマを乗っ取られ、自身もロスサントスからの逃亡を余儀なくされる。以降はテンペニーの監視下で身動きが取れないCJに代わって、裏切り者のスモークらの調査を行い、その結果、ロコ・シンジゲートを暴く。また、CJがサンフィエロでガレージ経営を始めるとその知識や技術を生かして参加し、車の修理や収集を行う。
カタリーナ(Catalina)
声 - Cynthia Farrellシーザーの従姉妹。『III』の主要登場人物。バッドランドにおけるCJの協力者。感情の起伏が非常に激しく、暴力的なヒスパニック系の若い女性。感情が高ぶるとスペイン語訛りの罵詈雑言を吐く。物語前半でロスサントスから追いやられたCJのために、シーザーが紹介した協力者だが、その気性の激しさと無謀な犯罪計画で逆にCJを振り回す。やがて無謀なミッションをこなしていくCJに惚れ込み、一方的に恋愛感情を抱くようになるが、CJにその気がないことから不満を持って一方的に振った後、クロード(GTA3の主人公)の恋人となって袂を分かつ。しかし、強い未練があり、バッドランドでのストリートレースを挑んだり、クロードとの情事中に電話を掛けてくるなどの嫌がらせを繰り返す。ストリートレースに負けた結果、サンフィエロのガレージの権利をCJに渡すことで舞台はサンフィエロに移る。また、その後、クロードと共にリバティーシティへ向かい、物語から退場する。GTA3の主要人物(最終的な敵役)であり、カタリーナのエピソードは、GTA3の主人公クロードの前日談にもなっている。
トゥルース(The Truth)
声 - Peter Fonda(ピーター・フォンダヒッピーの老人。バッドランドからサンフィエロにおけるCJの協力者。フリントカウンティの農場で麻薬の栽培を行っている老人。陰謀論者でもあり、唐突に国家や宇宙人に関する荒唐無稽で意味不明な話を展開し、回りを戸惑わせる(しかし、後の展開で部分的には事実であることが示される)。テンペニーに脅迫されて栽培した麻薬を収奪されている。バッドランドにて、テンペニーの命令を受けて仕事を手伝うことになったCJと出会う。以降、共にテンペニーの被害者としてCJに仕事を頼み、後には麻薬取締局に麻薬畑を見つけられたこともあって、サンフィエロに一緒に移る。そしてガレージ経営に必要な人脈としてゼロやジェスロ、ドウェインを紹介し、自身は何処かへ消える。物語後半では何度かCJの前に登場し、軍基地に潜入させて軍事機密のジェットパックを奪わせたり、軍が厳重に輸送中の緑色の謎の物体を強奪させたり、友人のケント・ポールらの救助を求めたりする。
ウージー(Woozie)
声 - James Yaegashiチャイニーズマフィア「トライアド(三合会)」系のギャング「マウンテン・クラウド・ボーイズ」のボス。サンフィエロ以降におけるCJの協力者。視覚障害を持ち、常にサングラスを掛けた中国系の男。サンフィエロの中国人街を拠点に賭博場を経営する。組織の長として有能な人物で、組織内では「幸運の土竜(もぐら)」の異名を持ち、部下たちから慕われる。目が見えないにもかかわらず、悪路をカーレースで走破したり、テレビゲームでCJに勝利するなど常人離れした一面を持つ。一方で部下とのゲームでは、彼を慕う部下が八百長で負けている(本人は八百長で勝たせてもらっている自覚はない)。レッドカウンティのカーレースでCJと知り合い、その腕を認めてサンフィエロを訪れた際には声をかけるように言って別れる。


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