グランツーリスモ4
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}グランツーリスモシリーズ > グランツーリスモ4

グランツーリスモ4
ジャンルドライビングシミュレーター
対応機種PlayStation 2
開発元ポリフォニー・デジタル
運営元ソニー・コンピュータエンタテインメント
シリーズグランツーリスモシリーズ
人数1?2人(ネットワーク対戦:最大6人)
メディアDVD-ROM(片面2層)1枚
運営開始日2004年12月28日
2005年2月22日
2005年3月9日
2006年7月6日(PlayStation 2 the Best)
対象年齢CERO:A(全年齢)
ダウンロード
コンテンツなし
デバイスDUALSHOCK、DUALSHOCK 2、GT Force、GT Force Pro
売上本数126万本
1160万本[1]
テンプレートを表示

『グランツーリスモ4』(Gran Turismo 4、GT4)は、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたPlayStation 2用のリアルシミュレーションレースゲームソフトグランツーリスモシリーズのひとつ。グランツーリスモシリーズ最後のPS2作品でもある。
概要

2003年5月のElectronic Entertainment Expo(E3)で正式発表された[2][3]。当初は2003年冬の発売を予定していたが、1年以上延期された。

日本香港台湾2004年12月28日に発売されたのを皮切りに、2005年2月22日アメリカ3月9日ヨーロッパでも発売された。2003年12月4日に発売されたグランツーリスモ4 "プロローグ"版の発売から一年以上経過し、当初予定されていたオンライン機能も削除されたが、日本で初回に100万本を売り上げるなどその人気が衰えることはなかった。各地域用のバージョンごとに収録車種・音楽等が僅かに異なる。日本ではPS2本体との同梱版「PlayStation 2 レーシングパック」(SCPH-70000 GT)がソフトと同日に発売された。

登場する車種は80社700車種以上に及び、発売当時の新型車はもちろん、人気のスポーツカーからクラシックカー、実在するレーシングカーチューニングカー、さらにはコンセプトカーやGTオリジナルレーシングカーにまで多岐にわたる。収録車種の中でも特殊なものとしては、1886年に発表された世界初の3輪ガソリン車「パテントモーターワーゲン」、4輪ガソリン車「ダイムラー・モーターキャリッジ」に、自動車の普及に貢献したフォード・モデルTや、オート三輪を代表する車種の一つであるダイハツ・ミゼットといったクラシックカーから、ナイキのデザイナーが『2022年のフォーミュラカー』をコンセプトに、PDIとのコラボレーションのもとでデザインされた「ナイキ・One 2022」などが存在する。これらの車を集めてコレクションする、チューニングしてよりレベルの高いレースイベントに参戦する、さらには世界各地のスポットで写真撮影が行えるなど、幅広い楽しみ方が可能である。

コースも50以上を収録。本作ではかなりの数の実在サーキットが収録された(後述)。シティコースも健在で、実在するフィールドを背景に今作では東京ニューヨーク香港パリソウルなどの都市が市街地サーキットとして登場する。オリジナルサーキットのほとんどは進行方向が異なる順走/逆走が設定されているため、それらも加えるとコースの種類は更に増加する。

新たに人工知能(AI)ドライバーに指示を与えながらクルマを運転させるB-specディレクターモードや、車を写真に収めることができるフォトモードなどが追加された。リプレイからでもフォトモードを使った写真撮影は可能。

この他、ロジクール製のステアリングコントローラGT FORCE」や「GT FORCE Pro」、「Driving Force GT」、「G25 Racing Wheel」、フォトモード用プリンター、USBストレージなど対応周辺機器も充実している。

GT4本作のジャケットに描かれているクルマは山内一典の愛車でもあるフォード・GT(白一色のオリジナルカラーで、プレゼントカー。他色あり)。

2006年7月6日にはPlayStation 2 the Bestシリーズの一つとして低価格再発売された。初期の解説書は実際の画面との相違が目立っている部分、誤字・脱字が多い。The Best版では正誤表がついている。また、パッケージやオープニングの一部が変更されている。途中からディスク本体のレーベル面の印刷もカラーが変更され、シンプルな物になっている。

2009年までに累計出荷が1076万本に達したことが公式サイトで明らかにされた[4]
新たな試み
資金並びにライセンスの引き継ぎ

グランツーリスモ3 A-spec』のセーブデータがある場合は、資金を最大Cr.1000万まで引き継げるようになった。また『グランツーリスモ4"プロローグ"版』のセーブデータがある場合は、国内B級・国内A級のライセンス試験が免除となる(後述[5]
B-specモード

プレイヤーは運転せず、AIドライバーに指示を与えながらクルマを運転させてレースを客観的に観戦するモード。リプレイ画面のようなカメラワークでリアルタイムにレースが展開する。ほとんどのレースにおいてこのモードを選択することが可能[6]。B-specドライバーはレース出場を繰り返すことで成長し、ドライビングスキルが向上するという要素がある。

このモードでは、レースの進行速度を最大3倍速にする事が可能となっており、レースの所要時間を最大で約1/3まで短縮できる。また、日本・香港・台湾版以外では、ピットイン時にA-Specモードとの相互切り替えが可能となっている(日本版では後述するオンライン版で可能となった)。

なお、B-specモードでレースに参戦する場合、ライセンスは全レースにおいて不要である。
フォトモード

レースシーンや、あらかじめ用意された世界各地のロケーション(ラスベガス、祇園、ブルックリンなど)において、自由なカメラワークでクルマを撮影することができる。撮影した写真はゲーム上でスライドショーなどで閲覧したり、対応するプリンタで印刷が可能なほか、USBメモリへデータを保存することでパソコンへの転送も可能である。
人の表現

従来作ではピットクルーは存在していなかったが本作より描画されるようになり、ピットイン時に作業シーンが挿入されるようになった[7]

また、ラリー系のコースでは観客等が従来の一枚絵から動きのある立体的なものになり、まれに写真撮影のためコース上に飛び出してくる観客もいる(グランドキャニオン)など、臨場感が増している。
1080i出力

PS2用タイトルとして初めてハイビジョン出力(1080i)に対応した。オプション設定から変更が可能である。ただしアップコンバートによる対応であり、1920x1080iでのレンダリングではない。
時間による耐久レースの増加


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:87 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef