「グラビアの美少女」
デュラン・デュラン の シングル
収録アルバムデュラン・デュラン
ケアレス・メモリーズ
(1981年)グラビアの美少女
(1981年)マイ・オウン・ウェイ
(1981年)
『デュラン・デュラン』 収録曲
グラビアの美少女
(1)プラネット・アース
(2)
『アリーナ』 収録曲
ケアレス・メモリーズ
(10)グラビアの美少女
(11)リオ
(12)
『グレイテスト』 収録曲
ハングリー・ライク・ザ・ウルフ
(7)グラビアの美少女
(8)プラネット・アース
(9)
ミュージックビデオ
「Girls On Film」 - YouTube
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「グラビアの美少女」(グラビアのびしょうじょ、Girls on Film)は、1981年7月13日にリリースされた、デュラン・デュランの3枚目のシングル。
このシングルは、全英シングルチャートのトップ10入りを果たし、1981年7月には最高5位まで上昇した。レコード会社EMIがシングルに選んだ前作「ケアレス ・メモリーズ (Careless Memories)」の売り上げが今ひとつであったことを受け、このシングルの楽曲は、バンドが自ら曲目を選んだ。この曲の人気が出たことで、既にひと月前にリリースされていたデュラン・デュランのセルフタイトルのデビュー・アルバム『デュラン・デュラン (Duran Duran)』も売り上げを大きく伸ばすこととなった。
発売当初、この曲はアメリカ合衆国ではチャート入りを果たせなかったが、1983年にアルバム『デュラン・デュラン』が再リリースされた後、MTVでヘヴィー・ローテーションされ、人気が高まり、広く知られるようになった。この曲は、テレビアニメ『SPEED GRAPHER』のオープニング・テーマ曲にも用いられた。
「グラビアの美少女」は、もともとサイモン・ル・ボンが加入する前の1979年の時点でデュラン・デュランのボーカルであったアンディ・ヴィケットが書いた楽曲であった[1]。最初のデモテープは、1979年に録音された[2]。ヴィケットがバンドを脱退した際に、バンドの他のメンバーは、著作権を自分たちが保有する(ヴィケットが放棄する)代償として、600ポンドを支払った。
1984年にライブ・アルバム『アリーナ (Arena)』がリリースされた際、この曲は収録されなかった。その後、2004年に再リリースされた際には、この曲も追加された。ケヴィン・ゴドレイ(左)とロル・クレーム(右)
ビデオ・クリップ[ソースを編集]
この曲がアメリカ合衆国の市場で成功したおもな理由は、そのミュージック・ビデオにあったと考えられている。デュラン・デュラン側は、アメリカ合衆国のナイトクラブの多くは、古い映画などを映写するためにスクリーンを備えていることに注目していた。そうした設備を使って、過去の曲も含めた彼らのミュージック・ビデオを放送しようとも構想した[3]。この曲のビデオ・クリップは、ゴドレイ&クレームのふたりが監督し、MTVが放送を開始する数週間前の1981年8月13日からシェパートン・スタジオ(英語版)で撮影が開始されたが、この作品はやがてビデオ・クリップについての考えを改めさせるものとなった[3]。このクリップは、当時としては驚くほど長く、楽曲のロング・バージョンに基づき、6分20秒あり、マイケル・ジャクソンの「スリラー」に2年先んじたものであった[3]。