グラナド・エスパダ
Granado Espadaジャンル"TRINITY" MMORPG
対応機種Microsoft Windows
開発元IMC Games
発売元 ハンビットユビキタスエンターテインメント
人数他人数
メディアダウンロード/DVD
発売日2006年7月
利用料金基本プレイ無料(アイテム課金)
対象年齢全年齢[要出典]
デバイスキーボード、マウス
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『グラナド・エスパダ』(Granado Espada、略称GE、韓国語:???? ????、北米:Sword of the New World、Sword 2)は、韓国のゲーム製作会社IMC Gamesによって開発・製作されたオンラインゲーム。MMORPGに分類される。2006年7月に正式サービス開始。2006年12月よりアイテム課金制(基本プレイ無料)となっている。 複数のキャラクターを同時に操作できる戦闘システム「MCC」や「スタンス」の要素など、いくつかの独自概念を意欲的に採用しているMMORPG。「グラナド・エスパダ」と呼ばれる新大陸を舞台に、プレイヤーは開拓者となって大陸に眠る様々な謎を解き明かしていく。 1プレイヤーが最大3人のキャラクターを同時に操作可能な「マルチキャラクターコントロール (MCC)」と呼ばれる戦闘システムが本作の最大の特徴となっている。これはMMO以前のRPGでは当たり前であった「一人で複数のキャラクターを操る」という原点回帰の発想から生まれたシステムであるとのこと。「複数の特徴の違うキャラクターの共同作業」の大部分を1プレイヤーで行えるため、一人でのゲーム進行(ソロプレイ)が非常にやりやすくなっている。多人数による協力プレイも可能。同時に簡易的な自動戦闘が行える「キープモード」「ホールドモード」などの機能が導入されており、放置狩りが公認されているのも本作の大きな特徴の一つである。 また多くのMMORPGで採用されている「ステータス配分」の要素が本作ではやや希薄であり、各キャラクターのステータスは比較的固定されており、一部の例外を除くと、ステータスの変動は、覚醒時に得られるボーナスポイントおよび一部の装備に付随するボーナスに限られる。これには自由な育成が謳われる一方で結局は定石的な育て方が確立され、セオリーから外れた育て方をするプレイヤーがゲーム内で疎外されがちな従来のMMORPGのシステムに疑問を呈すると同時に、自由度を狭めることでキャラクターバランスの調整を容易にしようという意図があるようだ。実際に正式サービス開始後もしばしばスキル性能などの調整が行われている。このためプレイヤーのスタイルは、(どのMMORPGでもみられる要素である)装備の違いに加えて、3人のキャラクターの組み合わせと後述のスタンスの選択、によって差別化される。 キャラクターメイキングの自由度は低い一方、ゲーム内で出会う様々なNPCを編入して使用することができる。編入可能な固定キャラクターの数は総勢70名以上、それぞれに汎用キャラクターとは異なった固有の特徴が設定されている。非常に個性豊かなNPCが多数登場し、会話時のインターフェイスも豊富に用意されている。また、クエストも非常に豊富である。 一部のキャラクターボイスを声優が担当している(後述)。 1488年、後に新大陸の父と呼ばれることとなるフェルッチオ・エスパダ伯爵は、航海の果てに新たなる大陸を発見した。その大陸はもう一人の発見者ジルベルト・グラナドとフェルッチオ・エスパダの名前を取り「グラナド・エスパダ」と名付けられ、新天地への移民と開拓が急ピッチで進められた。 新大陸が発見されてから52年後の1540年、旧大陸の二大国家ベスパニョーラとブリスティアとの間で新大陸の覇権を巡る戦争が勃発する。三年戦争と呼ばれるこの争いは当初「無敵艦隊」と呼ばれた世界最強の海軍力を誇るブリスティア優位に進んだ。窮地に立たされたベスパニョーラは1543年、総海軍力を結集し「赤色艦隊」を編成、海上決戦に挑む。両軍壊滅という壮絶な相打ちとなったこの「バレアレス海戦」を契機に形勢は一気に逆転し、戦争はベスパニョーラの奇跡とも呼べる勝利に終わった。以後新大陸での利権はベスパニョーラ勢力とその移民が掌握、ブリスティアは旧大陸最強国の座から転落し衰退の道を辿ることとなる。 時代を変えた世紀の発見から60年余――グラナド・エスパダは完全植民地化を目論むベスパニョーラ王党派と独立を目指す共和派との対立、三年戦争の謎を巡る様々な人物の暗躍、そして未開地の踏破に命を賭ける開拓者たちの情熱が渦巻いている。ベスパニョーラの派遣する新米開拓者としてグラナド・エスパダに渡ることとなったあなたの家門は、この波乱と謎に満ちた新大陸で何を見るのか…。
目次
1 概要
2 特徴
3 背景
3.1 あらすじ
3.2 拠点
4 ゲームシステム
4.1 全般
4.2 戦闘・装備関連
4.3 イベント関連
4.4 その他
5 キャラクター
6 スタッフ
7 外部リンク
概要
世界観
本作は架空の物語であるが、そのプロットは大航海時代後のアメリカ開拓時代がベースになっている。ゲーム内に登場する「ベスパニョーラ」はかつてのスペイン、「ブリスティア」はイギリスをモチーフにしたもの。英西戦争におけるアルマダの海戦で「スペインが勝っていたら」という「ifの歴史」を背景にしているようだ。史実をモチーフにしてはいるが、世界観は剣と魔法が混在する中近世ファンタジー的なもの。時代設定を反映して飛び道具にマスケット銃が用いられている。開発を主導したキム・ハッキュ(下述)のインタビューによると、世界観を形成するに当たっては、取材旅行で訪れたイギリスの風景のほか、アメリカの開拓史・古いヨーロッパの風景などに関する書籍などを下敷きにして構想をふくらませていったようだ。
製作・運営スタッフ
プロデューサーはGRAVITY社を創立し『ラグナロクオンライン』を製作した金学奎(キム・ハッキュ)現IMC Games代表取締役。日本でのサービス運営はハンビットユビキタスエンターテインメント (HUE) が行っている。また、2008年12月4日よりハンゲームからもログインできるようになっている。2006年7月21日より月額課金制の商用サービスが行われたが、半年も経たないうちにアイテム課金制に変更された。音楽は『ラグナロクオンライン』のBGMを手がけるSoundTeMPなどが担当。IMC Gamesとの業務委託契約によりクリエイターとして、キャラクターデザインに『ロマンシング サ・ガ』シリーズなどを手がける小林智美、サウンドコンポーザーに『Beatmania IIDX』などを手がける音楽家の久保田修、TaQを起用。またDJ Tiesto率いるBlack Hole Recordings
特徴
背景
あらすじ
拠点
リボルドウェ
新開拓者が最初に訪れる、新大陸2番目に造られた都市。「クイーンズゲート」を構えるヨーロッパの古典的な城塞都市風の街並み。新大陸拓殖株式会社の本部とガブリエラ姫が滞在する迎賓館があり、ベスパニョーラ政府と王党派の本拠地となっている。主に初級者の活動拠点となる。また、冒険者間の取引の中心として、もっとも賑わいをみせる街である。
コインブラ
開拓初期に建設された港湾都市。坂に建設されているため見晴らしが良く、展望台もある。イタリアの下町を思わせる街並みで、王党派・共和派・中立それぞれの住民が入り混じる独特の雰囲気が漂う。新大陸の玄関口的な機能を果たしており、ギガンテアイランドとウスティウル前進基地に向かう船便も出ている。
オーシュ
ベスパニョーラ政府の課す重税に耐えかね、リボルドウェとコインブラを逃れた商人らによって建設された都市。共和派の本拠地となっている。名物「グラングマアーケード」がそびえる美しく誇らしい中心部と、陰惨な雰囲気すら漂う裏道の2つの顔を持つ。開拓者たちの移動支援サービスを行うレオナルド・エクスプレス社の本社もここにある。エンチャントチップ製造機が設置されており、中級レベルに達したプレイヤーがよく利用する。
ウスティウル前進基地
まだ開拓の手が入って間もない土地で、恐竜が跋扈する危険地帯。未だ陸路が形成されていないため物資が乏しく、特に食糧問題は深刻で基地からして劣悪な居住環境が伺える。この先に広がるジャングル地帯は未開地のため指導者グラングマの許可なくして奥地に進むことはできず、上級開拓者たちが挑戦するゾーンとなっている。
バハマルベースキャンプ
ウスティウルジャングルの奥地、深い森林や沼地に囲まれた神秘的な地域に仮設された居住区。近辺には魔女の住まう土地があると噂される。
ギガンテアイランド
南国リゾート風の島。入り口エリアは他のエリアとはうって変わった明るい景観で、街に近い側では各種のアトラクションや放置プレイヤーでにぎわう特設ビーチなどが存在し、観光地のような趣がある一方で、奥に進むと強敵の待つダンジョンにつながっているというコントラストの大きなエリアでもある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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