グラス・ハーモニカ
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「アルモニカ」を演奏する尾西秀勝

アルモニカ
別称:グラス・ハーモニカ
各言語での名称

Armonica(glass armonica, glass harmonica)
Armonica(Glasharmonika)
Armonica(armonica de verre, glassarmonica)
Armonica(armonica a bicchieri)


分類

体鳴楽器, 擦奏体鳴楽器
関連楽器


グラス・ハープ

演奏者


尾西秀勝(日本在住)

香川千穂(オーストラリア在住)

小塚三喜夫(日本在住)

関連項目


動物の謝肉祭(サン=サーンス)

ランメルモールのルチア(ドニゼッティ)

レオノーレ・プロハスカ(ベートーヴェン)

影のない女(リヒャルト・シュトラウス)

ベンジャミン・フランクリン

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アルモニカ(armonica)は、ベンジャミン・フランクリン1761年に発明した複式擦奏容器式体鳴楽器である。
概要

グラス・ハープを工夫し、多数の音を様々に奏しやすくさせ、細かな音の動きや、同時に多数の音を独りで奏することが容易になった。直径の異なる碗[注釈 1]状にした複数のガラス[注釈 2]を大きさ順に十二平均律半音階に並べ、それらを鉄製などの回転棒に突き刺して回転させながら、基本的には、水で濡らした指先をガラスの縁に触れさせる摩擦によって、グラス・ハープと同様に共鳴するガラスからの音で音楽を奏する。

パガニーニは「何たる天上的な声色」と言い、トーマス・ジェファーソンは「今世紀の音楽界に現れた最も素晴らしい贈り物」と主張し、ベンジャミン・フランクリンは「何ものに比べがたい甘美な音」と表現したと伝えられている。またフランクリンは、もしハープが「天使の楽器」であるなら、アルモニカは「天使の声」であると形容した。ゲーテ、モーツァルト、ハッセテオフィル・ゴーティエなども、この楽器を絶賛した記録が残っている。マリー・アントワネットも、これを習って奏したと記録されている。

1820年までにほぼ製造が絶えていたため、長らく幻の楽器だったが、アメリカ合衆国のガラス職人ゲアハルト・B・フィンケンバイナー(Gerhard B. Finkenbeiner)によって1984年に復興され、数少ない奏者たちの手によって、魅惑的な伝説の音色が少しずつ音楽業界に浸透し始めている。

日本においては、ガラス業界の専門家である小塚三喜夫がこの楽器を見出し、日本第1号機としてフィンケンバイナーに依頼し、1990年から1991年にかけて製作された1台が1992年に日本の地に渡った。小塚は2007年より、作曲家兼ピアニストの尾西秀勝と共に二人でクラシックの中で正統的にこの楽器が使用されることを普及させるべくコンサートやショーなど興味深いイヴェント類を展開し、東京を中心に活動している。
呼称についての問題

アメリカ人のベンジャミン・フランクリンは、西洋音楽においてはそもそもイタリア語公用語であって、楽器名もイタリア語で名づけられるのが常であったことを踏襲し、この楽器がガラスの共鳴によることから、「共鳴」を意味するイタリア語“armonia”(アルモニア)に由来して、“armonica” (アルモニカ)と命名した。しかしながら、この楽器の初披露の後、オーストリアドイツではドイツ語風に“h”を添えられ、“harmonica” (ハルモーニカ)として広まってしまった。

英語圏ではその後、“armonica”や“harmonica”(ハーモニカ)以外に“glass armonica”(グラス・アルモニカ)、“glass harmonica”(グラス・ハーモニカ)ほか、様々な呼称が用いられているが、現在では“glass armonica”の呼称が多く支持されている。しかしながら、フランクリンの命名による本来の呼称は、あくまでも“armonica”(アルモニカ)である。

1820年頃に発明された別の新しい楽器ハーモニカと誤解を防ぐため特に、例えば英語圏では、素材名を添えた“glass armonica”や“glass harmonica”という呼称が便利である点は否めない。2単語が英語である“glass harmonica”は本来の呼称から離れてしまうという問題点があるが、その反面で本来の呼称をより尊重した“glass armonica”という呼称でさえ、英語とイタリア語の単語が混合されている不自然さがいささか問題を持っている。

由来となったイタリア語の本国においては、ハーモニカを“armonica a bocca”(アルモニカ・ア・ボッカ=口によるアルモニカ)と呼んでおり、本楽器は“armonica a bicchieri”(アルモニカ・ア・ビッキエーリ=グラスによるアルモニカ)と呼び分けられている。

日本語圏においては、「アルモニカ」、「グラス・アルモニカ」(「グラスアルモニカ」)、「グラス・ハーモニカ」(「グラスハーモニカ」)などの呼称が見られるが、リードによる楽器のほうは「ハーモニカ」の呼称が定着しているため、本楽器を「アルモニカ」と呼ぶことで混同の恐れはほとんどない。そのため、「アルモニカ」、次いで「グラス・アルモニカ」と呼ぶのが望ましい。小塚三喜夫と尾西秀勝も、この楽器のことを資料では「アルモニカ」と呼称している。

なお、ゴブレットを複数並べて水で調律して奏する様式のものは「グラス・ハープ」と呼ばれているため、混同しないように気をつける必要がある。
発明

作曲家のグルックや、イギリスの演奏家ウィリアム・デレヴァル(William Deleval)が、水を入れる量によって音程を調整された複数のゴブレットを奏でる演奏会をベンジャミン・フランクリンは1757年にイギリスで聴いた(詳しくは「グラス・ハープ」の「発祥」の節を参照)。彼は「それは、何ものにも比べがたい甘い音色だった」と書き残した。その魅惑的な新楽器をもっと工夫したいと思い、1761年にフランクリンはこのアルモニカを完成させた。

ロンドンのガラス吹き師チャールズ・ジェームズ(Charles James)と共に製作された最初の1台は、1762年1月にマリアンヌ・デイビーズ(Marianne Davies)による演奏で世界に初披露された。この楽器は、アメリカ合衆国において発明された楽器の記念すべき第1号でもあった。
創意
調律に対して

グラス・ハープの問題点としてまず挙げられるのは、各音程を作るために、ゴブレットに水を入れることによって調律しなければならないという点である。


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