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界:植物界 Plantae
門:維管束植物門 Tracheophyta
階級なし:種子植物 Spermatophyta
亜門:現生裸子植物 Pinophytina
(Acrogymnospermae)
綱:マツ綱 Pinopsida
亜綱:グネツム亜綱 Gnetidae
学名
Gnetidae Pax
目
マオウ目 Ephdrales
ウェルウィッチア目 Welwitschiales
グネツム目 Gnetales
グネツム類の分布
グネツム類(グネツムるい、英: gnetophytes)は、裸子植物の1分類群である[3]。現生の属はグネツム属 Gnetum、ウェルウィッチア属 Welwitschia、マオウ属 Ephedra の3属からなり、それぞれ大きく形態や生態、分布が異なっているが、合わせて単系統群を形成する[4]。現在一般的な分類体系ではいずれも亜綱の階級に置かれ[5][3]、グネツム亜綱[6][7](グネツムあこう、Gnetidae[5][3])とされる。グネツム植物とも呼ばれる[8]。
その形態から、かつては被子植物に近縁ではないかと言われてきたが[8]、分子系統解析の結果、現在ではマツ科と姉妹群をなし (Gnepine clade)、針葉樹類(球果植物)に内包されることがわかった[4][9][3]。 学名 Gnetidae
学名と分類階級
グネツム亜綱に含まれるグネツム目 Gnetales は本項におけるグネツム類と同義の範囲を指すこともあるが[9][8][10]、Christenhusz et al. (2011) や Yang et al. (2022) ではグネツム属のみを含む目として扱われている。