株式会社グッドスピード
GOOD SPEED. CO., LTD.
種類株式会社
機関設計監査等委員会設置会社
市場情報東証グロース 7676
株式会社グッドスピード(英: GOOD SPEED. CO., LTD.)は、愛知県名古屋市東区に本社を置く中古車販売店(自動車ディーラー)[2]。 2002(平成14)年に創業[3]、2003(平成15)年2月に法人化。SUV(スポーツ用多目的車)や4WDに特化した中古車販売を東海地区で展開している[3]。2019(平成31)年4月、東証マザーズに上場[4]。 後述の不適切会計などにより業績が悪化していたことから、宇佐美鉱油は2024年3月1日に2段階に分けて株式公開買付けを行う事を発表[5][6][7]。2024年5月24日に加藤久統代表取締役社長と株式会社Anelaを対象とした株式公開買付けが成立。同年6月中旬を目途に個人株主を対象とした株式公開買付けを開始する予定である[8][9]。株式公開買付けが成立した場合は、グッドスピードは宇佐美鉱油の完全子会社となる予定である[5][6][7]。 2023年に、一部の報道によって、グッドスピードが、事故車修理費用を水増しで請求していたことが、ビッグモーター以外の中古車販売の会社を対象にして、損害保険会社が以前の修理案件を精査する過程で判明し、損害保険会社はそのことをすでに金融庁に報告した[11][12][13]。 この調査は、2023年7月20日に始めたもので[14]、2023年8月23日には、取引先の損害保険会社から「過去の保険金の請求について調査協力を求められている」ことをグッドスピードが明らかにしたが、その詳細については「調査中」とした[12][15][16]。その上で、「今後、新たに公表すべき内容が判明した場合には速やかに公表する」ともした[12]。 取引先として、損害保険大手のあいおいニッセイ同和損害保険・損害保険ジャパン・三井住友海上火災保険・東京海上日動火災保険が挙げられていて、関係者の話では、この4社が行った内部調査で、グッドスピードにおいて、過去に行った保険金請求で「疑義のある案件」を発見したという[17]。 2023年8月24日、グッドスピードが2023年4月以降、過去およそ4か月間の保険金の請求を自ら調べた結果、1051件のうち30件で「不適切な事案が見つかった」ことを発表し、その請求額の合計がおよそ63万円となったことを明らかにした[14][18]。 具体的な手口としては、当初書かれてあった「作業指示書」にバンパー内部の塗装作業を実施するようにしていたにもかかわらず、その作業を行わず、その分の保険金を請求していたり、リアフェンダーを取り換える作業をする際にも、作業指示書で書かれていた作業を行わずに代金を請求していたという[14]。
概要
沿革
2002年8月 - 愛知県春日井市で創業。
2003年2月 - 名古屋市守山区で有限会社グッドスピードを設立。
2006年7月 - 株式会社グッドスピードに組織変更。
2011年7月 - 車両品質管理・コーティング事業を目的に株式会社グッドサービス(子会社)を設立。
2012年4月 - 本社を名古屋市東区に移転。
2015年3月 - レンタカー事業を開始。
2017年7月 - 株式会社グッドサービスを吸収合併。
2019年
4月 - 東京証券取引所マザーズ市場に上場。
10月 - 株式会社ホクトーモータースを子会社化。
2021年3月 - ハーレーダビッドソン・ベスパの正規ディーラーである株式会社チャンピオンを子会社化。
2024年
5月24日 - 宇佐美鉱油が加藤久統代表取締役社長と株式会社Anelaを対象とした株式公開買付けが成立[10]。
不祥事
水増し請求