グィネヴィア
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ウィリアム・モリス『王妃グィネヴィア』ジョン・コリア『グィネヴィア王妃の五月祭の祝い』(1900年)

グィネヴィア(Guinevere)はアーサー王物語の登場人物で、アーサー王王妃。グニエーヴル、ギネヴィア、グェネヴィア、グィナヴィーア、グウィニヴィア、グインネヴィア、グウィネヴィアなど多数の表記がある。

グィネヴィアで最も有名な話は、円卓の騎士ランスロットとの不倫で、その話が最初に出てくるのは、フランスの吟遊詩人クレティアン・ド・トロワの『ランスロまたは荷車の騎士』(1165-1195年頃)の中である。この題材は、13世紀初期のランスロ=聖杯サイクルにはじまって、後期流布本サイクルトマス・マロリーの『アーサー王の死』まで、アーサー王物語の中で繰り返し取り上げられた。2人のアーサー王への裏切りが王国を滅亡させるという筋である。
名前

Guinevereのウェールズ語形であるグエンフイヴァルGwenhwyfar(ケルト祖語 "Uind? Seibr?" から) を「白い妖精」と訳すことが可能であるため、「グィネヴィア」という名前は形容語句であるかもしれない。一方、ウェールズ文学にGwenhwyfarの妹の1人として登場するグエンフイヴァハGwenhwy-fach(小さきGwenhwy) (en:Gwenhwyfach) とキャラクター的に対比をなすグエンフイマウルGwenhwy-mawr(大いなるGwenhwy)から派生したという説もあるが、レイチェル・ブロムウィッチ (en:Rachel Bromwich) は、『ウェールズのトライアド』に関する学術書の中で、その語源の説明に否定的な見解を取っている。また、ジェフリー・オヴ・モンマスラテン語のグアンフマラGuanhumaraに由来すると言っている。
人物像ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ『アーサー王の墓 - ランストロットとグィネヴィア最後の密会』

脚色も混じっているが、グィネヴィアはレオデグランス王 (en:Leodegrance) の娘で、アーサー王がまだ後ろ盾が必要だった若い頃に婚約した。後にランスロットと出会った時、グィネヴィアは彼に一目惚れしてしまった。2人はすぐに不倫関係になったが、夫のアーサーは長い間そのことに気付かなかった。気付いたのは祝宴の席に、ランスロットとグィネヴィアがともにいなかった時で、この不倫を明るみに出したのは、ロット王の2人の息子、アグラヴェインモルドレッドだった。ランスロットは逃亡し、アーサー王は気持ちとは裏腹に、グィネヴィアを火あぶりの刑に処すと宣言しなければならなかった。処刑のことを知ったランスロットと家族は何とかそれを止めさせようとした。アーサー王は多くの騎士たちを処刑台の守備にあたらせることにしたが、ガウェインはその任務を辞退した。ランスロットは処刑台に辿り着き、グィネヴィアを救出したが、その時の戦いで、ガウェインの兄弟ガヘリスガレスが死んでしまった。復讐に燃えるガウェインは、アーサー王にランスロットと戦うよう訴えた。アーサー王はランスロットとの決戦のため、フランスに行くことになり、(ランスロットから再びアーサー王の元に返された)グィネヴィアをモルドレッドに預けることにしたが、モルドレッドはグィネヴィアと結婚し、王座を簒奪しようと企んでいた。モルドレッドの求婚をグィネヴィアが承諾した話にはさまざまなヴァージョンがある。中には承諾せず、ロンドン塔に身を隠し、それから修道院に入ったという話もある。モルドレッドの裏切りを知ったアーサー王は急いでブリテンに引き返し、カムランの戦いでモルドレッドを倒した。しかし、その戦いでアーサー王も致命傷を負い、伝説の島アヴァロンに運ばれた。グィネヴィアは最後にもう一度ランスロットと会って、それから修道院に戻り、残りの人生をそこで送った。

ほとんどの物語でグィネヴィアには子供がいないが、例外として『ペルスヴァル』 (en:Perlesvaus) と『Alliterative Morte Arthure(頭韻詩アーサー王の死)』 (en:Alliterative Morte Arthure) の2つがある。『ペルスヴァル』には、彼女の子供としてロホルト(Loholt)という人物が登場する(ただし、マロリーはリオノレスの産んだ子ボーレ(Borre)と同一人物だと考えられるとしており、そうなるとロホルトはグィネヴィアの子とは言えなくなってしまう)。ロホルトは他の物語でも、アーサー王の私生児として登場している。一方、『アーサー王の死の頭韻詩』では、グィネヴィアは自ら望んでモルドレッドの配偶者となり、彼との間に2人の子供をもうけたことが、それとなくほのめかされている。『ウェールズのトライアド』にも、アーサー王の子供たちについての言及があるが、母親が誰かは明らかにされていない。


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