グアダラマ山脈
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衛星写真。赤色の円形の場所がグアダラーマ山脈 最高峰のペニャラーラ ラ・ペドリサ峰

グアダラーマ山脈 (スペイン語:Sierra de Guadarrama)とは、イベリア半島中央部にある山脈。セントラル山系の約半分を占め、アビラ県のグレドス山地、グアダラハーラ県のアイリョン山地の間にある。
目次

1 概要

1.1 名の由来

1.2 自然

1.3 地形

1.4 主要な自治体

1.5 代表的な谷

1.6 水理


2 動植物

2.1 植物

2.2 動物


3 気候

3.1 標高ごとの平均気温


4 交通

5 歴史

5.1 歴史遺産


6 民間伝承

7 参照

8 外部リンク

概要
名の由来

グアダラーマ山脈(Sierra de Guadarrama)という名は、どちらもこの山脈に関係するグアダラーマ川とグアダラーマという地名からきている。グアダラーマという言葉は、『砂の川』を意味するアラビア語からきている。Guadはwadi(川)から、arramaはal-rama(砂の)をそれぞれ意味する。名前は、アラブ人がスペインを支配した時代(722年-1492年)に川につけたとされ、レコンキスタ後ですら名前は通貨の中に残ったのだった。
自然

山脈は南西から北東へ向け伸び、南のマドリード県、北のアビラ県セゴビア県に伸びる。全体のおおよその長さは80km、最高峰はペニャラーラ(2,428m)である。

山脈の植生は、豊かなヨーロッパアカマツの森、低い傾斜地のオークウバメガシの低木林で特徴づけられる。一方、山の頂上は灌木を満たした牧草地が占めている。山脈には色々なほ乳類、スペインアイベックスダマジカノロイノシシ、ヨーロッパアナグマがおり、様々なイタチ属ヨーロッパヤマネコアカギツネ、そしてノウサギがいる。山中の湖と貯水池には、イベリアカタシロワシクロハゲワシといった猛禽類同様様々な種類の水鳥がいる。

マドリード付近で山脈は、込み入った状況となっている。この地域では今日、数多くの峠や鉄道路がそばで横断しており、非常に完成された観光基盤を維持している。そして様々な山地スポーツに結合している。山の自然環境に危険な状況が、山地でつくられている。 ペニャラーラ

全長でおよそ80km、南東から北西方向で広がる。グアダラーマ山脈は、イベリア半島のメセタを南北に分ける自然の境界である。この山脈はセントラル山系の一部をなす。

山脈の基盤は標高900mから1200mの間に位置する。山脈の主要な峰峰は、平均1000m以上の地形上の傑出を持つ。最高峰であるペニャラーラは標高2.428mである。山脈の範囲は、アルベルチェ川谷(グラドス山地を分割している)で始まりソモシエラ峠で終わる。ソモシエラ峠はタグス川流域とドゥエロ川流域との間の水理学上の境界となっている。山脈は、ハラマ川、グアダラマ川、マンサナーレス川のような多様な山を水源とする河川が、タグス川とドゥエロ川に注ぐのに寄与している。

南西から北東の主たる峰峰から分岐した山脈は、カルペタノス山脈(Montes Carpetanos)として知られている(この名称は時にペニャラーラとソモシエラ峰間のグアダラマ山脈主軸北部を指すこともある)。全長15kmのカルペタノスの準山地はマドリード州プエルト・デ・ナバセラダで始まり、平均標高はモルクエラ峠まで2000m以上である。モルクエラ峠からカルペタノス山脈の山脈は、ロソヤ川にとハラマ川が合流する地点まで下降する。カルペタノスの最高峰は、標高2383mのカベサス・デ・イエロ峰である。

カルペタノス山脈とグアダラーマ山脈の主な範囲内にはロソヤ谷がある。ロソヤ谷はセントラル山地有数の美しい谷である。冬にはスキー客で大勢の観光客をひきつけ、夏も同様に人々が集まる。グアダラマ山脈の別の西部は、キンタナル山脈と呼ばれ、全体がセゴビア県に含まれ、フエンフリア峠で始まる。全長は11kmで、2000mを超える峰をいくつか持っている。

カルペタノス山脈とキンタナル山脈に加え、山裾のより小さな山の一連はグアダラーマ山脈の主な範囲内にある。
地形 冬のマリチオサ峰 エレスマ川の小さな天然のプール

グアダラマ山脈は、メセタに属す南部の準高原と北の準高原とのプレートの衝突の結果生まれた。


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