クンロク
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クンロク

「九六」に由来する俗語・通称

国鉄9600形蒸気機関車の通称。キューロクとも。

ISO規格コンテナのうち、高さが9フィート6インチ (2,896 mm) のハイ・キューブ・コンテナ(背高コンテナ)の通称。

相撲で、ひと場所の成績が9勝6敗(クンロク)止まりで、勝ち星が2桁とならない力士を揶揄する言葉。大関に対して使う場合が多く「クンロク大関」などという。横綱昇進の条件「大関で2場所連続優勝、もしくは準ずる成績」(近年は13勝以上とも)はおろか二桁勝利(10勝5敗)以上も達成できないもの[1]や、力が衰えるもクンロクをなんとか維持し現役を続けているものなどに対して使用する[2]。類義語として「ハチナナ」(8勝7敗)も存在しており、力不足であるも都合よく勝ち越して大関を維持する力士への揶揄を意味する語でありクンロクよりさらに辛辣な意味合いとなる。

2022年5月場所後に横綱審議委員会の定例会合で高村正彦委員長が、御嶽海、正代が皆勤で負け越し、貴景勝が8勝7敗に終わったことを指して「今、クンロク(9勝6敗)大関は、いい大関になってしまっている」と苦笑しながら奮起を促していた[3]


麻雀で親が上がった9600点の略称。

コンピュータの通信における9600ボーや9600 bpsを意味する俗称。


脅迫罪となる寸前の脅しを意味する俗語。主に「クンロクを入れる」という風に使う。

香料の薫陸(薫陸香)。偽乳香。カンラン科のボスウェリア・セラータ Boswellia Serrata、あるいはウルシ科のPistacia khinjukの樹脂の塊。洋乳香(マスティック・ガム)は後者の近縁種。

脚注^ 6大関、最悪のクンロク危機:東スポWeb ? 東京スポーツ新聞社2012年05月11日18時00分
^ ただし、9勝6敗は勝率6割ちょうどであり、そして横綱に昇進した力士を除けば大関在位中の成績は勝率6割を切っていることがほとんどである。
^ 「クンロク大関はいい大関になってしまっている」横審委員長 夏場所期待外れの大関陣に奮起促す 日刊スポーツ 2022年5月23日20時17分 (2022年5月24日閲覧)

関連項目

松登晟郎 - 5場所連続9勝6敗の成績を記録し「クンロク大関」と呼ばれた。

玉の海正洋 - 大関昇進から1年経たない1967年頃は9勝6敗の成績が多く、「クンロク大関」と呼ばれていたが、本人は「カンロク大関」と勘違いしていたという逸話が残る。

前の山太郎 - 5場所連続8勝7敗の成績を記録し「ハチナナ大関」と呼ばれた。

朝潮太郎 (4代) - 大関時代後半は9勝6敗・8勝7敗がほとんどだったため「クンロク大関」と呼ばれた。

豪栄道豪太郎 - 大関昇進後5場所中4場所が8勝7敗(残りの1場所は負け越し)。また昇進後9場所での最高成績が9勝。

正代直也 - 大関在位13場所(2022年11月場所で2場所連続負け越しで陥落)のうち2桁勝利は2場所(2021年1月場所、2022年7月場所)だけで、負け越しは6場所(途中休場1場所含む)となった。
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