クローズ_ZERO
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『クローズZERO』(クローズゼロ)は、高橋ヒロシの漫画『クローズ』を原案とした2007年10月27日公開の日本映画PG-12指定。2009年4月11日公開の続編『クローズZERO II』、2014年4月12日公開のシリーズ第3作『クローズEXPLODE』や、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載された漫画についてもここで扱う。
クローズZERO

クローズZERO
監督
三池崇史
脚本武藤将吾
出演者小栗旬
やべきょうすけ
黒木メイサ
高岡蒼甫
桐谷健太
渡辺大
深水元基
高橋努
鈴之助
遠藤要
上地雄輔
伊崎央登
伊崎右典
大東俊介
橋爪遼
小柳友
塩見三省
遠藤憲一
岸谷五朗
山田孝之
音楽大坪直樹
撮影古谷巧
配給東宝
公開2007年10月27日
上映時間130分
製作国 日本
興行収入25.0億円[1]
次作クローズZERO II
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クローズZERO
ジャンル不良漫画少年漫画
漫画:クローズZERO
原作・原案など高橋ヒロシ武藤将吾
作画内藤ケンイチロウ
出版社秋田書店
掲載誌週刊少年チャンピオン
レーベル少年チャンピオン・コミックス
発表号2008年50号 - 2010年28号
巻数全9巻
話数全77話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

概要

キャッチコピーは「熱く生きろ。」、「今を生きるオメーら、バカなままでいい、燃え尽きろ。」、「全部壊して、ゼロになれ。」。

原作の主人公・坊屋春道が鈴蘭高校に転校してくる1年前を描いた完全オリジナルストーリーである。

原作者の
高橋ヒロシは『クローズ』連載中の頃から実写映画化の話を全て断っていたが、完全オリジナルストーリーという条件で実現した。

原作ではほとんど登場しない女性キャラクターが登場しており、逢沢ルカがライブハウスで歌うボーカリストという設定のため、ライブシーンを披露している。

キャスト
鈴蘭男子高校

県内随一の不良たちが集まる男子高校であり、偏差値は県内最低。多くの猛者が集い、派閥や一匹狼が常に存在していることから未だかつて番長として全校をまとめ上げた者は存在しない。
G.P.S(GENJI.PERFECT.SEIHA)

(第23期生)
滝谷 源治(たきや げんじ):
小栗旬
本作の主人公であり、最凶の転入生と呼ばれるG.P.Sの頭。ヒロミたちが鈴蘭に入学した日に3年E組に転校して来る。実家は劉生会というヤクザであり、父親からその組を譲り受けるべく、不可能と言われている鈴蘭制覇を本気で目指す。人付き合いが苦手で一見冷めた風に見えるが、根は仲間想いであり仲間のためならば自分の身を投げ出す。群れることを嫌い単独行動する源治であったが、ふとしたことで知り合った鈴蘭OBのチンピラ・片桐拳と友情を深める。その片桐の協力もあり、伊崎・牧瀬・忠太らを率いてG.P.Sを結成する。最後は鈴蘭の制覇に最も近いと言われている芹沢軍団の頭・芹沢多摩雄と激突して僅差で勝利を収めるが、2年にして鈴蘭史上最強の男といわれているリンダマンこと林田恵に完全敗北を喫してしまう。続編では鳳仙のトップ・鳴海大我と激闘を繰り広げた末、芹沢を倒した時と同じく僅差で勝利する。最後はリンダマンとのリベンジ戦でタイマン勝負をし、ボディへのパンチで初めてリンダマンに膝を付かせる。しなやかな肢体とシャープな肉体を活かした中距離戦闘を得意とする。その中でも一撃必殺の飛び膝蹴りが強烈。髪型は長髪ツーブロックに2本のラインを入れた独特なスタイル。映画オリジナルキャラクターであったが、原作の続編『WORST』でシルエットのみ登場した。
伊崎 瞬(いざき しゅん):高岡蒼甫
3年D組の頭にしてG.P.SのNo.2。金髪の学校一の切れ者であり、通称「金狼」。海老塚中出身でヒロミたちの先輩。ダーツが得意。最初は源治を「戦争に綺麗事はいらない」と大人数で襲うも、何度も立ち上がり最終的に自分の元へとたどり着いた源治に何かを感じG.P.Sに加入。芹沢軍団との抗争では戸梶とタイマンを張り、アッパーで勝利する。続編では芹沢とタイマンを張り、善戦するが惜しくも敗れてしまう。鳳仙との抗争では的場とタイマンを張り、アッパーで勝利する。G.P.Sに入ってからは冷静に物事を考えて周りを一番よく見ている。喧嘩では豪快なアッパーで勝利をおさめることがよくある。
牧瀬 隆史(まきせ たかし):高橋努
3年C組の頭にしてG.P.SのNo.3。大柄で顔に十字切り傷がある。仲間は絶対に裏切らない信頼できる男として慕われており、何度芹沢に敗れても軍団入りすることはないが驚くほど女にモテない。源治に合コンに誘われ、結果的に失敗するも源治の人間性に惚れ込みG.P.Sに加入する。芹沢軍団との抗争では三上学とタイマンを張り、勝利する。続編の鳳仙との抗争では鳴海と2度タイマンをするが、いずれも敗れる。しかし最初のタイマンでは大勢の鳳仙の生徒と戦った直後だったために体力を消耗しており、鳴海に劣勢で絶体絶命の状況の中で漆原も加入したために完敗してしまうのである。だが体調万全で臨んだ2度目のタイマンでは敗れはしたものの、鳴海にかなりのダメージを負わせる。得意技は頭突き。考えていることをそのまま口に出す癖がある。
田村 忠太(たむら ちゅうた):鈴之助
3年E組の頭。パンチ頭。それゆえソリコミスト・チュータといわれる。源治とタイマンを張るが、手も足も出ず一方的に叩きのめされる(ただし、完全に源治の不意打ちだった)。その見た目とは裏腹に愛嬌のある男。G.P.Sの幹部の中で唯一源治のことを「源治さん」と呼ぶ。源治にとっては初めての仲間となる。芹沢軍団との抗争では三上豪とタイマンを張り、勝敗は不明だが忠太が劣勢だった。続編の鳳仙との抗争では襲い掛かってきた鳳仙の生徒たちを全滅させる。漫画版『ZERO II』では、他の幹部同様源治のことを呼び捨てにしている。
芹沢軍団
芹沢 多摩雄(せりざわ たまお):
山田孝之
「百獣の王」の異名を持つ鈴蘭の頂点に最も近いと言われている男。クラスは3年A組で、芹沢軍団の頭。頑強に鍛え抜かれた肉体と腕力の持ち主であり、源治とは異なりドロップキックやバックドロップなどのプロレス技を多用する近接戦闘を好む。警察にも目を付けられている。バイクの免許は持っておらず、実家は農家で貧乏らしい。源治率いるG.P.Sとの抗争では源治との壮絶な一騎討ちの末、惜しくも敗北してしまう。続編ではG.P.Sの伊崎とタイマンを張り、ドロップキックで勝利する。そして鳳仙との抗争では筒本の敵を討つために漆原ともタイマンを張り、勝利を収める。本人は自分のことをヤンキーとは思っていないとのこと。芹沢軍団を寝返る三上兄弟に対しても寛容であったり、全く周りが見えていない源治をたしなめたりと人間的器量の大きさも持ち合わせている。映画オリジナルキャラクターであったが、原作の続編『WORST』では名前の表記でのみ登場した。
辰川 時生(たつかわ ときお):桐谷健太
芹沢軍団のNo.2。源治の中学時代の友人であり、現在は芹沢と同じ3年A組。解離性脳動脈瘤を患っているが、芹沢にも黙っている。そのためG.P.Sとの最終決戦には参加できなかった。最後は病気に打ち勝ち、退院する。家は金持ちのボンボンで、学校では自分の名前を刺繍したラルフ・ローレンのYシャツを着ている。続編では手術後の体調を周りに気遣われつつも鳳仙との抗争に参加。鳳仙の生徒に頭を攻撃されて危機に陥りかけるも、襲いかかって来た鳳仙の生徒たちを全滅させる。
戸梶 勇次(とかじ ゆうじ):遠藤要
芹沢軍団のNo.3であり、芹沢軍団の頭脳といわれるほどの策士。芹沢多摩雄の元ライバルであったが、現在は芹沢や時生と同じく3年A組。切れ者の伊崎を大人数で襲ったり、源治たちと阪東たちの間にいざこざを起こし共倒れを目論むなど卑怯な手段も厭わない。伊崎とは犬猿の仲。G.P.Sとの抗争では伊崎とタイマンを張り、アッパーによって敗北。続編の鳳仙との抗争では伊崎との和解を思わせる場面があった後、タイマンで芝山に勝利する。
三上 学(みかみ まなぶ):伊崎右典
3年B組を仕切る三上兄弟の兄。通称「極悪ツインズ1号」。リーゼントにマスクという典型的なスタイル。弟・豪との連携技を得意とする。三年の頭を決めようと芹沢に弟・豪と共に勝負を挑むもあっさり返り討ちにされ、軍団入りを表明。G.P.Sとの抗争では牧瀬とタイマンを張り、ラリアットにより敗北。続編では茶髪リーゼント。兄弟そろって[クローズZERO]と[クローズZERO II]で髪型が変わった。弟の豪と共にG.P.Sに移籍する。豪と共に手術以降の時生を気遣っており、セメダインを渡したり鳳仙との抗争では時生を助けたりした。鳳仙からの奇襲の際は牧瀬と共に最後まで意識を保ち、兵隊を全員倒すものの力尽きて気絶する。鳳仙との最終決戦では弟の豪と共に熊切と闘い、勝利する。
三上 豪(みかみ たけし):伊崎央登
3年B組を仕切る三上兄弟の弟。通称「極悪ツインズ2号」。金髪のオールバック。兄・学との連携技を得意とする。三年の頭を決めようと芹沢に兄・学と共に勝負を挑むもあっさり返り討ちにされ、軍団入りを表明。G.P.Sとの抗争では忠太とタイマンを張り、優位に闘いを進める。続編ではパンチリーゼント。兄弟そろって『クローズZERO』と『クローズZERO II』で髪型が変わった。兄の学と共にG.P.Sに移籍する。学と共に手術以降の時生を気遣っており、セメダインを渡したり鳳仙との抗争では時生を助けたりした。鳳仙との最終決戦では兄の学と共に熊切と闘い、勝利する。

(第24期生)
筒本 将治(つつもと しょうじ):上地雄輔
芹沢の中学時代の後輩で幹部の中で唯一の2年。ドレッドヘアー。クラスは2年E組。中学時代は柔道日本選手権にも出たことがあり、柔道技が得意。G.P.Sとの抗争では途中から乱入してきた武装戦線・阪東とタイマンを張ったが、膝蹴りで敗北。続編では鳳仙からの奇襲の際に、漆原からの顔面への膝蹴り8連発などで全治3か月のケガを負わされ、最終決戦には参戦できなかった(筒本役の上地の多忙のせいもあった)。
海老塚中トリオ

(第25期生)
桐島 ヒロミ(きりしま ヒロミ):
大東俊介
あだ名は「ヒロミ」。本作で本城・杉原と共に入学してくる。クラスは3人とも1年F組。伊崎から再三に渡りG.P.S入りを勧められるも、拒み続けた。
本城 俊明(ほんじょう としあき):橋爪遼
あだ名は「ポン」。本作で桐島・杉原と共に入学してくる。常にマスクを付けているのが特徴。
杉原 誠(すぎはら まこと):小柳友
あだ名は「マコ」。本作で桐島・本城と共に入学してくる。原作の『クローズ』では短髪のリーゼントだが、本作では肩につくほどの長髪である(小柳が他の作品と撮影が平行していたために髪を切れなかった)。本作で中学時代の先輩でもある伊崎に「髪切れ」と言われ、その後G.P.Sの勧誘の目的で伊崎が髪を切ったので、続編では短髪のリーゼント。
その他の生徒

(第24期生)
林田 恵(はやしだ めぐみ):
深水元基
鈴蘭2年。通称・リンダマン。鈴蘭史上最強の男との呼び声が高い。鈴蘭制覇には関っていないが「別格」や「怪物」と呼ばれ、その実力は源治や芹沢をも凌駕する。過去にあった出来事が彼を戒めている。最後は源治との一騎討ちで圧倒的な差を見せつける。続編での最後の源治とのタイマンでは腹部にパンチの一撃をくらい初めて膝まづく。クラスは2年C組。原作に比べてより寡黙な性格で無表情である。
鷲尾 郷太(わしお ごうた):波岡一喜
2年生で構成された鷲尾組を率いており、芹沢に挑むも瞬殺される。続編では鈴蘭を退学し、鳳仙に転入する。通称・最怯の転入生。

(第25期生)
亜久津 太(あくつ ふとし):沖原一生
鈴蘭1年。入学式当日に鈴蘭制覇すると断言したが、ヒロミに「スルメ」と呼ばれたことに怒って喧嘩を吹っ掛けて惨敗し、鈴蘭の壁が厚いことを思い知らされる。
三代目武装戦線

(第24期生)パート1のみ登場
阪東 秀人(ばんどう ひでと):
渡辺大

千田 ナオキ(せんだ ナオキ):武田航平

山崎 タツヤ(やまざき タツヤ):鈴木信二

協力者
片桐 拳(かたぎり けん):
やべきょうすけ
劉生会と敵対する矢崎組のチンピラで、鈴蘭OB。入学式の日に芹沢に舎弟をやられた報復に鈴蘭高校に乗り込んできた。源治を芹沢と間違えて復讐にいった(返り討ちにあったが)際に源治と知り合う。実は面倒見のいい性格で、その後は源治の鈴蘭制覇に協力する。小柄で腕力も弱いが男気溢れる憎めない男。源治と関っていくうちに自身も大きなトラブルに巻き込まれてしまう。
逢沢 ルカ(あいざわ ルカ):黒木メイサ
本作のヒロイン[2]。源治いきつけのライブハウスの女性ヴォーカリストであり、実家は八百屋。男勝りな性格でサバサバしているが、傷だらけの源治を気遣ったりするなど根は優しく純粋。終盤では武装戦線になりすました戸梶らに拉致されてしまうが、源治たちに無事助けられる。
牛山(うしやま):松重豊
源治のいきつけのライブハウスで働いている。
警察
黒岩 義信(くろいわ よしのぶ):
塩見三省
刑事。芹沢の天敵。バイクで中央市場を逃げ回る芹沢と、車で店舗を破壊しながらもお構い無しに追い続けるカーチェイスを繰り広げた。最後は芹沢にチキンレースを申し出たがド派手に横転し、敗北。そして血まみれになりながらも鈴蘭のグラウンドにて芹沢を包囲し、確保した。後に片桐拳とも顔見知りであることが判明し、拳と同学年の鈴蘭の頭の仲井の話をしていた。
組関係
滝谷 英雄(たきや ひでお):
岸谷五朗
滝谷源治の父で、劉生会滝谷組の組長。鈴蘭のOBであり、続編ではケンカで源治を子供扱いしていた。源治のことを「ゲン」と呼んでいる。
矢崎 丈治(やざき じょうじ):遠藤憲一
片桐拳の親分で、早秋一家矢崎組の組長。続編では体調を壊しつつある。
前園 康太(まえぞの こうた):辻岡正人
ルカに暴行を働こうと企て、源治・拳とトラブルを引き起こすストリートギャング。
マエダ:山口仁
滝谷組組員。
その他
仲井(なかい)
黒岩と拳の会話の中にのみ登場。拳の世代の鈴蘭で頭を張っていたが、現在は妻と子供のために真面目に働いており、同世代でまともに働いていないのはヤクザをやっている拳だけだと黒岩が話していた。
スタッフ

原作:
高橋ヒロシ

監督:三池崇史

プロデューサー:山本又一朗

企画:濱名一哉

共同プロデューサー:佐谷秀美

アソシエイトプロデューサー:岡田有正、富田敏家、堀之内郁哉

脚本:武藤将吾

撮影:古谷巧

美術:林田裕至

照明:高坂俊秀

録音:石貝洋

編集:掛須秀一長坂智樹

音楽:大坪直樹

音楽プロデューサー:古川ヒロシ

整音:小原善哉

音響効果:柴崎憲治

助監督:西山太郎

制作担当:武石宏登

キャスティング:楠本直樹

スタイリスト:北原哲夫

衣裳:青木しげる

車輌:相馬亭、大山賢徳、佐久間信隆、尾崎建次、中尾正伸、佐藤潤、河野智宏、岸谷佳治

アクションコーディネーター:辻井啓伺、出口正義

CGIプロデューサー:坂美佐子

CGIディレクター:太田垣香織

製作:「クローズZERO」製作委員会(TBS トライストーン・エンタテイメント 東宝 MBS 秋田書店 CBC ハピネット

配給:東宝

上映時間:128分/ビスタビジョン

その他

学校のシーンの撮影は2005年3月をもって廃校となった旧
大阪府立高槻南高等学校で行われた。卒業生など関係者の意向により演出上必要なペインティングなどはペンキを使わずカッティングシートで代用するなど工夫し、完全な形で現状復帰ができるようにして行われた(朝日新聞 2007年11月8日発行の関西版夕刊 「GoGo!ロケ地探検隊」より)。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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