クローサー
Closer
監督マイク・ニコルズ
脚本パトリック・マーバー
『クローサー』(Closer)は2004年製作のアメリカ映画である。マイク・ニコルズ監督。ラブ・ストーリー。世界中でヒットした舞台劇の映画化で、原作を書いたパトリック・マーバーが脚本も担当している。
日本公開時はR15指定であった。 ロンドン。小説家志望のジャーナリスト、ダン(ジュード・ロウ)は、街の交差点で、ニューヨークから単身で来ていたストリッパーのアリス(ナタリー・ポートマン)と出会う。2人はまもなく同棲を始める。 1年半後、アリスをモデルにした小説の出版を控えたダンは、撮影スタジオで出会ったフォトグラファーのアンナ(ジュリア・ロバーツ)に一目惚れする。半年後、ダンのチャット上の悪戯により、アンナと皮膚科専門の医師ラリー(クライヴ・オーウェン)が水族館で出会い、2人は互いに心を通わせ始めた。 4ヵ月後、アンナの写真展の会場で4人が出会う。アンナとラリーは結婚を目前に控えていたが、この日を境にアンナはダンとの密会を重ねていくようになる。1年後、アンナとラリーは結婚していたが、微妙なすれ違いが始まっていた。アリスも、ダンがアンナを愛していることに傷つき、ダンの元から姿を消してしまう。 3ヵ月後、「ジェーン」という名前で再びストリッパーとして働いていたアリスと、ラリーが再会。1ヵ月後、ラリーはアンナとの離婚届にサインする代わりに、最後にもう一度彼女を抱きたいと要求する。アンナはその条件を受け入れ、それを知ったダンは傷つく。アンナとダンの愛は終わった。 1ヵ月後、ダンはラリーの診療所を訪ねる。そこでダンは、アンナがラリーと正式な離婚手続きを踏んでいなかったことを知らされ、ショックを受ける。ラリーは、そんなダンにアリスの居場所を教えるが、同時に自分とアリスが再会した時の関係も仄めかす。ダンとアリスは再会し、また結ばれたものの、真実を知ることに執着したダンに対してアリスの愛は消え、単身ニューヨークへ帰ってしまうのだった。 役名俳優日本語吹替
ストーリー
キャスト
ダン・ウォルフ[注釈 1]ジュード・ロウ内田夕夜
アンナ・キャメロンジュリア・ロバーツ黒谷友香
アリス・エアーズ / ジェーン・ジョーンズナタリー・ポートマン落合るみ
ラリー・グレイクライヴ・オーウェン山寺宏一
税関職員コリン・スティントンをはり万造
タクシー運転手ニック・ホッブス田中一永
その他の日本語吹替:加藤悦子、松浦チエ
その他
クライヴ・オーウェンは舞台版で、ジュード・ロウが演じたダンを演じていた。
ゴールデン・グローブ賞2部門受賞。 最優秀助演男優賞:クライヴ・オーウェン 最優秀助演女優賞:ナタリー・ポートマン
ナタリー・ポートマンはヌードでストリッパー役を演じ切ったが、撮影された裸のシーンの一部は後にカットされた。カットの理由については「エージェントである母親のストップがかかった」「監督の意向により使われなかった」「ポートマン自身が仕上がりに満足出来ず監督にシーン削除を頼み込んだ」などと言われており、真偽は不明である。
挿入歌:Damien Rice/The Blower's Daughter 尚、市販されたDVDには特典映像としてPVが見られる。
キャッチコピー
体を重ねるたび、唇が嘘を重ねる。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 日本語吹替版では「ウルフ」
出典^ a b “Closer (2004)
翻訳 - allcinema
⇒クローサー - KINENOTE
Closer - オールムービー(英語)
Closer - IMDb(英語)
表
話
編
歴
マイク・ニコルズ監督作品
1960年代
バージニア・ウルフなんかこわくない (1966)
卒業 (1967)
1970年代
キャッチ22 (1970)
愛の狩人 (1971)
イルカの日 (1973)
おかしなレディ・キラー (1975)
1980年代
Gilda Live (1980)
シルクウッド (1983)
心みだれて (1986)
ブルースが聞こえる (1988)
ワーキング・ガール (1988)
1990年代
ハリウッドにくちづけ (1990)
心の旅 (1991)
ウルフ (1994)
バードケージ (1996)
パーフェクト・カップル (1998)
2000年代
2999年異性への旅 (2000)