クロユリ団地
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クロユリ団地
監督
中田秀夫
脚本加藤淳也
三宅隆太
製作鳥羽乾二郎
井坂正行
寺田篤
秋元一考
藤岡修
製作総指揮佐藤直樹
榎本善紀
出演者前田敦子
成宮寛貴
勝村政信
西田尚美
田中奏生
高橋昌也
手塚理美
音楽川井憲次
撮影林淳一郎
編集青野直子
製作会社「クロユリ団地」製作委員会
配給松竹
公開 2013年5月18日
上映時間106分
製作国 日本
言語日本語
興行収入10.2億円
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『クロユリ団地』(クロユリだんち)は、2013年5月18日に公開された日本映画で、中田秀夫監督によるホラー作品日活創立100周年記念作品でもあり、前田敦子成宮寛貴が主演を務める。公開に先駆け、同年3月24日に第5回沖縄国際映画祭にて先行上映された。

キャッチコピーは「誰か、僕と遊んで。」「誰から、死ぬ?」。

2013年4月9日から6月25日まで、スピンオフテレビドラマ『クロユリ団地?序章?』が放送されたほか、同年6月3日には『ぱちんこクロユリ団地』のタイトルでパチンコ化された[1]

全国162スクリーンの公開ながら、2013年5月18、19日の初日2日間で興収1億5,342万4,100円、動員11万8,885人になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となった[2]。公開第2週も累計興収は4億1,648万3,900円、累計動員は32万8,785人となり2週連続第1位となった[3]。2014年1月発表の興行収入成績は10.2億円[4]
ストーリー(映画)

二宮明日香は、古ぼけたクロユリ団地に家族で越してきた。介護士の専門学校に通い始めた明日香は、団地内でミノルという少年と知り合った。

隣室から聞こえる目覚まし時計が、止められず鳴り続けることに不審を抱いた明日香は、隣室に立ち入り、老人の遺体を発見した。その後、学校でも老人の幽霊を見るようになる明日香。

老人宅の遺品処理に来た特殊清掃員の笹原は、明日香と知り合い、老人の霊が現れる理由を探った。その過程で、明日香が一人暮らしだと知る笹原。明日香の家族は十数年前に事故死していたのだ。明日香が知り合った団地の少年ミノルも、13年前に悲惨な状況で事故死していた。この団地はミノルの死以来、不審死が多く、老人の霊は、ミノルの怨念の強さを明日香に警告しに現れていたのだ。

家に家族がいないことに気づき、混乱する明日香。家族が亡くなった交通事故は、明日香が行きたがっていた旅行の際に起こった。明日香は自責の念から精神的に混乱し、ミノルの霊に取り憑かれていたのだ。

そんな明日香を助けようと奔走する笹原。笹原にも、自分が起こした交通事故で恋人のひとみを植物状態にした過去があったのだ。

笹原は知り合いの巫女に除霊を依頼し、明日香がミノルの霊を家に上げないよう、泊まりこんだ。

ドアの外に現れたミノルは、笹原の恋人のひとみの姿で話しかけた。ミノルの罠だと知りつつも、思わずドアを開けてしまうと、変わり果てた姿をしたミノルが入り、明日香に迫り来る。それを阻止する笹原を邪魔者と見なしたミノルは笹原をかつて自分が死んだゴミ処理場へと道連れにし、自分と同じ状況に追い込んで焼き殺してしまう。

笹原が身代わりになったことで、明日香の命は救われ、十数年前の事故の後に自分を引き取ってくれた父方の伯父夫婦に再び引き取られることとなった明日香はクロユリ団地を去ることに。しかし明日香の精神は退行し、家族が死ぬ前の幼女に戻っていた。
キャスト

二宮明日香 -
前田敦子(少女期:庭野結芽葉

介護士を目指している女性。家族と一緒にクロユリ団地に引っ越してきたと思われたが、実は自分以外の家族は事故死しており、幻だったことが判明する。


笹原忍 - 成宮寛貴

特殊清掃員の男性。かつて自分が引き起こした事故で婚約者を植物人間状態にしてしまい、彼女の父親から強く恨まれている。


二宮勲 - 勝村政信

明日香の父親。


二宮佐智子 - 西田尚美

明日香の母親。


二宮聡 - 佐藤瑠生亮

明日香の弟。新年度から小学生になる。明日香と一緒にクロユリ団地に引っ越してきたと思われたが、本編の十数年前に家族旅行中の事故ですでに亡くなっていたことが判明する。


二宮武彦 - 並樹史朗

勲の兄で明日香の伯父。


二宮栄子 - 筒井真理子

武彦の兄嫁で明日香の伯母。十数年前の事故で家族を亡くした明日香を引き取ったが、内心では家族を亡くし、自責の念に駆られる明日香のことを不憫に思っていた。笹原の失踪後、再び明日香を引き取ることになったが、明日香の精神は既に破綻し、家族を亡くす前の少女に退行した状態だった。


上間美緒

吉倉あおい

美樹 - 中村朝佳

金本 - 青山草太

明日香の担任。クロユリ団地に引っ越してから様子がおかしくなった明日香を心配し、伯父夫婦の元を訪ねて明日香の過去を知る。


槇村ひとみ - 佐藤めぐみ

笹原の婚約者。かつて笹原が起こした事故で現在は病院に入院しており、植物人間状態にある。好きな花はガーベラ


ひとみの父親 - 岩松了

娘が事故で植物人間状態になって以来、笹原を強く恨み拒絶する。


ひとみの母親 - 朝加真由美

娘が事故で植物人間状態になった後もなお、夫から拒絶される笹原を一人気遣い、優しい振る舞いで接する。


松浦刑事 - 諏訪太朗

石塚 - 柳憂怜

ボランティア主婦 - 岩崎光里・佐久間麻由片岡富枝・土屋美穂子・箱木宏美・大野勢姫・永衣美貴・杉山美由紀

ミノル / 木下稔 - 田中奏生

本編の13年前、友達とかくれんぼをして遊んでいるとき、誤ってクロユリ団地のダストボックスに隠れてしまい、ゴミと一緒に焼却されて死亡する。享年5歳。そのため、成仏できずに事故当時の姿のままで現れる。


篠崎老人 - 高橋昌也

明日香の隣人。


野々村早苗 - 手塚理美

笹原の知り合いの霊媒師。


スタッフ

監督 -
中田秀夫

企画 - 秋元康

脚本 - 加藤淳也三宅隆太

音楽 - 川井憲次

製作総指揮 - 佐藤直樹日活)、榎本善紀(京楽産業.

製作 - 鳥羽乾二郎(日活)、井坂正行(京楽産業.)、寺田篤(電通)、秋元一考(松竹)、藤岡修(ハピネット

エグゼクティブプロデューサー - 由里敬三(日活)

シニアプロデューサー - 石田雄治(日活)、阿比留一彦(電通)

プロデューサー - 田中正(日活)、秋枝正幸(日活撮影所)、末松崇洋(京楽産業.)、野地千秋(松竹)

アソシエイトプロデューサー - 山本章(日活)、鈴木恒夫(秋元康事務所)

撮影 - 林淳一郎

照明 - 中村裕樹

美術 - 矢内京子

録音 - 矢野正人

音響効果 - 柴崎憲治アルカブース

編集 - 青野直子

衣装 - 宮本まさ江

キャスティング - 杉野剛

スクリプター - 川野恵美

VFXスーパーバイザー - 立石勝

助監督 - 佐伯竜一

製作担当 - 星野友紀

アシスタントプロデューサー - 西尾沙織(日活)

企画・製作幹事 - 日活

制作プロダクション - ジャンゴフィルム

「クロユリ団地」製作委員会(日活、京楽産業.、電通、松竹、ハピネット)

配給 - 松竹

テレビドラマ

クロユリ団地?序章?
ジャンル
テレビドラマ
企画秋元康
脚本加藤淳也
三宅隆太
監督中田秀夫(総合監修兼任)
豊島圭介
久保朝洋
三宅隆太
出演者田中奏生
製作
プロデューサー阿比留一彦
田中正
秋枝正幸
制作TBS

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本


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