クロム酸カルシウム
別称C.I.ピグメントイエロー33
カルシウムクロムイエロー
識別情報
CAS登録番号13765-19-0
2710 °C, 2983 K, 4910 °F
水への溶解度4.5 g/100 mL (0℃)
2.25 g/100 mL (20℃)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
クロム酸カルシウム(クロムさんカルシウム、英 Calcium chromate)はカルシウムのクロム酸塩。鮮やかな黄色の粉末で、化学式はCaCrO4で示される。 通常は二水和物の状態で存在し、200℃で無水物となる。酸化性があり、有機物や還元剤と反応する。特にヒドラジンとは爆発的に反応する。ホウ素と混合すると激しく燃焼する。六価クロムの一つであり、日本の毒物及び劇物取締法では劇物に分類されている。ラットを用いた経口投与試験では、半数致死量が108ないし249mg/kgであった[1]。 カルシウムクロメート、カルシウムイエロー、カルシウム黄の名称で黄色の顔料として用いられ、Colour Index Generic NameはPigment Yellow 33である[2]。顔料以外では金属の錆止め処理などにも使われる。以前は溶融塩電池にも使われていたが、近年ではリチウム・硫黄系の電池が主流となり、クロム酸カルシウムは次第に使われなくなってきている。
性質
用途
脚注[脚注の使い方]^ ⇒製品安全データシート(安全衛生情報センター)[リンク切れ]
^ ⇒The Color of Art Pigment Database : Pigment Yellow, PY
表
話
編
歴
カルシウムの化合物
二元化合物
Ca3As2
CaB6
CaBr2
CaC2
CaCl
CaCl2
CaF2
CaH2
CaI2
Ca(N3)2
Ca3N2
CaO
CaO2
CaP
Ca3P2
CaS
CaSe
CaSi
CaSi2
CaTe
三元化合物
Ca(AlO2)2
Ca3(AsO4)2
Ca3(BO3)2
Ca(BrO3)2
Ca(ClO)2
Ca(ClO3)2
Ca(ClO4)2
CaCN2
Ca(CN)2
CaCO3
CaC2O4
CaCrO4
CaCr2O7
Ca(IO3)2
Ca(MnO4)2
Ca(NO2)2
Ca(NO3)2
Ca(OH)2
Ca2P2O7
Ca3(PO4)2
CaSeO4
CaSiO3
CaSO3
CaSO4
CaTiO3
四元・五元化合物
Ca(CH3COO)2
Ca(HCO3)2
Ca(HCOO)2