クロム酸カルシウム
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クロム酸カルシウム

別称C.I.ピグメントイエロー33
カルシウムクロムイエロー
識別情報
CAS登録番号13765-19-0
PubChem26264
EC番号237-66-8
RTECS番号GB2750000
特性
化学式CaCrO4
モル質量156.072 g/mol
外観黄色の粉末
密度3.12 g/cm3
融点

2710 °C, 2983 K, 4910 °F
への溶解度4.5 g/100 mL (0℃)
2.25 g/100 mL (20℃)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

クロム酸カルシウム(クロムさんカルシウム、 Calcium chromate)はカルシウムクロム酸塩。鮮やかな黄色の粉末で、化学式はCaCrO4で示される。
性質

通常は二水和物の状態で存在し、200℃で無水物となる。酸化性があり、有機物や還元剤と反応する。特にヒドラジンとは爆発的に反応する。ホウ素と混合すると激しく燃焼する。六価クロムの一つであり、日本毒物及び劇物取締法では劇物に分類されている。ラットを用いた経口投与試験では、半数致死量が108ないし249mg/kgであった[1]
用途

カルシウムクロメート、カルシウムイエロー、カルシウム黄の名称で黄色顔料として用いられ、Colour Index Generic NameはPigment Yellow 33である[2]。顔料以外では金属の止め処理などにも使われる。以前は溶融塩電池にも使われていたが、近年ではリチウム・硫黄系の電池が主流となり、クロム酸カルシウムは次第に使われなくなってきている。
脚注[脚注の使い方]^製品安全データシート(安全衛生情報センター)[リンク切れ]
^The Color of Art Pigment Database : Pigment Yellow, PY










カルシウムの化合物
二元化合物

Ca3As2

CaB6

CaBr2

CaC2

CaCl

CaCl2

CaF2

CaH2

CaI2

Ca(N3)2

Ca3N2

CaO

CaO2

CaP

Ca3P2

CaS

CaSe

CaSi

CaSi2

CaTe

三元化合物

Ca(AlO2)2

Ca3(AsO4)2

Ca3(BO3)2

Ca(BrO3)2

Ca(ClO)2

Ca(ClO3)2

Ca(ClO4)2

CaCN2

Ca(CN)2

CaCO3

CaC2O4

CaCrO4

CaCr2O7

Ca(IO3)2

Ca(MnO4)2

Ca(NO2)2

Ca(NO3)2

Ca(OH)2

Ca2P2O7

Ca3(PO4)2

CaSeO4

CaSiO3

CaSO3

CaSO4

CaTiO3

四元・五元化合物

Ca(CH3COO)2

Ca(HCO3)2

Ca(HCOO)2


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