クロックワーク・プラネット
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この項目では、榎宮祐・暇奈椿のライトノベルおよびそのアニメ化作品について説明しています。アニメ版の主題歌については「clockwork planet」をご覧ください。

クロックワーク・プラネット


ジャンルSF[1]ファンタジー [2]アクション[2]
小説
著者榎宮祐・暇奈椿
イラスト茨乃
出版社講談社

その他の出版社
東立出版社

レーベル講談社ラノベ文庫
刊行期間2013年4月2日 -
巻数既刊4巻(2015年12月現在)
漫画
原作・原案など榎宮祐・暇奈椿(原作)
茨乃(キャラクター原案)
作画クロ
出版社講談社
掲載誌月刊少年シリウス
レーベルシリウスKC
発表号2013年11月号 - 2018年10月号
発表期間2013年9月26日 - 2018年8月25日
巻数全10巻
アニメ
原作榎宮祐・暇奈椿
監督長澤剛
シリーズ構成杉原研二
キャラクターデザイン島村秀一
メカニックデザイン寺岡賢司
音楽兼松衆中村巴奈重
中野香梨、宝野聡史田渕夏海
アニメーション制作XEBEC
製作クロプラ製作委員会、TBSテレビ
放送局TBSテレビ、BS-TBSほか
放送期間2017年4月7日 - 6月23日
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

『クロックワーク・プラネット』は、榎宮祐・暇奈椿による日本ライトノベル。イラストは茨乃が担当している。講談社ラノベ文庫講談社)より2013年4月から刊行されている。略称は「クロプラ」[3]。著者の1人・暇奈は、本作がデビュー作となる[4]

このライトノベルがすごい!』2014年版にて作品部門ランキング13位、新作部門3位にランクインしている[5]。また、第3回ラノベ好き書店員大賞にて6位を獲得している[6]

メディアミックス展開として、漫画版が『月刊少年シリウス』にて[7]2013年11月号(9月26日発売)から2018年10月号(8月25日発売)まで連載された。日本国外においては、東立出版社台湾)より翻訳版が刊行されている[8]
ストーリー

〈クロックワーク・プラネット〉 - 今から1000年前、地球の寿命が突然発表された。それから100年後、地球は死の星となった。だが、ある人物により、寿命を迎える前に全てのものが歯車によって再現・再構築されたことにより、人類は生存することができていた。しかし、歯車によって人類は生存できている一方で、破綻と延命といった犠牲を強いることが日常となり、人類は1000年もの間、何も変われずにいた。そんな惑星に暮らしている見浦ナオトの家に、ある日突然一つの箱が落下してくる。その箱に入っていたのは一体の自動人形・リューズだった。そして、二つの出逢いによって運命の歯車は回り始める。
登場キャラクター
メインキャラクター
見浦 ナオト(みうら ナオト / Naoto Miura)
- 南條愛乃[9]本作の主人公。糺ノ森高校一年生で、小柄な体格の少年。特徴的な淡いグレーのは、ひねくれた人格を反映しているかのように目つきが悪く、それが周囲に与える印象を悪くしている。筋金入りの機械マニアで、機械以外のものにはまるで興味が無い。中学生になった時に自分でもそれが行き過ぎていることに気付くが、それを見直すどころかむしろ個性だと割り切り、そう自覚してからは自分の趣味を人前で公言するようになった。また、美人の先輩に告白されても、ムーヴメントを一つも搭載していないという理由で断り、人間関係もかなり希薄になっている。これらのことから、現在はクラスメートからいじめを受けながら過ごしている。「異常聴覚」の持ち主で、5キロ以上離れた場所からする足音や、離れたビルの室内で起こっている出来事、兆単位の粒子歯車が噛み合う音など、あらゆる音を正確に聞き分けることが出来る。また、音を聞いただけで正確な人数や場所、歯車の数や歯車の異常個所なども分かってしまう。このため普段はノイズキャンセリング機能の付いたヘッドホンを被っているが、ヘッドホン越しでも普通に会話することが出来る。更に彼の耳は電波の音も捉えることができる。この特異な才能のおかげで、マリーの先祖代々が206年掛かっても直せなかったリューズの故障箇所をたった3時間で直している。両親は三流時計技師だったが、数年前に相次いで他界。兄弟親戚もおらず、現在は区画・京都の隅っこのやや斜めに傾いたおんぼろマンションに暮らし、部屋には両親の仕事道具も利用してナオトが一から作り上げた自動人形も置いてある。趣味で自動人形を作りながら、日々を過ごしていたが、ある日、リューズが収められていたコンテナがナオトの住居に落下してくる。崩壊の危険も顧みず、故障していたリューズを直し、修理を終えた時、住居が崩壊。だが、修理されたリューズのおかげで難を逃れる[10]。リューズを直したことにより、彼女からマスターと認められ、彼女と共に過ごすこととなるが、世界の命運に巻き込まれてゆくこととなる。貴重品を除く財産を失ってしまったため、現在は漫画カフェ難民として漫画喫茶に暮らしている[注 1]
リューズ(RyuZU)
声 - 加隈亜衣[9]地球を全て歯車に作り替えた「Y」が、約1000年前に製造したInitial-Yシリーズの壱番機。206年前に故障し、それ以来、機能停止状態となっていたが、ナオトに直されたことにより再起動する。その後、与えられた至上命令である「付き従うもの(ユアスレイブ)」に従い、修理を施したナオトをマスターとして登録し、彼と行動を共にするようになる。壊れた歯車は「虚数運動機関(イマジナリー・ギア)」を起動するのに必要な部品で、修理されたことにより「虚数時間(デュアル・タイム)」を発動できるようになる。これは自身の体感速度を高速化し、発動中はリューズからすれば数時間の出来事であるが、見ている側はほんの一瞬の出来事のように感じる。そのため、どんな敵でもリューズ以外は一瞬で倒されているように見えている。喋るたびに毒が混ざっているほどの毒舌家。その毒舌っぷりはマリーを超えるほどである。自らをInitial-Yシリーズの中で最弱であると称している。ちなみに懐中時計や腕時計にはゼンマイを巻き上げたり、時間を合わせるための竜頭(りゅうず)というツマミがある。
マリー・ベル・ブレゲ(Marie Bell Breguet)
声 - 大西沙織[9]毒舌家。「国境なき技師団」の後援者の五大企業の一つであるブレゲ社の社長令嬢でもある。複数の有名大学首席で卒業した才女であり、在学中に歴代最年少の13歳で、世界に2億人いる時計技師の頂点である第1級時計技師になった。父親、姉も世界一の時計技師と言われている。人前ではかなり強気に出るが、誰もいない場所になると普通の少女に戻る。また、正義感がとても強い。当初は国境なき技師団の一員として、区画京都の修理のため来日するが、軍の姿勢に違和感を感じ、独自に調査していくと京都をパージする計画を知る。マリー自身は最後まで修理を試みるつもりであったが、技師団上層部と軍が手を組んで計画を知る彼女を追放。打つ手がなく諦めかけた時、修理されたリューズとナオトに出会う。そこで彼らと情報交換し、共に修理に向かう。二人の協力もあり、区画の修理とパージの阻止に成功する。この出来事から、ナオトを巻き込み、夢でもある時計仕掛けの惑星の設計図の再現を目指すことを決意。現在は京都計画的パージ未遂事件の際に謀殺されたことにして、身分を抹消。マエリベル・ハルターとしてナオトと同じクラスに転入する。
ヴァイネイ・ハルター(Vainney Halter)
声 - 松田健一郎[9]第2級時計技師。


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