クロエ・オブライエン
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クロエ・オブライエン (: Chloe O'Brian) とは、アメリカテレビドラマシリーズ「24 -TWENTY FOUR-」に登場する架空の人物である。演じるのはメアリー・リン・ライスカブ[1][2]。日本での吹き替え声優林真里花
人物
プロフィール

CTUロサンゼルス支局(シーズン6まで)・FBIワシントン支局(シーズン7)・CTUニューヨーク支局(シーズン8)に勤める上級分析官。CTUでのアクセスレベルは、夫のモリスと同じレベル6。

非常に優秀な情報処理能力を持ち[3]、歴代の通信部門スタッフの中でも屈指の能力を有している。ただし、特定の専門分野においては彼女以上の能力を持っているメンバーは存在しており、たとえば夫のモリスは「暗号解析」のプロフェッショナルであり、クロエでは数十分から数時間かかる暗号解析をわずか1-2分程度で終わらせている。

シーズン3から登場[4]。当初から「最高の分析官」だとされていたものの、CTU支部長からの評価は低く「オブライエンなど、ミシェルの代わりにはならない」と酷評されていたが、シーズンを重ねるうちにスタッフからの信頼を得るようになっていく。

シーズン7の時点では、CTU・FBIなどにおいて「情報処理に関する技術セミナー」を行ったという設定になっており、ロスにおいてはかなり名の知られた技術者となっている。

配属されている通信部門は内勤であるため、任務のほとんどの時間をコンピューターの前で過ごしており、実地任務を担当することは稀である。ただし、シーズン4およびシーズン5では、M4A1(ライフル)やグロック19(拳銃)を器用に操っている。

シーズン8では、大統領救出に失敗し解任された支部長のヘイスティングスから、CTU臨時支部長(代理)にも任命された。
性格と言動

物事をネガティブに解釈する気難しい性格で、人付き合いを苦手にしている。周りの空気が読めず、余計な言動で周囲を不快にする事がしばしばあり、シニカルな役柄といえる[5][6]

登場当初はプレッシャーに押し潰されそうだったが、シリーズを重ねるごとに頼もしい大人の女性へと成長した[7][8]
対人関係
ジャック・バウアーとの関係

深い信頼と友情を抱く。誰が正しい判断をしているかを見極め、時に上司の命令を無視して捜査を行うジャック・バウアーを、的確で高速な情報処理でフォローする。恋愛感情はお互いに持っていないようである。
モリス・オブライエンとの関係

離婚していたが後に復縁し、シーズン6の最後に息子プレスコットをもうける。互いに分かり合っているが、口論も多く、軽口を叩いて後悔することが多い。
経歴

カリフォルニア州立大学デービス校にて、情報科学修士号を取得。

シーズン3から登場し、その後シーズン6までの間に、CTUロス支局の情報部門全体を管理する立場となる。

CTUワシントン / ボルチモア支局 捜査官[9]

CTUロサンゼルス支局 工作部門アシスタント[9]

CTUロサンゼルス支局 情報部門チーフ・アシスタント

CTUロサンゼルス支局 情報部門チーフ

IDコード CTU 99A-12


CTUニューヨーク支部長臨時代理

作中での活躍
シーズン3

最初のころは他の同僚の人間といろいろなトラブルがあり、その上チェイスの赤ん坊を預かっているために、かなり慌ただしかった。その上途中でジャックに犯人と誤解されたりもするが、後半で、CTUのシステムにニーナが仕掛けたワームを駆除することに成功したことで、ジャックやトニーをはじめとしたCTUのスタッフから大きな信頼を得る。
シーズン4

序盤、大学時代の友人であるアンドリュー・ペイジから、ネット上で偶然発見した核攻撃の暗号を伝えられる。クロエはそれを支部長のドリスコルに伝えたが無視され、国防長官の連絡役としてCTUを訪れたジャックに話す。ジャックはアンドリューと駅で合流するはずだったが、その情報を手に入れたテロリスト側に先を越される。アンドリューを殺される直前まで助けなかったジャックを憎むが、ジャックの説得でその後も独断でジャックをサポート。しかしドリスコルにそれが発覚、規則違反として退職させられる。

その後しばらく自宅にいたが、ドリスコルが娘の死により精神不安定になり、代わりにミシェルが支部長として呼ばれた後、彼女の依頼[10]を受けてCTUに戻る。さらにミシェルのサポートとして現れたブキャナンから、彼氏が核ミサイルの件でかかわっているという女性の自宅に現場捜査官として出向くよう命令を受ける。しかし、待ち伏せしていたテロリストに襲撃され、護衛は二人とも射殺される。クロエと女性は装甲車に逃げ込み、クロエはライフルを取り出しテロリストに反撃、難を逃れる。

終盤、中国大使館を襲撃した件でジャックを暗殺しに来たシークレット・サービスからジャックを守るべく、トニー、ミシェルとともにジャックの偽装死に荷担する[11]
シーズン5

冒頭、自宅にてデイビッド・パーマー元大統領が射殺されたことを知る。CTUへの出勤途上、ミシェルとトニーも自動車爆破で襲われたことをエドガーからの電話で知る。その瞬間、ジャックの偽装死を知る者が狙われていると悟り、逃走。追っ手から逃れた後、潜伏中のジャックに助けを求める。ジャックと合流後は、パーマー暗殺の真相を探るために行動するが、クロエは現場で拘束。CTUに送還後、ブキャナンの判断[12]で任務に復帰する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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