クレイ・トンプソン
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クレイ・トンプソン
Klay Thompson
ゴールデンステート・ウォリアーズでのトンプソン(2016年)
ゴールデンステート・ウォリアーズ  No.11
ポジションSG
シュート右
基本情報
愛称Game 6 Klay
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1990-02-08) 1990年2月8日(34歳)
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス
身長198cm (6 ft 6 in)
体重98kg (216 lb)
ウィングスパン206cm  (6 ft 9 in)[1]
キャリア情報
高校サンタ・マルガリータ・カソリック高校
大学ワシントン州立大学
NBAドラフト2011年 / 1巡目 / 全体11位[1]
ゴールデンステート・ウォリアーズから指名
プロ選手期間2011?現在
経歴
2011-ゴールデンステート・ウォリアーズ
受賞歴


NBAチャンピオン (2015, 2017, 2018, 2022)

NBAオールスター (2015-2019)

オールNBAサードチーム (2015, 2016)

NBAオールディフェンシブセカンドチーム (2019)

フリースロー成功率1位 (2024)

NBAスリーポイントコンテスト優勝 (2016)

NBAオールルーキーファーストチーム (2012)

2× オールPac-10ファーストチーム (2010, 2011)

No.1 ワシントン州立大学永久欠番

Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国 2014-

獲得メダル

アメリカ合衆国
オリンピック
2016 リオデジャネイロ
FIBAバスケットボール・ワールドカップ
2014 スペイン


クレイ・アレクサンダー・トンプソン(Klay Alexander Thompson, 1990年2月8日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のプロバスケットボール選手。NBAゴールデンステート・ウォリアーズに所属している。ポジションはシューティングガード。NBA史上最高のシューターの1人として名高く[3][4]、1クォーターにおける最多得点記録と、1試合における最多3ポイント成功記録を保持している。これまでにウォリアーズで4回のNBAチャンピオン、5回のNBAオールスター選出、2回のオールNBAサードチーム、1回のNBAオールディフェンシブセカンドチームに選ばれている。
学生時代

高校時代から頭角を現していたトンプソンを巡ってミシガン大学ノートルダム大学コロラド大学などがリクルート合戦を繰り広げていた。そんな中トンプソンは1年生から試合に出られる可能性が高いワシントン州立大学を選んだ。1年生時には全33試合に先発出場し、PAC-10のオールフレッシュマンチームに選ばれた。

2年生時にチームは、アラスカ州アンカレッジで行われたグレートアラスカシュートアウトで43点を記録して最優秀選手に選ばれた。この年トンプソンはカンファレンス2位の平均19.6得点を記録し、カンファレンスファーストチームに選ばれた[5]2011年2月のトンプソン

3年生時にも平均21.6得点を記録しカンファレンスファーストチームに選ばれた。また、PAC-10トーナメントでは8本の3ポイントシュートを含む43得点を記録した。この年記録した733得点は大学記録となっている[6]。しかし、レギュラーシーズン終盤に大麻の不法所持で逮捕され、大学側から出場停止処分を下されたため最終戦に出場できなかった[7]
NBAキャリア
ゴールデンステート・ウォリアーズ
キャリア初期

2011年ゴールデンステート・ウォリアーズから1巡目11位で指名された[8]。因みに当時10位指名権を持っていたミルウォーキー・バックスや、サンアントニオ・スパーズもトンプソンを狙っていたと言われている[9]2012年10月のウォリアーズでのトンプソン

12-13シーズンライジングスターズ・チャレンジに選出された。
2014-15シーズン2015年のワシントン・ウィザーズ戦でマルチン・ゴルタットと対戦するトンプソン

2014-15シーズン開幕前にはミネソタ・ティンバーウルブズケビン・ラブを含んだ複数トレードの交渉がされたが、スティーブ・カーHCとアドバイザーのジェリー・ウェストが猛反対したため交渉は決裂し、開幕後に4年7000万ドルの延長契約を結んだ。2015年1月23日のサクラメント・キングス戦では、第3クォーターに37点を記録し、それまで単一クォーターの内で多く点を取ったカーメロ・アンソニーを4点抜きNBA最多得点を樹立。スコアラーとして大きく成長し、個人成績としては平均21.7得点、2.9アシスト、3.2リバウンド3P成功率43.9%を記録した。このシーズンは、チームメイトのステフィン・カリーと共にチームを牽引し、2014-15シーズンはNBA最高勝率となる67勝15敗へとチームを導くと共に、自身初となるオールNBAチーム3rdチームに選出された。その勢いはプレーオフに入っても止まることを知らず、随所で効果的なビッグショットを沈め、ウォリアーズの1975年以来のNBAチャンピオンに大きく貢献した。また父マイカル・トンプソンロサンゼルス・レイカーズ時代にNBAチャンピオンになっている。これはNBA史上4組目の親子チャンピオンである。
2015-16シーズン2016年のワシントン・ウィザーズ戦でジャレッド・ダドリーにブロックを試みるトンプソン

2015-16シーズンもチームは前シーズンを超えるスピードで勝利を重ねていく。トンプソン自身も調子が良く、オールスターファン投票ではガード部門4位の55万票を獲得し2年連続のNBAオールスターゲーム出場を果たす。NBAオールスターウィークエンドの3Pコンテストに出場したトンプソンはチームメイトのステフィン・カリーと共に決勝ラウンドに出場。決勝ラウンドでは去年カリーが打ち立てた27点を自らが叩き出し優勝を果たした。翌日のオールスターではリザーブとして出場。21分の出場で3ポイントシュート3/10の9得点というなかなか満足の出来ないスコアで終わった。また彼は最終的に当時キャリアハイとなる276本のスリーをシーズンで沈めた。この記録はステフィンカリーの402本に次ぎシーズン2位の記録である。

プレーオフでのウェスタンカンファレンスファイナルvsオクラホマシティ・サンダー戦第6試合で、11本の3ポイントシュートを成功させNBAプレーオフ1試合における3ポイントシュート成功数の新記録を樹立。プレーオフキャリアハイの合計41点を叩き出しチームを勝利に導いた。NBAファイナルではレギュラーシーズンやプレーオフに比べ精彩を欠き、クリーブランド・キャバリアーズの前に敗れ連覇はならなかった。

2016年夏、リオデジャネイロオリンピックアメリカ代表に選出され、金メダルを獲得した。
2016-17シーズン

2016-17シーズンのプレシーズンの好調ぶりから一転し開幕数試合では1本も3Pシュートが入らない日が続くなど好不調の波が非常に激しく、前季自己平均を大きく下回る得点とシュート成功率だった。その後徐々に盛り返しつつある中、ボストン・セルティックスへトレードされるのではという噂が流れ出したりもした。12月5日のインディアナ・ペイサーズ戦では自己最多の60得点を記録[10]ケビン・デュラントの加入で成績が落ちるのではないかと言われていたが、結果的にはキャリアハイの平均22.3得点、3ポイント成功数では4年連続2位を記録しレギュラーシーズンを終えた。

プレーオフに入ってから自身の得点は下がったもののマッチアップの得点を大きく下げ、特にNBAファイナル、対クリーブランド・キャバリアーズ戦での執拗なディフェンスが非常に評価された。シリーズを4勝1敗で制し、2度目のNBAチャンピオンに輝いた。

シーズンオフには以前から契約しているシューズブランドのANTAと10年8000万ドルで契約を延長した[11]。また、オフの移籍で騒がれたポール・ジョージカイリー・アービングとのトレードをそれぞれインディアナ・ペイサーズクリーブランド・キャバリアーズから持ちかけられたが、ウォリアーズ側は断固拒否の姿勢をみせ破談となった。
2017-18シーズン

2017-18シーズン2017年10月29日に行われたデトロイト・ピストンズ戦で29得点を記録した。チームは107-115で敗れたが、トンプソンはこの試合でフランチャイズ史上11人目の通算9000得点を達成した[12]2018年1月12日に行われたミルウォーキー・バックス戦で昨季2016年12月11日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦から続いていたレギュラーシーズンの連続3ポイント成功試合記録が95で途絶えた。この試合でトンプソンは2本の3ポイントシュートを放ったが、1本も決まらなかった。しかし、95試合連続成功という記録はチームメイトであるステフィン・カリーの157試合、カイル・コーバーの127試合に次ぐ歴代3位の記録となった[13][14]。2018年2月18日に行われるNBAオールスターゲームに出場することが発表された[15]。2月22日に行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦で19得点を記録、チーム史上10人目となる通算10000得点を達成した。試合はウォリアーズが134-127で勝利した[16]。3月9日に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦で今季の3Pシュート成功数200本に到達した。これによりチームメイトであるステフィン・カリーに次いでNBA史上2人目となる1シーズンの3P成功数200本を異なる6度のシーズンで達成した選手となった[17]


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